前略、ハイドン先生

没後200年を迎えたハイドン先生にお便りしています。
皆様からのお便り、コメントもお待ちしています。
(一服ざる)

教会探訪【File.088】:神田キリスト教会(日本聖公会)

2024-03-20 12:35:58 | 教会など
都内近郊にある色々な教会を観て回っています。
旅行先でも観光地だけでなく、その地の教会を訪れたりしています。
それぞれに歴史と個性がありますね。

整理と備忘録を兼ねてアップしていこうと思います。

★聖堂内は「祈りの場」なので
 信者の方々の邪魔にならないよう
 可能な場合のみ撮影しています。


◆神田キリスト教会(日本聖公会)
住所:東京都千代田区外神田
創立:1991年



秋葉原駅から徒歩5分程度のところにあります。
人の往来が多くて遠景からの写真は撮れませんでした。



礼拝堂です。
装飾がないせいか何となく近未来感がありますね。



祭壇はアール・デコ風のデザインでしょうか。



入口上方に大きなパイプオルガンがありました。
埋め込まれているように見えます。
オランダ・ライル兄弟オルガン製作所(1997年)



左右の壁には小さくでてシンプルなデザインのステンドグラス。
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教会探訪【File.087】:浅草橋教会(ウェスレアン・ホーリネス教団)

2024-03-18 22:06:40 | 教会など
都内近郊にある色々な教会を観て回っています。
旅行先でも観光地だけでなく、その地の教会を訪れたりしています。
それぞれに歴史と個性がありますね。

整理と備忘録を兼ねてアップしていこうと思います。

★聖堂内は「祈りの場」なので
 信者の方々の邪魔にならないよう
 可能な場合のみ撮影しています。


◆浅草橋教会(ウェスレアン・ホーリネス教団)
住所:東京都台東区柳橋
創立:1985年



こちらはプロテスタントの教会になります。
新宿にある淀橋教会と同じ教団ですね。



礼拝堂です。
正面の壁にうっすらと十字架が浮かびあがっています。
天井のライトは十二使徒を表しているのでしょうか。



立派なパイプオルガンがありました。



階段の踊り場に綺麗なステンドグラスがありました。
三浦啓子さんというガラスアーティストの作品だそうです。
中央の透明なガラスは岩のように盛り上がっています。
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教会探訪【File.086】:カトリック浅草教会

2024-03-17 11:04:48 | 教会など
都内近郊にある色々な教会を観て回っています。
旅行先でも観光地だけでなく、その地の教会を訪れたりしています。
それぞれに歴史と個性がありますね。

整理と備忘録を兼ねてアップしていこうと思います。

★聖堂内は「祈りの場」なので
 信者の方々の邪魔にならないよう
 可能な場合のみ撮影しています。


◆カトリック浅草教会(教会堂名:聖パウロ)
住所:東京都台東区浅草橋
創立:1987年



現在の聖堂が完成したのは1987年ですが、最初にこの地に教会が建ったのは1877年とのことです。
築地教会の次、東京で二番目に建てられた教会です)



聖堂です。
正面に大きな窓があり、とても明るいです。
柱の上も窓になっており、天井からも柔らかい光が差し込んできます。
なんというか、端正でとてもカッコいい聖堂ですね。



聖櫃の後ろの幕が紫色なのは四旬節だからでしょうか。
時期によって色が変わるのかもしれません。



聖堂正面のステンドグラスです。二階から撮りました。
「誕生・十字架の死・復活」
(ジャック・グリュベール工房1929年製作)



聖パウロ像



聖ペトロ像



聖母子像



庭のルルド



久しぶりの教会探訪でしたが、歴史ある美しい教会でした。
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ゴルトベルク変奏曲:ファジル・サイ

2024-02-23 19:59:26 | ゴルトベルク変奏曲
ファジル・サイ(Fazil Say)が弾くゴルトベルク変奏曲を聴きました。



トルコ出身のファジル・サイは
いわゆる有名なチャイコフスキー・コンクール、ショパン・コンクールなどで
優勝、入賞して華々しくデビューという感じではありません。
(ニューヨーク・ヤング・コンサート・アーティスト国際オーディションで優勝、らしいですが)

コンクール出身でない場合
若い頃からすでに"神童"、"天才"と呼ばれてデビューしている方もいます。
また一方で、"奇才(鬼才)"などという惹句がついて紹介される方もいます。

ゴルトベルク変奏曲つながりでいうと
グレン・グールドは"神童"として子供の頃から演奏活動を行いつつ
レコードデビュー以降は、その独特な演奏スタイルから"奇才"とも呼ばれていましたね。


私がファジル・サイの名前を知ったのは、ストラヴィンスキー「春の祭典」(ピアノ・ソロ版)です。
(聴いてはいません)
「春の祭典」はアシュケナージとガブリーロフによるピアノ・デュオ版はかなり愛聴していましたが
そもそも4管編成の大オーケストラ用の曲を、さらに一人で?と思いましたが、なんと多重録音!
まあ"奇才(鬼才)"といわれるのも当然かと。

最初に聴いたグールドの印象が強すぎるせいか、他のピアニストの演奏はあまり聴いていません。
また聴いても愛聴するまでにはなりませんでした。
ですので、塚谷水無子さんの「ブゾーニ編曲版」は"例外"でした。


前置きが長くなりましたが、ファジル・サイ盤『ゴルトベルク変奏曲』は
実は(予想に反して)全ての繰り返しを行っているので、聴くのを躊躇っていました。

前半はかなり軽快なタッチで、しかもジャズのような即興的雰囲気もあり楽しいのですが
すべて繰り返しの76分はやはり飽きてくる。
正直ちょっと期待外れでした。
ところどころ、変わった強弱のつけ方やリズム、声部の強調は、おっと思うのですが・・・
(特に第20変奏など出だしの部分はまるで違う曲のよう)

ピアノによるゴルトベルク変奏曲は、楽しさ、面白さがないときついですね。
だからどうしても編曲版に手が出てしまう・・・


こうしてみると、グールドのピアノによる演奏が
曲全体として統一感を持たせるというアプローチは"画期的"である一方で
いかにスムーズに各変奏が連なっていくか、いかに聴き易いかが改めて分かりました。
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映画 『ゴジラ-1.0』

2023-12-31 16:11:49 | 舞台・映画など
ゴジラ生誕70周年記念作品『ゴジラ-1.0』を観てきました。
ゴジラならばやはり銀座近辺で・・・ということでTOHOシネマズ日比谷で。



監督/脚本:山崎貴
出演者:
神木隆之介
浜辺美波
山田裕貴
青木崇高
吉岡秀隆
安藤サクラ
佐々木蔵之介
上映時間:125分

日米共に絶賛の嵐ですが、噂に違わず大変面白かったです。

妻は巨大な乗り物(船や飛行機等)が好きで、戦艦名やその来歴などは私よりも詳しく
重巡洋艦「高雄」や駆逐艦「雪風」について(上映後に)熱く語ってくれました。
特に田中美央(たなかみおう)さんが演じた「雪風」の元艦長・堀田辰雄が
五代目艦長・寺内正道氏にそっくりだ興奮?していました。


「雪風」元艦長・堀田辰雄を演じる田中美央さん


気になった?ところといえば、主人公で元特攻隊員・敷島を演じた神木隆之介さんと
機雷除去用の特設掃海艇「新生丸」の見習い乗組員・水島四郎役の山田裕貴さんの関係です。
水島は若かったため戦争には行っていない設定ですが、神木さんが童顔なので
山田さんが年下に見えないんですよね。実際、山田さんの方が年上ですし。

あと、特設掃海艇「新生丸」艇長・秋津淸治役の佐々木蔵之介さんが、
まんま「佐々木蔵之介さん」だったこと。

まあ些細なことで、最後まで少しもダレることなく観られました。
近年の日本映画に顕著なウェットな人間ドラマやオーバーな演技は苦手なのですが
本作では全く気になりませんでした。途中二度ほど落涙。


2016年の「シン・ゴジラ」は、現代の日本で(ゴジラに象徴される)「核兵器による戦争」が起きたら?
という設定での"リアル"なシミュレーションだったと思います。

一方本作は、すでに多くの日本人にとって"リアルではない"戦後が舞台です。
第二次世界大戦は(当たり前ですが)記録映像やドキュメンタリー作品、実際に戦争を経験した方々の
証言などによってしか知りません。
(勿論「戦争」そのものは今でも世界各地で起こっていますが)

ですから「戦争」について軽々しく語ることはできません。
でもこのような形で「戦争(の恐怖や悲惨さ)」に触れることも決して悪いことではないのだと思います。
例えそれが戦争を経験していない人たちが作った「(娯楽)映画」だったとしても。


映画のラスト
海の中に崩れ落ちていくゴジラに向かって「海神作戦」を決行した元海軍士官たちが敬礼をしますが
この敬礼の意味についてはいろいろと考察されています。
ノベライズでは「ゴジラも核実験の被害者である」という気持ちの表れと書かれているようですが。

ただこの映画は、主人公・敷島をはじめとして「生きて帰ってきた」が故の苦悩の物語であり
「(自分の)戦争がまだ終わっていない」者たちの物語です。
やはり最後の敬礼は、ようやく「戦争を終えることができた」者たちが
(ゴジラも含めて)戦争の犠牲となった全ての人々に対して行った"鎮魂の儀式"だったと思います。




モノクロ映像版となる『ゴジラ-1.0/C』も観に行こうと思います。
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