中 野 晴 生 Diary

photographer harubowのつぶやき
日々の出会ったこと、感じたことを綴っていきます。

東奔西走

2011-07-30 07:30:44 | ひとりごと

=7/30=東奔西走。6:50起床。東北から帰った翌日から、福井県に来ている。二日目になるが、撮影の合間に福井県立の「恐竜博物館」を訪ねた。場所は少し不便なところにあるが、ぜひ行かれると良いと思う。トロントにも同様の博物館はあるが、数段こちらが楽しかった。ひとことで言うと、博物館らしい博物館である。所狭しと恐竜がいっぱい、知りたいことはいたるところに資料があった。大昔の世界を見て、そろそろ人類も滅びる時代が来るのではないかと真剣に思ったのだが、、、、。気分をポジティブに、お昼を館内のレストランで福井名物とあるフクリュウ丼をいただく。なかみはソースカツ丼で、美味しく完食。今日の写真は、やはり恐竜であるがフクリュウ丼も捨てがたく小さく載せる。晴


撮影姿勢

2011-07-29 06:30:26 | ひとりごと

=7/28=撮影姿勢。北上のビジネスホテルにて、5:20起床。昨晩は、相変わらずひとり旅のなか、居酒屋で初対面の地元民と遅くまで楽しんだ。今日は、大阪までの帰りの時間を陸中一宮の駒形神社に伺う。レンタカーで着くころには、愚図ついていた天候も回復して陽が差し込んできた。隣が幼稚園で、あちらも着いたばかりあろう園児たちの声が響き渡るなかを参拝させていただく。2礼2拍手1礼。その後、神域の撮影をさせていただく。このところ神宮を含めての神社撮影で思うのである。3年間の連載「湖沼の伝説」で、身をもって学んだことの大きかったことをである。それは、フイルムが8インチ×10インチを用いる大型カメラを抱え、ほとんどひとりで山々を駆け回った時期である。山間の湖沼が多く、日の出から日没までを誰来ることない湖畔で過ごす時間は、自然を目の前に自分自身のあまりにも小さい存在であるかを感じるのに充分であった。自然のなかに包まれていると、こう撮影しよう、いやこう撮影しようなどは到底通じなく考えなくなる。三脚を置いてカメラをセットしてシャッターを押す行為は、何かに導かれることであったと思っている。神社の撮影にも、同じことを感じるようになった今日この頃である。そして写真の仕上がりの良さは、技術は当然のことで心を磨くことから出来上がってくると思う。被写体に、真正面から心清くして立ちたいと精進している。神恩感謝。晴


東北巡礼

2011-07-28 06:12:45 | ひとりごと

=7/27=東北巡礼。岩手県の北上で、5:10起床。しばらく今日の資料をチェックして、6:30朝食をとる。今日の予定は遠野市立博物館、伝承園での取材撮影。少し長くなるが、今回の企画趣旨を載せさせていただきます。

【企画趣旨】

2011311日に、太平洋三陸沖を震源とする大地震により、宮城県を中心に東北地方は壊滅的な打撃を受けた。町々を飲み込んだ津波は、日本全体を悲しみへと引きずりこんだ。その16年前、私達は阪神大震災を経験したが、東北関東大震災により日本人一人ひとりの心に生じた喪失感は、その16年前のそれとはまた異なるものであったのも事実であろう。すなわち、近代化により人工的に建設された都市が破壊されたのが阪神大震災であるとすれば、東北関東大震災は、それまでさして顧みられることのなかった「なんでもない風景」、具体的には、田園や漁村さらには民話の伝承といった長い歴史の中で変わることなく引き継がれてきた日本の原風景が奪い去られようとしたのである。その衝撃、その後の喪失感は、日本人の心の故郷、原風景を取り戻し、再び継承させることができるのであろうかという不安として我々の心に留まっている。

 

しかし、大津波による喪失の中で復興を始める東北地方は、また、本州最果ての厳しい自然の中での命の営みを続けてきた東北地方でもある。その歴史を鑑みるとき、自然の厳しさに翻弄されながらも、耐え、命を繋いできた長い年月があり、それに優しく寄り添った東北独自の文化が浮かび上がる。優しく朴訥に死者の言葉を語るイタコの口寄せ、夭逝者の冥途婚、悲恋を慈悲で包むオシラさま、哀しみをユーモアと温かさで次世代に伝える民話の語り部・・・・喪失を乗り越え、希望を繋ぐために営まれてきた東北独自の民俗、文化、その叡智が日本の原風景、その営みを支えている。 

 

本シリーズ「東北巡礼」では、自然との相克のなかで育まれ人々を支えてきた東北の文化・風俗を取材することにより、日本の原風景東北の力を紹介するとともに、これが復興途上にある東北地方への応援歌となることを願っている。』

 

成田空港で震災に会い、以前なら現場に飛んで行って記録撮影に走り回ったと思うが、今回はわたしに今出来ることを考え探した結果が上記になった。青森から始めた「オシラサマ」取材、今日の写真は遠野市立博物館で撮影させていただいたものをアップさせていただきます。合掌。晴

 


美女再会

2011-07-27 06:47:22 | ひとりごと

=7/26=美女再会。5:00起床。宇治山田駅発6:21近鉄特急で出発、名古屋で乗り換えてのぞみ106号8:10で上京。以前にもお話しをしたかと思うが、新潮社「考える人」で連載企画が通り撮影取材を続けている。その打ち合わせを、新潮社内で昼食をとりながら詰める。その後、イスラエル国で行われている「聖書考古学発掘調査隊」の団長していただいていた立教大学の月本先生が、一年間アメリカ・韓国の大学の教壇に立つための歓送会に参加する。発掘メンバーの拓造さん家族のパートナーのまやさん、生まれたてのれんとさんに会えて嬉しい。また、玲さん、静香さん、里紗さんと綺麗どころに会えたのがなによりもなによりも嬉しい(笑)。キラキラの現役女子大生の3人、東京で会っても最高に美しいがイスラエルの発掘現場で見た彼女らの美しさは比べものにならない美しさだった。みなさんパートナーがいることだろうが、あの美しさを知っているおじさんの方が幸せだと、訳も分からず自慢してみたくなる。久しぶりのみなさんとの歓談を続けたいのだが、東北の北上まで移動があるため、始まったばかりの乾杯だけでご挨拶をして東京駅に向う。残念。東京駅で弁当と日本酒を買って、バタバタと20:16発の東北新幹線やまびこ289号のひととなった。月本先生、アメリカ~韓国と、ご健康でご活躍を祈念しております。感謝。写真は、美女をぜひ載せたいのだが個人情報の壁が大きく、これもまた再会の新幹線やまびこの美顔を見ていただく。晴


台風一過

2011-07-21 16:56:36 | ひとりごと

=7/20=台風一過。昨日は台風の為に伺うのを止める連絡を入れたが、今日は台風が逸れて天候回復して琵琶湖博物館に向かう。用田政晴学芸員にあたたかく迎えていただき、昼食をご馳走になる。食べながらお互いの近況報告をする。用田さんは、災害派遣で福島に行ってみえたとのことであった。実際の現場のようすを、生々しく聞かせていただく。お疲れさんでした。用田さんのブログ「マッピーの考古学日記」http://www.lbm.go.jp/mappie/index.htmlにあるが『福島県庁につめて、毎日、佐藤雄平知事の活躍を横目で見て、滋賀県が担当する避難所2箇所を何回かまわりました。「事件は現場で起きているんだ」と独り言の日々でした』。いつもどこも、現場は一生懸命なのだ。中央の政治家のほんとうに程度の低さが、ただただ恥ずかしい。今日の写真は、用田政晴さん(本人の希望により本名で提示)である。お疲れさまでした。晴


台風接近

2011-07-19 12:31:28 | ひとりごと

=7/19=台風接近。4:30起床。しばし布団の中で、乱雨と突風の音を聞きながら微睡む。30分ほどしてコーヒーをたてて、テレビをつける。どの局も、台風となでしこ優勝のニュースである。なんど見ても、なでしこのみなさまに拍手である。午前中、昨日までの厳島神社の撮影データーの整理に費やす。どんどん風の音と雨が激しくなり、雨戸を閉める。急に部屋のなかが異質な空間になり、ワクワクしてしまう。子供のころは、台風のたびに停電になりろうそくを点けたものだ。ガタガタと吹荒れる外の音と、普段より暗い部屋に冒険の旅に出た思いであった。また台風一過、雨戸の節穴から見る風景は、まさに写真の世界であった。さて明日は、久しぶりに琵琶湖博物館に伺い用田学芸員と楽しい時間を持つ予定であったが、この台風で断りの電話を入れる。そのなかで、ブログが更新してないと御叱りを受ける。休んでいた一か月半、トロントでの二回目の講演のことなどなどなど、お話ししたいことは山盛りあるのであります。さかのぼって書き足していきますので、また覗いてもらえれば幸いです。晴