おおさか佳巨 街頭演説のブログ

減価する地域通貨ですべての改革

1年半後の参議院選挙は超低投票率となる

2005年12月19日 13時16分22秒 | Weblog
自民、公明両党は13日、参院選での1票の格差是正策について、選挙区定数を「4増4減」する公職選挙法改正案を、来年1月の通常国会冒頭に提出する方針を固めた。

扇千景参院議長の諮問機関「参院改革協議会」(座長・片山自民党参院幹事長)では、年内の与野党合意を目指して協議してきたが、与党と民主党との溝が埋まらず、16日の次回協議会で合意できる見通しが立たなくなったためだ。

改革協議会に設置された専門委員会は10月、栃木、群馬両選挙区の定数を2ずつ減らし、東京、千葉の両選挙区の定数を2ずつ増やす「4増4減案」(是正後の格差4・76倍=2004年9月の有権者数で計算)を有力意見とする報告書をまとめた。

●栃木4→2
●群馬4→2
●千葉4→6
●東京8→10


 これに対し、民主党は、格差が4倍未満に収まるよう鳥取と島根を一つの選挙区とする「合区案」(同3・88倍)を主張している。共産、社民両党は与党案に同調する見通しだ。

●鳥取2●島根2→合区4

鳥取と島根は徐々に崩れてきているとはいえ、自民党以外の政党は話にならない選挙区。
当然、民主・共産・社民はここを合わせて一つの選挙区にして、下位ですべりこみたいと考える。
小選挙区制度こそが改革だとぬかしている民主党ですら、そのありさまだ。
結局、自分たちの都合のいいように選挙を勝とうというわけだ。

改革協議会の報告でいくと、次の参議院選挙は

●栃木1
●群馬1
●千葉3
●東京5
となる。もはや群馬で自民党が二議席独占することはできなくなったからだろう。

栃木は自民と民主でやや自民が有利。
千葉は自民・民主・公明で指定席となる。
東京は自民・民主・公明・共産に加えて、民主がもう一つとるか無所属・諸派が奪いあうことになろう。
社民の5位すべりこみはない。

定数が決まった時点でほぼ当選者が決まってしまうような選挙が次回行われると私はみている。

なぜなら次回の2007年参議院選挙は12年に1回くる亥年選挙だからだ。

この亥年には4月に統一地方選挙が行われ、7月に参議院選挙が行われる。

4月には意外性のある知事選挙になったりするが、その3ヵ月後の参議院選挙は超低投票率となるのがこれまでのパターン。

なぜなら、4月の時点で自分の選挙を終えている地方議員たちは、7月の参議院選挙でまともに動かないのである。

したがって組織力の強い政党が有利ということになる。

前回で言うと1995年で、このとき自民・共産と、公明を含んでいる新進党が躍進している。投票率もきわめて低く、盛り上がっていない。その3ヶ月前には青島幸男や横山ノックが知事として当選していて、あとのまつり気分であった。

その前の1983年も、私の生まれた1971年も参議院選挙の投票率が著しく低かった。

組織力ではるかに下回るわが党が、この参議院選挙にデビュー参戦するのは考え物ですよ。総裁。

http://heiwatou.jp

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