駅前不動産屋今日も回りは敵だらけ

株式会社 ハウスショップ 東京都町田市

莫大な財産を相続した私

2009年08月17日 | 人生一般
沖縄に帰省中 
 
90歳になった母親と毎日話していました。 
 
さすがに歳をとってしまいましたね。 
 
話す事はもう同じ事ばかりです。 
 
東京で事業をしてる私に 
 
心配して説教を繰り返します。 
 
沖縄の田舎でサトウキビ畑で過ごした母親が 
 
東京で事業をしている私に説教? 
 
そんなもの 
 
全く役に立たない話? 
 
 
ではありませんね。 
 
昔の人の語る一見単純な話 
 
実はこれ 
 
人間の本質の凝縮なんですよね。 
 
ある意味私が今生き残っているのは 
 
この単純な話を 
 
耳にタコができる位に 
 
子どもの頃から聞かされたからなんです。 
 
 
で今 
 
母が私にしきりに語るのは 
 
 
“無形の財産” 
 
 
今日はその話です。 
 
 
 
当社にはたくさんの資産家のお客様がいます。 
 
そんな方達を見ていると 
 
ある程度、お金持ちになるための秘訣みたいなものが見えてきます。 
 
 
でも私個人はあえて 
 
獏大な財産を築こうとは思いません。 
 
 
私がそんな話をするとよく 
 
“格好つけんじゃね~” 
 
なんて言葉を浴びせられますので 
 
最近はあまりしなくなりました。 
 
 
では私がなぜ大金持ちを目指さないのか? 
 
それは子供の頃 
 
遊びの中で、一人で村中の友達のメンコを巻き上げた時味わった孤独感と 
 
その母親の口癖があります。 
 
 
母親はとにかく昔から 
 
“無形の財産” 
 
って言葉をよく口にしていました。 
 
 
有形の財産が無かった訳ですから 
 
ある意味無形の財産が心の拠り所だったのかもしれません。 
 
でもこの 
 
有形の財産と無形の財産 
 
分けて考えると 
 
人生が全く違ってきますよ。 
 
 
有形の財産は言うまでもなく 
 
現金・・・不動産・・株・・・その他ものもろです。 
 
 
では無形の財産 
 
母親が口にしてたのは 
 
“信用は無形の財産” 
 
 
その他にも 
 
健康、家族、友人、知識・経験・・・・・・・ 
 
 
ここまでで分かりました? 
 
実は 
 
人間の幸福は 
 
全て無形の財産に宿るのです。 
 
 
有形の財産は 
 
それによって 
 
無形の財産を手に入れて初めて価値が出るのです。 
 
札束そのものは食べる事はできませんからね。 
 
 
この有形の財産は無形の財産に転嫁して初めて価値がある 
 
その事をしっかり理解しましょうね。 
 
 
それが理解できず 
 
強く有形の財産に固執すると 
 
逆に 
 
無形の財産を失う事になってしまうんですよ。 
 
 
我々不動産業者で 
 
昔、派手に業績を上げて 
 
遊び歩いていたのに 
 
今は、落ちぶれしまった 
 
 
なんて人たくさん見かけます 
 
 
で会社がイケイケだった頃 
 
たくさんの人が群がり 
 
派手に遊んでいても 
 
 
結局その中に友人は一人もいなかった 
 
なんて今頃気づいている人 
 
多分たくさんいますよね。 
 
 
また 
 
財産を残せば 
 
兄弟が争うのも頻繁にみかける光景です。 
 
 
それと金持ちの 
 
夫婦関係がこじれて行くのも良く目にします。 
 
大金があれば女性に走るのも 
 
金のある男に浪費癖のある女性が群がるのも 
 
ある意味人間の本性です。 
 
 
でこの金銭的に豊かになると 
 
無形の財産を失う事 
 
社会全体でも起るんですよね 
 
日本が豊かになると共に 
 
地域の人間的な繋がりも無くなりました。 
 
 
 
まぁとにかく 
 
私は 
 
高級フランス料理屋で 
 
食事する人達を見て 
 
美味しそうだとか 
 
幸せそうだとか感じる事はありませんが 
 
酒屋の前でサキいかを食べながら 
 
しゃがんで 
 
日本酒をあおってる 
 
建設作業員の皆さんを見ると 
 
よだれが出てきます。 
 
 
これが 
 
 
私の価値観です。 
 

コメント
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