山の頂から

やさしい風

幸せな女(ひと)

2010-10-10 23:54:12 | Weblog
  夕方、60代後半位の女性が漬物を買った。
釣銭を財布にしまいながら1枚の新聞紙を取り出し、
「ちょっと話を聞いてくれ」と言った。
新聞は【公明新聞】であった。8月25日付けのそれを翳しながら、
「現在一番働いている政党は公明党だ!」と言う。
: ド素人の民主党に任せているから日本が駄目なんだ。
  と細木さんも言っているよ。
  だから選挙になったら是非、公明党を応援してくれ~~
そう言いいながら早口でまくしたてた。
「貴女は創価学会員なのね」と問うと、黙って頷いた。
: あ~ら、大丈夫じゃない、数十万人の学会員が応援しているんでしょ!?
  それに、もうすぐ民主党とも連立するのでは??
すると彼女は、そんな話は聞いてないと少し気色ばんで応えた。
「貴女に何も話さなくても、お偉いさん達は手を結んでいるわよ、きっと!!」
せっかく買って貰った漬物を返却されないように気遣いながら、
店先で押し問答することを憚った。
政策面で連携することはあるけれど・・・と、グダグダ喋り続ける女性を、
どうにか御引き取り願って、その後ろ姿に「幸せな人だわ」と溜息をついた。

 政策面ねぇ・・・外国人参政権の付与や人権擁護法、いわゆる闇法案だわ。
まったく、政教分離も何もあったもんじゃない。
恐らく彼女は髪振り乱し、行く先々であんな風にまくしたてるに違いない。
自民党や民主党、公明党、共産党、それよりも私は今、
頂いた美味しい【かりん糖】をあと少し食べるべきか否かが問題なのだ。

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