今年はクラッシクのコンサートも軒並み中止になった訳ですが
久しぶりに少人数での演奏会を開いたあるオーケストラの指揮者
面白い事を言っていましたね。
今まで自分は
音楽で表現して
それが観客に伝わる
そう思っていましたが
久ぶりに観客の拍手を聞いて
初めてその拍手の表現力に気づき
指揮者として
自分が一番好きな音は
演奏者が出す音楽では無く
実はその音楽によって引き出される観客の拍手だった
って言っていました。
この話深いですよね。
実は私は不動産の仕事をして
若い頃にこの話に気づいて
今に至るまでそれを意識して生きています。
つまり
私達は
自分が主体的に行う事は
実はそれによってもたらされる第三者の反応
これが隠れた目的だって話です。
具体的には
私は若いころブランドの服を身に付けてた事がありますが
これ
実際にはブランドの服そのものよりも
それによって得られる周りの反応
これを求めてたのです。
車も同じです
デカイ外車は本当は日本では不便なのに
それによって自分の評価が上がりますから
お金を持てばそれに走るのです。
まぁしかしそれが悪いとは言いませんよ
向上心があるって事ですから
他人の反応を楽しんで頑張る
これは成功の方程式でもありますからね
ただ
言いたいことは
自分がやってる事
これが
他人の目を意識してる
これをしっかり自覚した方が良い
って事です。
つまり
そんな自分の内面に
しっかり向き合う
って事です。
自分の行動は
誰の反応を期待してそれをやってるのか？
それを理解すれば
やみくもに行動するのではなく
効率的に相手から期待する反応を得られるはずです。
これ中学生の初恋を語れば分かりやすいですよね。
私自身覚えがありますが
好きな女の子の気を引こうと
ツッパリ始める
そんな人がいます。
ただ
そのツッパリ
逆効果になる事が多いですよね。
確かに不良に惹かれる女性もいますが
嫌いな女性もいる訳で
その場合は
見事にそのツッパリが失恋につながります。
で
失恋したにも関わらず
一度突っ張ったら
もう仲間から抜けられずに
暴走族から
最悪反社会までまっしぐら
って人
多分日本にはたくさんいると思いますね。
ですから
自分が誰の反応を期待してるか？
この事を直視しないと
地獄行き
この可能性もある訳です。
まぁしかしそうやって考えると
本当に若い頃は私も愚かでしたね
キャバクラの女の子の反応を期待して
自分に似合わない服を買ったりしてましたが
思い出しても恥ずかしくなります。
で今
誰の反応を期待してるか？
はっきりしています。
家族と社員
この目に耐えられる
そんな生き方になっています。
まぁ堅苦しくて窮屈
そんな風に感じる事もありますね。
ただ
それによって
自分の行動に迷いはありませんから
その意味では
今が一番精神的には穏やかです。
