前略、ハイドン先生

没後200年を迎えたハイドン先生にお便りしています。
皆様からのお便り、コメントもお待ちしています。
(一服ざる)

J.S.バッハ『マタイ受難曲』(BWV244bに基づく単一合唱版)

2019-03-09 22:52:37 | クラシック音楽
バッハ大先生の『マタイ受難曲』(BWV244bに基づく単一合唱版)を
聴いてきました。
単一合唱版は世界初演だそうです。


ヨハネス・カントーレス第14回演奏会

合唱・管弦楽:ヨハネス・カントーレス
指揮・アルト:青木洋也
福音史家:松原友
イエス:藤井大輔
ソプラノ:藤崎美苗、金成佳枝
アルト:高橋ちはる
テノール:石川洋人
バス:黒田祐貴

ウェスレアン・ホーリネス淀橋教会




通常の『マタイ受難曲』は、
2組のオーケストラ、2組の四声部合唱で演奏されますが、
今回は、初期稿を精査し、また当時の演奏者の人数も考慮に入れた
一つの試みとしての「単一合唱・単一オーケストラ」での演奏です。

パンフレットには、その辺りの研究過程が詳しく載っていますが、
難しいので詳細は割愛します。
(「根源形の復元」というべきではないと書かれています)


実のところ、普段『マタイ受難曲』を聴いているときに、
2組のオケ・合唱を意識してるわけではありません。

ただ、最初の合唱の部分など、いつも聴きなれている響きとは
ちょっと違う感じがしました。
(2組の方が立体感があるような気が・・・)


昨年の、C.P.E.バッハ『ヨハネ受難曲』と同様、
指揮の青木洋也さんは、女声部ソロ(アルト)を熱唱。
これがまたうまい!

結構、大柄のイケメンなのですが、
オケを指揮しつつ、客席側を振り返って朗々と(女声で)歌う様は、
ちょっとした"スペクタクル"です。
この光景だけでも毎年見たい!


何はともあれ『マタイ受難曲』。今年2回目。

復活祭前のこの時期には、教会などで沢山『受難曲』が
演奏されていることがわかったので、毎年楽しみです。