北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

東日本大震災自衛隊災害派遣部隊、陸海空28400名が派遣中

2011-07-04 23:19:40 | 防災・災害派遣

◆災害派遣は陸自主体へ転換も海空派遣は継続

 前回の時点で派遣部隊は43000名、先々週の時点では58000名、災害派遣は復興ではなく復旧が任務、復旧作業は四カ月を目前に目途がつきつつある模様。

Img_7886  先週掲載した通り、7月1日を以て東日本大震災災害派遣統合部隊の任務完了が決定し防衛大臣より部隊解散が命じられました。こうして災害派遣は海上自衛隊、航空自衛隊の任務がほぼ完了した事となり、陸上自衛隊が主体となって実施されることとなります。現時点では陸上自衛隊19500名、海上自衛隊1900名、航空自衛隊6900名と航空機270機、艦船6隻が独自の指揮のもとで任務中です。

Img_6259  東北方面隊の君塚総監は、自衛隊による災害派遣活動に置いて捜索活動、救難活動、医療支援活動、給水支援活動は終了したものの、今後については給食支援や入浴支援等の活動継続し当面の間被災者支援を継続する方針を本日の記者会見で表明、史上最大の災害派遣任務は当面継続される模様です。そうはいうものの自衛隊の規模から考えるに28400名の規模は大きく、派遣規模は必要に応じ削減されてゆく事でしょう。

Img_7400  今年度も自衛隊記念日行事は実施が決定、航空自衛隊による航空観閲式が百里基地において実施されるとのことです。個人的には今年度は松島基地を拠点として行い、式典会場は仙台駅前、上空での編隊飛行のみで実施しては、と思うのですがね。今後の防疫を怠り伝染病の予想を超える規模での発生や宮城県沖地震などが発生しなければ、この頃には恐らく災害派遣任務は完了しているだろう、と考えます。順次日常へと戻る事はとても大切なことだと考えるのですがどうでしょうか。

北大路機関:はるな

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

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