感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

岡山市北区の某施設さんで内装リニューアル工事スタート

2014-03-15 22:29:34 | 家づくり職人物語
週末の土曜日も晴天に恵まれた倉敷市。

今朝も大工さんたちは各々の担当する現場へ出動していきます。

そんな中、私は本日からスタートする岡山市北区の某施設さんの内装リフォーム工事現場へ出動。

今回は食堂・渡り廊下の天井塗装がメインの作業。

現場では塗装工事にあたって養生を行なう塗装屋さんに、電気屋さんが照明器具などを撤去する作業からスタート。

こちらの施設さんでは月に二回の土曜休業日という事で貴重な一日だけに少しでも多く作業を進めたいのは塗装屋さんに限らず私も同じ。

出だしがスムーズだと後が楽なのは今回の工事に限らず、建築工事現場では常勝の法則。

そんな大事なスタートだと皆で気を引き締め取り組んでいきます。

一応、無事にスタートが切れた事を確認した後に私は本日、竣工を向かえる総社市総社での増改築現場へ向かいます。

去年の始め頃から話が進み約一年、本当に今日の日を迎えれた事が感慨深く感じます。

工事は今年の正月明けから、雨の日も雪の日もコツコツと大工の「まっちゃん」を筆頭に多くの協力業者の職人さんたちと手を取合い進めてきた工事物語。

今日のブログでは内容を多くを書きませんが、お客様、本当にお世話になりました。又、この竣工からが本当のお客さんと私たちのお付き合いの始まりと末永く宜しくお願いします。

さて、そんな引渡しも終わり午後からは大工の「小野くん」と合流して再度、岡山市北区の某施設さんを訪問。

午後からは塗装工事の終わった場所から器具、備品の復旧や渡り廊下などの養生などをお手伝い。

夕方には電気屋さんに美装屋さんと仲間たちが駆けつけてくれ綺麗に塗装された室内をクリーニング。

予定の終了時間からは30分ほどオーバーしましたが、何とか目標の工事範囲まで進められた事は塗装職人さんたちのおかげ。

写真は総社市の井上塗装の井上社長が渡り廊下の天井を塗装してくれている所。

普段は余り、仕事をする姿を見ることはありませんが流石は技術を一番の売りに経営される塗装店の社長で塗装の精度も然ることながら仕事も早く、正に職人の代名詞とも言える彼。

年齢こそ私より少し若いのですが、その塗装する後ろ姿に彼の修行時代の苦労が見え隠れします。

誰よりも多くの失敗をしてきたからこそ覚えた技術は生涯決して忘れる事はない職人の宝。

塗装工事は毎週、土曜と変則な工程ですが4月中頃までの土曜日限定。その数日で施設の方々が少しでも私たちの事を覚えてもらえれば・・・

そして天井を見上げた時に思い出される存在に成れればと、懸命に白い塗料に自分を乗せて作業する彼の姿が印象的でした。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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