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認知症の老人患者に登録制の名札を

2021年08月18日 | 雑学知識
画像提供:knsw0805 さん

登録制の名札をつけるべき
 いま、認知症患者の徘徊が社会問題になっています。
自治体にもよると思いますが、highdy の自宅近くの防災無線では1週間に1回位の割合で、行方不明迷い人情報提供を呼びかけています。偉力は絶大ですぐに見つかります。そして、発見されると協力御礼の放送があります。流石に深夜にしませんが、翌朝早々に放送があります。(スピーカーがすぐ近くにあるので、大音量で困ります。)
いつも放送が夜になったり遅くなるのは、本人を特定する特徴(体形・身長・髪型・着衣、靴・自転車・バッグなどの所持品)の特定調査に時間がかかるためです。
幼稚園児のような大きなものは、家族・親戚も迷惑でしょうが、以下のようなQRコードによるもの衣服につけておけば、気づいた方がお声がけしたり、警察などに通報するにもよいと思います。

 スマホで読んでみてください。
どちらも実在のカードではありません。

名前など個人情報が都合が悪ければ、自転車の防犯登録のように、登録番号にして病院や警察に連絡すれば、個人を特定できるシステムIC チップによるGPSシステムでも良いと思います。自治体の条例を改正すれば、すぐに実行できます。
但し、装着に当たっては厳しい制限も必要で、① 医師の診断レベル、② 家族や後見人の希望、③ 自治体の要望、④「徘徊」して警察のお世話になったことのある人、等々、いろんな条件を付けるべきでしょう。



認知症予備軍
  日本の総人口は1億3,000万人足らずですが、高齢化社会になってしまったいま、10人に1人、少なくとも1,000万人認知症予備軍」と言われています。
認知症のタイプには、大きく分けて以下のように、
 ① アルツハイマー型認知症 50%
 ② レビー小体型認知症 20%
 ③ 脳血管性認知症(まだら認知症、俗にいう「まだらボケ」を含む)15%
 ④ その他(前頭側頭型認知症など)15%
の4種があります。前の3つをもって「三大認知症」と言います。
注意したいのは、認知症とは、何かの病気によって起こる症状や状態の総称を意味します
老化(加齢)による「もの忘れ」と「認知症」は基本的に異なります。


主な認知症の特徴
① アルツハイマー型認知症
  老化により脳の神経細胞が「海馬」を中心に死滅し、脳内に空洞ができてしまうものです。女性に多いタイプです。
② レビー小体型認知症
  レビー小体という特殊なものができることにより、神経細胞死滅してしまうもので、男性にやや多いタイプと言われています。
③ 脳血管性認知症
  脳梗塞や脳内出血などが原因になって、脳の血液の循環不良脳細胞が(え)してしまうことにより発症するもので、男性に多いタイプです。

現在は、殆どの認知症は基本的に治らないと言われています。が、一部の認知症は手術で治るものもあります。一方で、最近発表された治療薬ADUHELMなどにより、進行を止めたり、治る可能性も見えてきました。
加齢による「もの忘れ」は、経(体)験の一部を忘れたり、ヒントがあれば思い出します。しかし、 アルツハイマー型では、経(体)験全部をそっくり忘れ、新しいことは記憶できなくなり、ヒントがあっても思い出せないという決定的な違いがあります。且つ、後者の場合は、時間や場所の認識が混乱していて問題を起こします。






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