中 野 晴 生 Diary

photographer harubowのつぶやき
日々の出会ったこと、感じたことを綴っていきます。

真実一路

2008-08-25 08:29:57 | ひとりごと
=8/24=真実一路。今日から、遺物の撮影に入っている。これが、また楽しい。少し戻って、わたしが発掘隊に初めて参加したのは2001年。当時の琵琶湖博物館のマドンナ学芸員M.Kさんが誘って下さったからだ。そしてM.Kさん、同じ博物館のおともだちの学芸員Y.Mさんが行かれるならと、軽い気持ちで引き受けた。ところが、こちらに来てみて、まったく知らない世界との出会いに、面食らった。刷毛で遺物を大切に掘り出している風景を想像したが、わたしの初めての現場はツルハシとクワとでドンドン掘り進む作業からだった。とうぜん繊細な作業もあるが、シャッターを押すより最初は一輪車で掘り起こされた土を運ぶことから始まった。そうして、魔の手に導かれて発掘のロマンのとりことなった。写真は、今回発掘で出てきた代表遺物。人の顔をかたちどった鉄器時代(紀元前1200年~1000年)のお面である。出てきたときは、全員が歓声を上げて驚き喜んだ。歓喜浪漫。晴