駅前不動産屋今日も回りは敵だらけ

株式会社 ハウスショップ 東京都町田市

善悪ではありません 産まれた環境が違うだけです

2017年03月13日 | お客色々
昨日契約予定が寸前になって売主の気が変わり 
 
キャンセルとなりましたが 
 
担当者は大変動揺してましたね。 
 
なんせ買主は今月中に引っ越す予定で話しを進めていましたから 
 
なんて伝えたら良いか? 
 
真っ青になりますよね。 
 
しかしこのケース 
 
経験が浅ければ腹も立ちますが 
 
私のように長くこの世界にいると 
 
こんな事は何度も経験しますので想定の範囲内です。 
 
って事は 
 
私ならしつこい位に予防線を張ります。 
 
具体的には 
 
売主は個人ですから 
 
心変わりは良く起こる 
 
これを買主に伝え続けるのです 
 
であれば 
 
契約前に引っ越しの段取りを進めるのは危険 
 
これを何度も話します。 
 
そうすれば 
 
結果がこんな事になっても 
 
お客様はそれほどダメージは受けませんし 
 
私達も責任感で気持が潰れそうになる 
 
なんて事もない訳です。 
 
まぁしかし実際には 
 
契約を目的に突き進むのが営業マンですから 
 
中々そこまでは余裕が無いかも知れませんね。 
 
私がこんな話しをするのは 
 
自分が散々苦しんだから言えるのです。 
 
この経験を積まなければ分からない事 
 
たくさんありますが 
 
今回は 
 
売主が大陸系の帰化人だった訳で 
 
これは日本人に比べると 
 
高い確率でドタキャンが起こります 
 
ですから 
 
本来売主の出身地を聞いただけで 
 
もっと用心するべきでしたね。 
 
私は人種差別には反対の立場ですから 
 
誤解はして欲しくありませんが 
 
ビジネスのモラルは 
 
日本人と大陸系の方達とは大きく違います。 
 
これは 
 
単に善悪の問題では無く 
 
その地理的環境による意識形成に大きく違いがあるのです。 
 
日本は島国ですから 
 
基本的に閉鎖された世界で 
 
お互いに自制してトラブルを避けて生きる 
 
この意識が自然と育って来た訳ですが 
 
大陸は 
 
歴史的にも戦乱のたびに人は移動を余儀なくされ 
 
結果 
 
お互いに奪い合いの歴史を歩んできた訳です。 
 
その中では 
 
生きるためには 
 
慎み深さとか遠慮とか 
 
そんなものは妨げになったはずです。 
 
ですから 
 
自然とビジネスにおいても 
 
信頼より駆け引き 
 
そんな土壌になってしまう訳です。 
 
私自身 
 
若い頃は 
 
そんな大陸系の人達に翻弄されるたびに 
 
怒りで狂いそうになりました 
 
しかし腹を立てて怒鳴り合いをしても 
 
何の解決にもなりません。 
 
むしろ問題は深刻になります。 
 
ですから 
 
散々悩んだ挙げ句 
 
自分が苦しまないためには 
 
相手を理解する 
 
この域に行き着いた訳です。 
 
理解した結果 
 
大陸系の国と 
 
日本の社会 
 
これは個人の利益を実現するには 
 
全く違う価値観が必要 
 
これに気づいた訳です。 
 
具体的には 
 
閉鎖された日本では 
 
和をもって尊しとする事が個人の利につながりますが 
 
大陸系では 
 
和より駆け引き 
 
これが個人にとっては利益になる訳です。 
 
これが理解できれば 
 
相手には相手のモラルがあり 
 
私達には私達のモラルがある。 
 
これを認める事ができるようになります。 
 
それが理解できれば 
 
こちらはその備えをすれば良いって事が分かります。 
 
まぁそうは言っても 
 
中々普通の人は大陸系の方達と取引する事もないでしょうが 
 
この感覚を鍛えるためには 
 
日々流れて来るニュース 
 
これを見て 
 
自分の中で色々考えれば訓練になりますよね。 
 
例えば 
 
慰安婦の日韓合意 
 
日本はこれに基づいて10億円を拠出しましたが 
 
にも関わらず 
 
また新しく慰安婦像を領事館前に建てた 
 
なんて話しを聞くと腹を立てる日本人も多いですよね 
 
でもそんな話しで腹を立てては不動産屋は務まりません 
 
本来その程度の事は 
 
日韓合意の段階で十分想定できる話しです。 
 
そんな時には 
 
いちいち相手の行動に感情を高めるのでは無く 
 
私達はもうやるべき事はやった 
 
そう言って毅然とするのが一番です。 
 
今韓国大使が帰国したままですが 
 
これがベストだと思います。 
 
大使が帰国しても日本が一方的に困る訳ではありません 
 
むしろ相手のダメージが大きいと思います。 
 
であれば 
 
別に慌てて何かをする必要もない 
 
そんな風に冷静に見れれば 
 
不動産屋の仕事で外人相手に苦しむ事も少なくなります。 
 
この 
 
歴史による国民性の違い 
 
これを個人に対する憎悪につなげるのは間違い 
 
だって言うのはこれが逆の経験をするとさらに良く分かります。 
 
つまり私が経験した話しで 
 
売主が外国人の方で 
 
買主が日本人ってのがあって 
 
この買主の日本人が自分から申し出て契約時間を決めたのですが 
 
その時間になって 
 
キャンセルの電話をかけてきた事があります。 
 
売主は韓国の方で 
 
もうすでに当社で買主が来るのを待っていましたが 
 
そんな時にドタキャンでしたので 
 
私はその方に申し訳がなく 
 
少し口調を荒くして 
 
買主の非常識を責めました。 
 
するとその韓国人の方 
 
ニコニコして 
 
“社長さん構いませんよ、それより時間が空きましたからお茶飲みに行きましょう” 
 
って優しく言ってくれました。 
 
産まれた場所が違い商慣習が違う 
 
であれば 
 
個人を恨んでは筋違い 
 
この時に固く心に刻みました。 
 
 
コメント
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