みたび、ソウゾウノゾウ

なるか、三度目の正直。

芦別岳(1726m)[単72]

2018-06-23 | 山単
新道コース

05:40|登山口
07:45|半面山
09:10|芦別岳
10:10|芦別岳
11:05|半面山
12:50|登山口

登り 3時間30分
下り 2時間40分

(ゆ) 占冠 湯の沢温泉 「森の四季」



シカ除けゲート


呻吟(しんぎん)坂 序曲


ノビネチドリ


ミツバオウレン


半面山山頂にて


ミズバショウ


ショウジョウバカマ


チシマザクラ


雲峰山から見る芦別岳山頂


オオバキスミレ


南富良野を代表する名品「ほっかいどうバタじゃが」


ツクモグサ


中央奥に崕山


ツマトリソウ


ジンヨウイチヤクソウ


なんとアクセスのいい山だろう!
山道に入ることなく車を降り、道路を渡った向かいが登山口(シカ除けゲート)だった。

しばし急な坂道が続き、登って、登って、さらに登ったあたりで「呻吟坂 序曲」の標識が!!
「序曲」というのはこれまでを振り返って?
いや、普通に考えたらこれからのこと?
辞書を引けば、「呻吟」とは「苦しんで呻くこと」だそう。
その先もとにかくきつ~い登りが続いて吐きそうだった。
(後の雪渓も手伝って、翌朝は久しぶりにしんどい筋肉痛だった)

半面山を越えると雪渓が出てきた。
登りはルート探しにやや手間取ったが、下りは一気に駆け降りることができて便利だった。
登山届にはこの雪渓のために引き返した人もいたようだし、後続のパーティも苦戦を強いられたとのことだった。

山頂に到着し、目当てのツクモグサと旧道のお花畑に向かおうとしたところ、立っていられないくらいの強風襲来。
雲峰山を越えた頃から嫌な予感はしていたが、新道側と違って旧道側はすさまじかった。
この時期でもまだ咲いているツクモグサをいくつか見つけたが、どれも吹き荒ぶ強風で踊り狂っていた。
なんとか風がおさまらないかと1時間粘ったが、何をしたわけでもないのに頭が痛く全身だるくなってきた。
今週は毎日のように風が強かったが、きっとこのあたりはもっとすさまじかったことだろう。
花はたくましい。こんな環境で生きていけるなんて。
本当はチョウノスケソウの群落を探したかったのだが、残念ながら歓迎されているようではなかったので、退散することにした。
ツクモグサに会えたし、なにより、山頂から先々週の崕山を眺めることができたので満足だった。

雲峰山まで戻り、振り返って見た山頂は打って変わって真っ暗だった。
その後どんどん山は暗くなり、風は強まり、ついには雨も降ってきた。
雨足が一番強まったときにはもう樹林下まで下っていて、そこでしばし雨宿りをした。

こうして考えると、あの強風は山の神様の仕業なのかもしれない。
あれがなければ確実に風雨にさらされていたことだろう。

ありがたやありがたやと思いつつ、次なる山に思いを馳せるのであった。

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