駅前不動産屋今日も回りは敵だらけ

株式会社 ハウスショップ 東京都町田市

危ない不動産屋の見分け方

2007年03月19日 | 社内事情
昨日 
 
地方に住む私の昔のお客様から電話がありました。 
 
私に対するお礼の電話です。 
 
で、なんで感謝してもらったかと言うと 
 
不動産のトラブルを未然に防いだためです。 
 
私に相談があったのは10日程前です。 
 
内容は 
 
娘さん夫婦がある建売住宅を買おうとしているが 
 
売主の不動産屋の悪い噂を聞いたので心配になって電話してきたのです。 
 
そして 
 
私に信用会社を紹介してくれないかと依頼してきたのです。 
 
企業の信用調査と言えば 
 
○○データバンク と ○○リサーチが有名ですが 
 
ハッキリ言って当てになりません。 
 
私は調査される側だからよく分かるのです。 
 
あまり詳しく書くと訴えられそうなのでこの位にしますが 
 
信用調査会社のデーターだけで 
 
取引会社の倒産を予想するのは不可能です。 
 
では 
 
私は何をそのお客様にアドバイスしたのか。 
 
それは 
 
その建売業者の社長の自宅の謄本をとるように指示したのです。 
 
会社の信用状況を調査するのは 
 
社長個人の自宅の謄本を取るのが一番です。 
 
経営が苦しければ 
 
そこに必ず表れます。 
 
それなら 
 
この個人情報がやかましい時代に 
 
どうやって社長個人の住所を調べるのか? 
 
これも簡単です。 
 
その会社がある場所の県庁に行けば 
 
不動産の免許係があり 
 
そこで、その会社の社長の住所も閲覧できます。 
 
 
で 
 
私のお客様はどうしてお礼の電話をかけてきたのか? 
 
それは 
 
私の指示に従い、社長の自宅の謄本を取ったところ 
 
差し押さえの登記がされていたとの事です。 
 
 
もちろん 
 
購入を止めたのは言うまでもありません。 
 
このように 
 
危ない会社でも 
 
倒産寸前まで外見は平静を装うものです。 
 
したがって 
 
被害を防止するのは簡単ではありません。 
 
ただ 
 
経営者の自宅の謄本をとれば 
 
かなりの被害は防げるはずです。 
 
 
でもここまで読んで 
 
プロの人なら 
 
社長の自宅が借家だったら分からないだろう 
 
と言うと思います。 
 
 
私が客であれば 
 
建売屋の経営者が借家住まいであれば 
 
絶対に買いません。 
 
借家住まいであると言う事は 
 
いつでも逃げ出せると言う事です。 
 
とても 
 
大金を支払う気にはなりません。 
 
恐ろしくて 
 
 
倒産寸前まで 
 
中身は火の車なのに 
 
高いスーツを着て 
 
高級車に乗ってる経営者を私はたくさん知っています。 
 
むしろ 
 
外見は古臭く 
 
ダサイ不動産屋の方が 
 
経営的にしっかりしている場合が多いものです。 
 
 
個人の場合も 
 
全く一緒ですからね 
 
社員のみなさん方 
 
コメント
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