感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

「3K」と呼ばれた建築業だからこそ他の業界にはない感動と幸せが・・・

2012-11-13 20:29:42 | 家づくり職人物語
今朝は大工の「しんちゃん」と一緒に岡山市北区の某マンションへベランダのパーテーションの修理に向います。

このベランダの戸境に設置しているパーテーションはお隣とのプライバシーの確保の役割と共に火災などの発生時に暮らす人が比較的簡単に壊して非難できるように設計されています。

蹴破り戸とも呼ばれ簡単に壊せるように5~6mmほどのケイカル板に塗装されたものが一般的。

大人の人なら蹴り込めば簡単に壊せる筈ですが、壊れるように設計されているので台風などの影響などでも必要以上の力が加われば壊れてしまうのです。

今回はこの割れたケイカル板の取替えが主な工事ではありましたが、アルミ枠と躯体との接合部分のボルトなどの緩みも増し締めして工事完了。

午後からは、久しぶりに戻ってきた倉敷市玉島でのファースの家新築現場。

こちらでは内装屋さんが工事完了目前という事で壁紙の貼られた明るい室内で作業や片付けに励んでくれていました。

外装の方も塗装工事が進んでおり2人の若い塗装職人さんが懸命に作業を進めてくれ来週早々には予定通り外部足場も撤去できそうですね。

朝からこちらの現場で作業に取り組んでくれていた大工の「まっちゃん」が車庫部分の壁張りの作業に励んでくれていました。

こちらの車庫の壁も先のパーティションと同様にケイカル板を張っていくのですが、こちらは先のパーテーションとは全くの逆で簡単に壊れる訳にはいきません。

その為に割れないようにキチンと組んだ下地の上に一枚、一枚丁寧に張りつけてくれています。

写真はそのケイカル板を切断する「まっちゃん」の姿ですが、とても良い笑顔を見せてくれる事は一緒に仕事をしている私には本当にありがたい事。

何をするにしても笑顔で物事に取組める事は本当に素晴らしい事で、人が嬉しい時、楽しい時などに見せてくれる「笑顔」は幸せの証でも・・・

数年前に流行った言葉「3K」の代表格とも言える建築業ですが必ずしも「きつい」、「汚い」、「危険」な訳ではありません。

自身の仕事に対しての気持の持ち方がそう思わせるのか?

志を高く持ち、お互いが協力しながら毎日を真剣にそして真面目にコツコツと取組めば、建築業だからこそ見えてくる幸せや感動が必ずある筈です。

だからこそ私たちと共に「家づくり」に励む仲間はいつも笑顔を見せてくれるのです。

明日もこちらの現場では笑顔で家づくりに取組む多くの職人さんたちの姿が見れる事でしょう。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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