ある日、新潟で

【New-Lagoon Days】-αで描く新潟の光-

Eマウント誕生10周年

2020-10-01 | デジタル写真生活

SONYのレンズマウント規格「Eマウント」が、今年で誕生10周年になるのだそうで。
初代【NEX-5】から使用しているので、記念にちょっと自分とEマウントの歴史を書く。

まだ10年しか経っていないのですね。もっと経っているようで、自分の写真歴を考えればそんなもんなんでしょう。
俺の写真歴はEマウント前は、Aマウントで1年くらいと、その前にコンデジで4年くらい遊んでいたくらいです。トータル15年くらいか。


【NEX-5】
コレが発売される前に数日先行して【NEX-3】が発売されているので、正式な「第1号機」はそちらになるのでしょうけど、
自分の初Eマウント機はコレ。
NEXは「New E-mount eXperience」の意。読み方は「エヌイーエックス」で、よく「ネックス」と誤解される。


当時、メインで使用していた【α700】(Aマウント)との大きさが違い過ぎて、
これからの時代、大きいセンサーを積んでもこんなに小さなカメラになっていくんだ!と衝撃を受けた。
【α700】があったので、驚きつつも買うつもりなんてなかったのだけれど、
ちょうど当時の職場の職員旅行で、飛行機に乗って大阪・奈良に行くことになって、【α700】の大きさに途方に暮れ、
「そういえば今度発売される、小さいカメラがあるじゃないか!」
などと思ってしまい、初めて発売前のカメラを予約して購入した。
手元に来て、改めてその小ささに衝撃を受ける。
でもおかげで、なかなか行くことが難しい大阪・奈良を、きれいに残すことができた。


改めて10年前の自分のブログを読み返してみると、【NEX-5】とあちこち行っていた。
あれもこれもみんな【NEX-5】だったのか~という程。
完全にベタ惚れであった。【α700】の出番、あっという間に奪われる。
ボディの型番も擦り切れてほぼ消えてしまった。
故障らしい故障もなかったのだけど、モニターを持ち上げると接触が悪いのか、表示が乱れる。
【NEX-5】の小さいことはいいことだけど、大きなボディと重量、ボタンの多さにもメリットがあるということも学んだ。
とにかく操作性が悪い。ファームウェアの更新で多少改善してきたりしたけど。
まぁ使っているうちに慣れたけど。悪かったら慣れりゃいいのよ。

この後、【NEX-7】とのEマウント2台体制になる。


そして、SONYから「NEXシリーズ」の終了が発表される。現在はα5xxxおよびα6xxxの4桁機がNEXの後継にあたる。
そんな!大好きなNEXが終了だなんて!と衝撃を受ける。
で、「NEXシリーズ」の最後のカメラである【NEX-5T】を、
「俺がお迎えしなくて、誰がお迎えするのだ!」という変な使命感に目覚めてしまい導入。まぁほぼ底値だったけど。
現在も好調に活躍中。
ボディだけで良かったのだけれど、タイミング悪くボディのみが売り切れてしまい、仕方なくレンズキットを買ったのだけど、
【E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS】はなんだかんだ便利です。
【NEX-5】に付いているのは初代キット標準ズームの【E18-55mm F3.5-5.6 OSS】

ファインダー(EVF)が無くて不便と感じることもあるけれど、このコンパクトさは10年経ってもやっぱりステキです。
SONYさん、そろそろ5100の後継も考えてくれないかなぁ。5xxx系は完全に放置されてますからね。


【NEX-7】と【α7 II】
先日まで(といっても引退させて1年くらいになる)愛用していた【NEX-7】は、結果的にNEXの最上位機でした。

Eマウントが始まった当時から、フルサイズセンサーが載るかもなんてウワサはあったけど、本当にフルサイズ化しましたね。
そして、ちょっと頑張れば手が届く価格設定だったことから、【α7】を導入しました。
その後、手振れ補正が内蔵された【α7 II】が発表になり、2度目の発売日予約購入。
ちょっと頑張っただけでは手が届きそうになかったので、俺も将来はフルサイズに完全移行かなーと考えて、
あまり使っていなかったレンズや、資金になりそうなAPS-C用レンズを売却して、購入資金に充てました。
この一連のフルサイズへの流れを、俺の中では「フルサイズショック」と名付けています。

第三世代からは、もうどう頑張っても手が届かない価格設定になってしまったので、フルサイズやめました。
もともと俺には「10万円規定」なる「10万円以下の機材しか導入しない」という自分ルールがあるのです。
フルサイズを導入した時に数年だけ、最低限のシステムを組むのに必要な分だけという特例で活動しましたが、
今はその規定を順守しています。10万円て、その倍はいるだろ?と思われますよね。
まったくその通りで、昨今の高価格帯路線には辟易しております。それもやめる理由でしたが。


【α7】+【Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS】で撮った上高地、【α7 II】+【Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS】で撮った富士登山は、どちらもフルサイズで良かったと思えましたが、
やはり、俺にとっては大きすぎ、重すぎるようで。ボディとレンズ1本なら全然余裕なのですが、
標準に広角に望遠に……と一通りをカメラバッグに入れて歩いていると、なにこの苦行……と思うことが多くなり、
ここから「APS-C回帰」が始まります。そして今に至る。
どれだけボディがcompactになったとしても、結局、システムが重いのがフルサイズですね。
標準ズームが沈胴化したところで、交換レンズを複数持ったら変わらないと思います。
あ、でも【C】はデザインは好きですよ。【NEX-7】好きとしては待ってたスタイルです。
操作性悪そうだけど。


シンボルカラーであるシナバーで縁取られたマウントはフルサイズEの証。
カッコいいと思っていたのですが【C】では控えめになってしまいました。今後はそういう方針でしょうか。

今のところフルサイズのボディとレンズは手放してはいないので、まだしばらくは使うつもりです。
ズームレンズを何本も、という使い方はしませんけど。
サブ的に単焦点1本持っていくスタイルが定着しました。


現在、メインで運用しているEマウント機、【α6500】と【NEX-5T】
【α6500】は昨年、導入したばかりですし、【NEX-5T】は年季入ってきてますけど、代わるものがないのでまだまだ使います。

やはり自分にとっては【NEX-5】を手にした時の衝撃が、理想形なのだと思います。
コンパクトで高画質。
それを叶えてくれるのが「Eマウント」ですね。
ここまでデジタル写真を楽しんでこれたのも、手元にいつも置いていても苦にならない「Eマウント」機があったからだと思います。
これからも「Eマウント」の益々の発展と拡充を楽しみにしています。

Eマウント誕生10周年、おめでとうございます!!


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