どうでもいい話がむず痒いのよ

2016-05-31 22:44:06 | 日記
 小学校でも中学校でも、世間話ができなかったんです。
 よくあるような話が。「いい天気ですね」とか。
 そんな話をしていると、だんだん魂か抜けたみたいになって
 具合まで悪くなって。

 高校のとき、それが最もひどくて
 「もう、生きていてもしょうがない」と思うくらい
 世の中に参加できなくなってしまったんです。

 (吉本ばなな)




こんばんにゃ。
ばなな氏の心境にとても共感しちゃう、ナウでヤングだった元少女です。

ワタシも、どうでもいい世間話がすこぶる苦手なタチで
親との会話すらできなかったクチなんだよな。

子供の頃、晩ごはんとか家族団らんの時間に
「今日、小学校でどんなことがあった?」と親から聞かれても
「いや、別に・・・何も・・・」としか答えてなかったところ

(ワタシとしては、別に他意はなく
 「今日一日の出来事の中で、別段誰かに話すに値するような
  大した出来事は起こってないし」
 と判断して、普通に回答していただけなのですが)

親の方がブチ切れて
「何であんたはいつもそうなのっっ!!(ToT)」と
泣きながら怒り出したことがあり

「そうか。子どもは親に対して、どんなにどうでもいいことでも
 とにかく何か(イコール、世間話)を
 話さないといけないものなのか!」

と、幼心に衝撃を受け、重荷を感じた記憶があります。




今でこそ、世間様と多少は折り合いをつけることができるようになり
「今日はいい天気ですね~♪(笑顔)」なんて
わざわざ口に出すほどの意味もない、情報量ゼロの会話を
臆面もなく操れるようになりましたが

やっぱいまだに、世間話は苦手です。




なぜ今さらこんなことを言い出したかというと
今日は、久しぶりに
「20歳も年下の子たちと、ビジネスの場において、膝を交えて語り合う」
という場があり、いろいろ思うところがあったのですよ。

世間ずれしていない、不器用な若者たちと
世間ずれしたけど、いまだ不器用な先輩とで
素敵なコラボレーションタイムでした。

彼ら彼女らの、あまりのぎこちなさぶりが痛々しく
(一応こちとら、いくら不器用とはいえ、大先輩なので)
何とか若者たちの緊張を解いてあげたいと思い
どんな不器用さんでもキャッチボールがしやすいような
トークの球を軽く軽く何度も何度も投げるのですが

まぁ、盛り上がらないこと、盛り上がらないこと。。。(~_~;)苦笑




もちろん、誰が悪いわけでもないし
無理に緊張を解く必要もないし
世間話が盛り上がればいいというものでもないので
別にいいのですが

世間話キャッチボールを
投げられる側から投げる側になり、早数十年、

採用部に所属していた頃には(苦笑)で済んでいたものが
業務も立場も変わって、誰に義理立てする必要もなくなり
ますますワガママになってる身からすると
強く、純粋に、強く、思うのです。

世間話、うっぜーっっ!!!(゜∀゜)

(↑自分から振っといてひどいwww)




ビジネスの場であれば、世間話とか余計な前ふりはすっとばして
いきなりビジネスの話から切り込んでいく方が
ワタシはリラックスできるのですが、他の人はどうなのかしらね。

今日だって、徹頭徹尾、ビジネスの話だけしてた方が
お互いにリラックスできていたのでないかと
少々反省しております。

世間話神話とか、雑談力信仰とか、とっとこ卒業した方がよいのかどうか
それこそ、世間に聞いてみたいもんだわ。
コメント
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