他人の事より自分の洗脳からの解放

統一教会の霊感商法が社会問題になったあたりから洗脳って言葉が使われるようになりました。    その後のオウム事件によってこの言葉はすっかり定着したように思います、    が私はこの言葉を聞いていつも思うのは    相手を洗脳されてる    なんて批判する人達    実はこの洗脳って定義があいまいなまま使ってますよね    洗脳は間違った情報を信じ込ませる行為    ってのが一応定説のように思いますが    私がおかしいと思うのは    相手が信じ込んでる事を間違ってると決めつける姿勢です。    もちろん間違ってるかも知れませんが    しかし相手が間違ってるなんて簡単に決めるのはおかしな話です。    オウムで言えば神秘体験をしたと言ってる訳ですから    それが本当に偽りなのか    簡単に決められないはずです    にも関わらず    一般の人はそれが間違いだと決めつけて    洗脳だと言う訳です。    それと    相手が洗脳されてる    なんて言う時    大体自分は洗脳されてない    そう思い込んでますよね    これも間違いです。    与えられた情報を検証する事無く受け入れる行為を洗脳だとすれば    私達人間は全員洗脳されています。    逆に言えば    教育はすべて洗脳と言えるかもしれません。    徳川家康が天下を取りました    なんて歴史で学びますが    これは自分では検証できません    ですから教科書は間違ってないと決めつけて    私達はそれをそのまま脳に刷り込む訳です    つまり    私達は日頃洗脳はされてない    なんて思い込んでますが    大間違いです    私達が学んだ事はすべて誰かが書いた話であり    自分で検証した訳ではありません    ここまで読んで    教科書を否定してお前は何サマだ？    なんて思う人がいますよね    私が言いたいのは教科書が間違ってるって話ではありません    幸いに今の日本の教科書は科学的客観的な視点で書かれてる内容が大半ですから    それはそのまま受け入れて問題はあまりないと思っています。    が    これが    国家権力に意向に沿う事を目的に書かれると    簡単に国民をその方向に向かせる事ができる訳です。    今の日本では起こりそうにありませんが    隣国では思想教育の目的で教科書が書かれますから    私達から見たら    価値観が共有できないまま存在し続ける訳です。    つまり    私達人間は    自分で考えてるように見えて    実はほとんどが与えられた情報をそのまま受け入れて生きてるって話です。    これを理解するのと    そうでないのでは    私達の人生の質は大きく違ってきます。    特に私達のような世界では    これをしっかり頭に叩き入れて    仕事に生かすべきです。    具体的には    学校の教科書は皆同じものを使っていても    家庭では皆それぞれの親からの影響を受けて生きてる訳です    ですから    人間は同じ世界で生きて行きますが    育った家庭が違えば    皆価値観も善悪も違う訳です。    これが自然だと言う事    これを理解すれば    私達はたくさんの人間を受け入れる事ができます。    たくさんの人間を受け入れると言う事は    ビジネスチャンスが広がると言う事です。      私達のお客様には    入居したその月から家賃を滞納する人がいますが    こんな人に接する時    ただ怒りの感情をぶつけるのではなく    どうしてそんな生き方をするのか    それを探るために生い立ちまで立ち入れば    その親が    家賃を踏み倒して生きてる    そんな環境が見えたりなんかします。    そんな親の元で育てば    家賃を踏み倒す事が正しい生き方    て事になる訳です。    そこまで思いが至ると    自分の怒りの感情も随分和らぎます。    自分もその家庭で育てば    同じような人間になってた可能性がある訳です。    また    時には    自分自身が刷り込まれた情報も疑う事が大切です    私自身も    幼い頃両親から刷り込まれた価値観がたくさんありますが    その中のいくつかは    明らかに間違ってる    なんて思っています。    そして    その間違いに気づいたために    社員に対しても    しっかりその人間を理解できた    なんて事もありました。      まあこんな感じです    人の価値観を疑う前に    自分自身の洗脳を少し解く    これだけで    随分人間関係は楽になりますよ