感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

岡山市北区田益で浴室まわりの痛んだ土台の取替え施工

2014-05-30 21:06:15 | 住宅リフォーム工事物語
週末の金曜日も晴天に恵まれた岡山・倉敷。

今日は昨日までと布陣が変わり、「まっちゃん」が来月から某ゼネコンさんからの依頼で始まる倉敷市内で増築工事を行う工事現場へ杭の位置出し作業に借り出されます。

「しんちゃん」も津高→玉野→南区と今日も現場が詰まっている状態。

そんな訳で今朝は事務仕事に一区切りつけた後に、「小野くん」が担当してくれている岡山市北区田益のお宅でのリフォーム工事現場へ向います。

今日は古い浴室を解体して始めて解った、土台の水腐れに依る土台の取替えの作業がメイン。

実は「解体して解った」とは書いていますが、実は当初の調査時に薄々気がついていたのが事実。

しかし、被害は想像以上、浴室に囲まれた4本の土台の内、3本が相当の損傷ということで早速、現地で取替え作業。

この手の作業も色々な工夫をしているのですが、それらはブログでは語れない当社の企業秘密。

夕方には無事に損傷した土台に柱も取替え完了、ついでに躯体の補強も併せて施工しておきました。

一旦、家に手を入れさせてもらえば、そのお宅は当社の想いがたくさん詰まった宝箱、20年、30年程度で揺らぐような想いではありません。

それに合わせた施工を心がけておりますので、リフォーム完了から先30年以上使ってもらえる浴室であり続ける事をお約束します。

躯体の補強工事も終われば週明けに予定されているユニットバス設置へ向けての造作工事。

これは明日に持ち越しとなりそうですが、約束の日までには浴室が使えるように段取りよく作業を進めていかねば・・・

写真は私が土台の仕口加工をしている所を撮影してもらったもの・・・

数ヶ月ぶりの大工仕事に私の体は一日で疲労困憊、それでも楽しいと疲れも忘れるのか?大工を始めて20年、やはり木材に触れている時間は本当に楽しいひと時なのです。

木造建築での家づくりの現場は自分にとっては、とにかくおもしろい。

同じような造りでも、全く同じ家はなく、 同じようなものはあっても全く同じリフォームもない。

そして、その場、その場で使われている木材の材種も違えば・・・痛み具合も、年季の入り方も各現場でバラバラ。

世界に全く同じ節目で、同じ癖のある木材がないのは当然、だからこそ、技術が必要であり、魂を込める意味がある。

自然の理を超越しようと思えば、安易な気持ちでは決して成せない木造建築での大工仕事。

男が一生をかける本当の価値が其処にはあります。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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