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陸上自衛隊久居駐屯地祭 航空自衛隊白山分屯基地祭 速報

2007-04-22 22:22:45 | 陸上自衛隊 駐屯地祭

■駐屯地祭・分屯基地祭

 本日は、三重県内の二つの自衛隊関連行事を観覧した。陸上自衛隊の駐屯地祭、そして航空自衛隊の分屯基地祭は行事日程が大きく異なっており、二つの行事を一度に観覧することも不可能ではないようだ。

Img_9270  近鉄久居駅に隣接し、三重県津市久居新町に所在する陸上自衛隊久居駐屯地は、第十師団隷下の第33普通科連隊を中心とする部隊が駐屯している。久居駐屯地では、本日、久居駐屯地創設55周年記念行事が行われた。

Img_9129_1  第33普通科連隊は、中部方面隊にあって、もっとも初期に軽装甲機動車の配備を受けた部隊であり、同時に、伊勢湾を睨む東南海地震震源区域を警備区に有することもあり、先週発生した三重県内の地震や第10師団管区内において生起した先日の能登半島沖地震など、自然災害に対する対応能力も期待される部隊である。

Img_9186_1  式典は、駐屯地に隣接するグラウンド(訓練場)において開催され、部隊整列、指揮官巡閲、指揮官訓示、来賓祝辞、観閲行進、音楽演奏、訓練展示、野外装備品展示という流れで進められた。また、ホークミサイルやOH-1など第10師団の装備品以外のものも展示され、見学者の目を楽しませた。

Img_9483  訓練展示は、災害派遣を想定した内容であり、会場にトラックを利用した二箇所の想定倒壊家屋、一台の大破自動車を置き、情報収集から部隊進出、障害除去、人命救助、復旧施設構築などの流れを展示した。想定される被害に対してどこまでの対応能力を有するかは未知数ながら、自治体と公的機関の連携という必要性の認識から全てが始まることを考えれば、意味のある訓練展示である。

Img_9604  こうして、訓練展示までを観覧した後、同じ三重県津市、白山町にある航空自衛隊白山分屯基地へ移動する。今回も、いつもお世話になっているTさんの車輌に便乗させてもらえることとなった。ありがとうございました。

Img_9581  白山分屯基地には、第四高射群第14高射隊のペトリオットミサイルが配備されている。本日は、白山分屯基地開庁35周年記念行事ということで、一般公開が為されていた。しかし、同じ津市の久居駐屯地から直線距離で20kmほどあるとのことで、到着した時刻は1345時をまわっていた。

Img_9401_1  会場には、第14高射隊のペトリオットミサイルの他、基地警備用の小銃や個人用装備などに加え、小松基地より展開した基地防空隊のVADSや短SAM,更には久居駐屯地より展開した第33普通科連隊の軽装甲機動車などが展示されていた。

Img_9601  幸いというか、航空機の飛行展示は1400~1410時ということで、飛行展示の内容はヘリコプターのフライパスというものではあるが、その様子を撮影することが出来た。毎度の事ながら、当日は雨天が予想され、最初に木曽川を越えた際にはかなりの雨量があったものの、近鉄に乗り換えて後、木曽川を越えた際には天候が持ち直し、曇りではあるものの、撮影に支障が無かったのは幸いであった。

 最後に、本日、お世話になりました、T様、C.ジョニー様、ありがとうございました。

HARUNA

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

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2 コメント

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気になった情報を幾つか。 (スザク)
2007-04-26 11:51:15
気になった情報を幾つか。

 米空軍の最新鋭戦闘機F22ラプターを日本へ輸出する案が空軍内部で検討され、有力になりつつあると、空軍関係専門紙が18日までに伝えた。
機密性の極めて高い先端軍事技術が多用された軍用機で、これまで他国と共有することには否定的だったが、日米同盟関係の緊密さを優先させる判断に基づく方針転換とみられる。ただし、巨額のコストなど課題は多く、日本側が受け入れるかどうかを含めて今後の曲折が予想される。
http://www.asahi.com/international/update/0220/001.html

 米メディアが「日本が米国の最新型戦闘機F22の100機導入を推進している」と報じたのを受け、韓国軍当局は真相の把握に乗り出し、中国も神経質になるなど、波紋が広がっている。韓国の軍事専門家は「現実的に見て、日本は2015年以降にF22の本格的な導入が可能とみられる。20年までに韓国空軍の戦力を増強する計画は、日本がF22を多数保有する状況を想定しておらず、早急に対策を立て直す必要がある」と指摘している。
http://www.chosunonline.com/article/20070423000030

【嘉手納】米空軍嘉手納基地に放射能測定の特殊な機能を持った電子情報偵察機RC135Uが3月中旬から飛来していたことが25日、確認された。同機は米国ネブラスカ州・オファット空軍基地の所属。核関連の情報収集を行う専門の偵察機として米国にも2機しかない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070426-00000001-ryu-oki

 台湾が上海に直接攻撃を加えることができる射程800キロのクルーズ・ミサイルを独自開発した。

 台湾の中国時報は「雄2Eと名づけられたこのクルーズ・ミサイルは当初の計画では射程距離600キロを目標に開発が進められてきた。しかし最近の試験発射で射程距離はこれをはるかに越える800キロに到達することが確認された」と報じた。
http://www.chosunonline.com/article/20070425000002
返信する
 F-22、必要な装備でも、機密面や価格面から数は... (はるな)
2007-04-26 19:11:18
 F-22、必要な装備でも、機密面や価格面から数は必要ではないような気がします。
 あと、米メディアって、まさかUSAトゥデイだったりしないか心配。
 朝日新聞はリンクが切れているけど・・・。
返信する

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