北大路機関

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配備直後!米空軍第374空輸航空団第459輸送中隊C-12J輸送機

2007-09-03 18:39:21 | 先端軍事テクノロジー

■新輸送機C-12J撮影

 8月25日、26日と二日間にわたって行われた横田基地日米友好祭、横田フレンドシップデイにおいて飛行展示された、配備されたての新鋭機、C-12Jを本日は掲載したい。

Img_9326  横田基地の第374空輸航空団では、第459空輸中隊へ従来のC-21A輸送機の後継としてC-12Jが6月29日、到着している。文字通り配備されたての機体だ。C-21Aがビジネスジェット機の改造機であったのに対して、経済性の高いターボプロップ機であるC-12Jを導入し、コスト低減を目指している。

Img_9510_1  第459輸送中隊は、主に政府高官や高級将校の輸送にあたり、この他災害時における物資輸送や、急患の輸送にも活躍が期待される。この種の航空機は比較的航続距離が長いものも多く、特にC-21Aでは、インドネシア津波災害への物資輸送、北朝鮮への外交官や政府高官輸送という重要な任務にも就いている。

Img_9524_1  本機は、ビーチクラフト社製1900C型機に空軍仕様の改造を施したものだ。ターボプロップ機の特色として、騒音の少なさが挙げられるが、C-12Jについては、特に飛行展示に際して、地上展示機を撮影していると気付かないうちに上空に来ている、というようなもので、静かな飛行機という印象であった。

Img_9643  C-12Jは、地上展示も行われていたが、聞くところではC-12Jの到着と共にC-21Aは本国へ配置転換となり、最終的に用途廃止の方向で置き換えが進んでいるとの事。展示飛行が少なめの横田基地日米友好祭に際して、上空航過を繰り返し、最新鋭の機体をアピールしていた。

HARUNA

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

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