中華包丁の重みと日本刀のような切れ味の恐ろしくよく切れる刃ものを用意します。
ああそこだけはそっと見ないで置きたかったまさにそこ、に刃をあて重みですっと切り開く。
灰色のもやのようなものが霧散する。
せめてこれだけはと取っておいた飾りものも素敵な服も全部捨てて(捨てられて)
どんどん私は小さくなる。
もう小さい茶色い子犬くらい。
そんな風にしないとだめなんですかね。
したくてやってるわけじゃないんだけど
まあ、仕方ないです。
中華包丁の重みと日本刀のような切れ味の恐ろしくよく切れる刃ものを用意します。
ああそこだけはそっと見ないで置きたかったまさにそこ、に刃をあて重みですっと切り開く。
灰色のもやのようなものが霧散する。
せめてこれだけはと取っておいた飾りものも素敵な服も全部捨てて(捨てられて)
どんどん私は小さくなる。
もう小さい茶色い子犬くらい。
そんな風にしないとだめなんですかね。
したくてやってるわけじゃないんだけど
まあ、仕方ないです。
自分のいたらなさ
ずっと間違っていたこと
暑い日のにわか雨みたいに
よけず
払わず
静かに打たれる
味わう
かみしめる
受け入れる
つらいつらい
つらい
つらい
つら
あ
楽になった
それはきっと
認める、ということのちから
ずるずると夢を引きずったまま可愛い電車に乗る。
今朝は夜明け前に屋根を歩き回る音で目が覚めた。
涼を求めて近くにいた娘が超常現象?というからそんなわけないでしょう動物だよと返す。
濃い夢の中から急に浮上して気持ちがざわざわする、眠れない果てに、またうとうとして夢をみる。
高速の恒星間エレベーター
なにかの仲間たち
猫が捕まえたヒナ
屋根の上の親鳥
(ヒナたちは首尾よく返却)
鳥や猫の世話をする人たち
ハーブ油の風呂
超常現象を知らせる犬と守る人
半身はそちらに置いてあるまま電車にゆられ車窓から海を見る
(斜め前の人が同じシャツを着ている)
これは夢ではない
そういうことが
そういうことが
そういうことが
ほんとにおもしろくない?
自分の至らなさがいろいろ見えて自己嫌悪
「私なんてはなくそみたいなもんじゃない?」
って言ったら
いまだかつてないくらいこどもたちに大受けして
ゲラゲラ笑ってもらえたので
すっかり気をよくして
すごく気分がよくなった