おおさか佳巨 街頭演説のブログ

減価する地域通貨ですべての改革

なぜ国民新党に参加しづらいか

2005年08月23日 14時26分33秒 | Weblog
自民党広島県議の石橋良三氏(57)は23日午前、同県庁で記者会見し、衆院広島3区から無所属で出馬する意向を表明、この後、県議会に辞職届を提出した。同選挙区で自民党は前職の河合克行氏の公認を決定している。
 石橋氏は会見で、国民新党の亀井静香元建設相(広島6区)から同党参加を要請されたものの、後援会内に慎重論が強く、見合わせたことを明らかにした。また、郵政民営化について「党内のコンセンサスが得られていない。拙速だ」と小泉純一郎首相の手法を批判した。

ここでも、国民新党でやるべきなのに、やれない人がいる。

旧来の自民党が国民新党であるから、その地域の自民党員たちは国民新党には踏み出せないだろう。

時間がたてば、徐々に国民新党に入ってくるかもしれないが、いきなりのことであるのでなかなか難しい。

旧来の発想の人たちが新党という考えにはなかなかいけないだろう。

国民新党の戦略としては次のことがあげられる。

●新党日本と連携し、自公政権か民主政権かのキャスティングボードを握る

●郵政民営化に反対することを条件に連立政権を組む

これがシナリオである。
今のところ圧倒的に自公側が有利である。
亀井氏は、まだまだ心優しいから、自公側が郵政民営化を骨抜きにするなりすれば小泉首相は飲むだろうと踏んでいる可能性がある。

民主と連立政権を組めば確実に郵政民営化はつぶせる。だが、民主党は選挙に大敗するだろう。

ではキャスティングボードを握れるかどうかについて考えてみたい。

国民新党・新党日本は小選挙区選出前議員はわずかに四名である。
このうち小林こうき氏は危うい。滝実氏も危うい。
いけそうなのは綿貫代表と亀井氏である。
比例区はどうかというと、多めに見積もって

北海道1
東北 2
北関東2
南関東1
東京 0
北陸信2
東海 2
近畿 2
中国 2
四国 1
九州 2

比例区は合計で16議席。これはなかなかの健闘ぶりとした場合だ。
小選挙区との合計で18議席である。

最低の場合はどうか。この場合は小選挙区での全滅が考えられる。
さらに比例区は
北海道0
東北 1
北関東0
南関東0
東京 0
北信越1
東海 1
近畿 1
中国 1
四国 0
九州 1
ということで6人くらいは当選するのではないかと思う。
なにしろ前例がないので全く読めない選挙となっている。

小選挙区では自民党の圧勝。
比例代表では民主党は大幅に減らし、国民新党や新党日本がある程度の得票をするだろう。この郵政民営化反対二党は社民党の議席を上回ると思う。

国民新党や新党日本は農村部での支持を得なければならないが、そのためには
地元議員の行動が必要だ。
しかし、その前衆議院議員の人たちが躊躇しているため、国民新党が比例区で議席をとるまでにいたらない。

それから、国民新党は「郵政民営化反対」や「小泉憎し」の旗印はやめて、
思いやりのある政治を全面にうちだすべきである。
「義理と人情を大切にする」など、今の日本に忘れられた部分について
スポットを当てた方が良い。

今のままでは改革に逆行するというマイナス面ばかりが強調されている。

民主党は小泉内閣と同じ理念を持ちながら反対しているためこういう手法は
使えないが、国民新党ならばできることである。

「改革には良い改革と悪い改革」があると綿貫代表は述べているが
国民新党は良い改革を示していない。そこが問題だ。

人間の心の部分を深く突っ込んでいけば、公明党の議席を上回ることくらいは
できるかもしれない。

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新党日本田中康夫代表の考え

2005年08月23日 13時59分52秒 | Weblog
新党日本代表の田中康夫・長野県知事は、衆院選で掲げる政策について「集った我々が同意できる点に関しては、具体的に示していく」と述べ、財政健全化などを盛り込む考えを示した。

さらに「選挙後も代表を務める」ことを明らかにした。

知事職との兼務について田中知事は「両立は無論、可能。県民の皆様がお認めくださる限り、私は長野県知事であり続ける」とする一方、「県民が『兼務はできない』というのであれば、県民が行動で示されるということ。それが民主主義だ」と述べた。


私は、田中知事が政党の党首になることについて、何の異論も無い。外国では知事や市長が党首をやっているし、それは政治活動の自由である。
激務の知事職を兼ねながらできるわけがないというが、それは政治家であるならば
みなそうだ。

そのために代表代行や副代表を置いたのだろう。

そのかわりに必ず次の知事選挙では新党日本公認で出てもらわなければならない。
知事選挙に落ちて、国政に出ようという逃げ道も残しているのではないかと私は推測する。

私はハッキリいって、以前から田中知事は大嫌いである。

公共事業の談合的体質にメスを入れたのは評価しよう。

神戸の空港建設反対運動も私も一緒に参加していたし、賛同しよう。

だが、世論迎合的な、あとから理屈をつけた、そういう部分が嫌いである。

この人は喧嘩が弱い。戦い方が甘いし、筋が通っていない。

なによりも心が無い。形を優先している。

このまま消えるだろうとみている。

しかし、それは負けではない。彼は21世紀初頭に必要な政治家だったのだ。

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