ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

「琳派 京を彩る」続き

2015-10-31 21:01:21 | 美術鑑賞
別の日に「琳派 京を彩る」を見に行った友達と感想を語る。
友達は「重文 鶴下絵三十六歌仙和歌巻」がよかったと言う。うんうんと頷く私。
「俵屋宗達の下絵の鶴の迫力にのまれたのか、本阿弥光悦が字を抜かしてしまって、横に小さく書いてあったり・・・」
えっ、なんですと!?そんなのあったの!?
なんでも「柿本人丸(麻呂)」と書くところを「人」を抜かしてしまったので、横に小さく書いてあるのだとか。三十六歌仙なのに、書き上げてから、二人分を書き忘れたことに気づき、上の余白に小さく二人分を書いたのもあるらしい。
画ばっかり見ていたので、字は注意して見ていなかった。どうせ、字が読めないしと思っていた。かぶりつきで見ていたのに、残念。
せめて、パンフレットかなにかに載っていないかと探すと、チラシに載っていた。なるほど、「人」が小さく横に書いてあった。
あと、国立博物館所蔵の国宝や重文が見られる「e国寶」でも見られる。
http://www.emuseum.jp/
俵屋宗達で検索すると「重文 鶴下絵三十六歌仙和歌巻」が出てくるので、クリック。
アップを見たり、動かして鶴が飛翔するさまを楽しんだりできる。
「e国寶」で他の作品を見ていたら、「風神雷神図」(尾形光琳筆)の裏に「夏秋草図屏風」(酒井抱一筆)が描かれていたとあり、驚く。現在は裏表を分離しているらしい。
あぁ、図録を買えばよかったと後悔する。
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変わったおもしろいものが好き

2015-10-29 21:14:41 | 美術鑑賞
知人のご主人の作品が出ているので、京都市美術館の「新制作展」を見に行く。ついでに同じところでやっている「フェルメールとレンブラント」、近くの京都国立近代美術館でやっている「琳派イメージ展」を見る。美術館のはしごである。我ながら、元気だと思った。気づいたことは、私はやっぱり変わったものが好き。絵画は、正統派、古典的な油絵があまり好きではないと思った。

新制作展 京都市美術館
見ごたえがある。去年も出品されていた私の好きな作家さんの作品に出合うとうれしい。私は、絵画より、造形物のほうが好き。
 はな 鈴木未都
裏表に違う色が印刷されている紙を並べて作っている作品。見る位置によって色合いが変わる。写真が悪いので実物の美しさが伝わらないのが残念。
 LINE 前田亮二
下にデザインがあり、上の透ける布にもデザインがある。重なりあって微妙な色合いになる。これも見る位置によって印象が変わる。
 カゲさんのお蔭2015 谷浩二
造形物に光があたり、不思議な影を映し出す。

フィルメールとレンブラント 17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち 世界劇場の女性
 2015/10/24~2016/1/5 京都市美術館
絵画は写実的ですばらしい。好きな人は好きだと思う。しかし、私の好みではない。
●銀器やグラス、皮の剥かれたレモンのある静物 ピーテル・クラースゾーン グラスに窓が映っていたり、皮を剥かれたレモンの透明感などの表現がすばらしい。

琳派イメージ展 2015/10/9~11/23 京都国立近代美術館
●杜若図屏風(神坂雪佳)「琳派 京を彩る」にあった酒井抱一筆の八橋図屏風を思い出す。
●風神雷神図(前田青邨) おもしろいポーズの風神雷神
●紅白梅(川合玉堂) 美しい。枝にとまってみつめあう鳥のつがいがかわいらしい。私の好きな作品。尾形光琳の「紅白梅屏風」のオマージュらしいが、流水がないので、すぐに思い浮かばなかった。
●舞楽(磯辺行久) 醍醐寺にある舞楽図屏風をオマージュしたもの。お風呂屋さんにある下足入れの上に舞楽図を描き、下足入れをあけると中にオブジェがある。というようなものでアドベントカレンダーみたいになっている。
●群鶴図(加山又造) 「琳派 京を彩る」にあった「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」(俵屋宗達画)を思い出す。私の好きな作品。
●波頭(高橋秀) 鮮やかな青地に大胆に金と銀の波が踊る。私の好きな作品。
●新樹の曲(川端龍子) 木が縦に横にと画面を分断する。大胆な構図。私の好きな作品。
●清晨(福田平八郎) のびやかなとうもろこしに巻きつく朝顔。朝顔が光琳の朝顔に似ている。
●四季草花は苗変扇面向附(神坂雪佳図案 河村錆山作) 扇型の鉢。私の好きな作品。
「琳派 京を彩る」を見ていたので、あの作品をオマージュしているとかがよくわかった。琳派の扇や鶴、梅、杜若などのモチーフ、金銀の多用、大胆な模様の繰り返しなどは、現代にも十分通じる。作品数は少ないが、意外によかった。
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風神雷神図屏風三対そろいぶみ(11/8まで) 「琳派 京を彩る」

2015-10-28 21:52:55 | 美術鑑賞
「琳派 京を彩る」2015/10/10~11/23 京都国立博物館
平日の午後4時。待ち時間0分で入場する。鳥獣戯画展の時は、1時間近く待ったが、スッと入れてホッとする。展示品は、二重くらいの人垣で見られる。圧巻は、風神雷神図屏風三対のそろいぶみ。同じ部屋の三方に俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一の風神雷神図が配置され、見比べることができる。雲や顔などの微妙な違いがわかる。閉館30分前、始めの展示に戻ると、係員以外に誰もいない!独り占め状態で作品をじっくり見ることができた。
(期間の後半になると、混みあって午後4時に行ってもすぐに入れず、結構並ぶことがあるかもしれないのでご注意を!)
●国宝 舟橋蒔絵硯箱(本阿弥光悦作) 丸い形がかわいい。結構盛り上がっているのでビックリする。
●重文 黒楽茶碗 銘雨雲(本阿弥光悦作) 雨が斜めに降っているように見える。
●重文 赤楽茶碗 銘乙御前(本阿弥光悦作) やさしい、ふっくらとした姿
●赤楽茶碗 銘弁財天(本阿弥光悦作) 弁財天のすっきりとした立ち姿が目に浮かぶようだ。
●国宝 平家納経(俵屋宗達筆) 下地が美しい
●重文 鶴下絵三十六歌仙和歌巻(本阿弥光悦筆・俵屋宗達画) 光悦と宗達のコラボって豪華。鶴いっぱいの画も豪華。
●扇面散屏風(伝俵屋宗達筆) 四隅の屏風の金具が凝っている。釘?を露に見立てている意匠がすばらしい。
●国宝 蓮池水禽図(俵屋宗達筆) もやっている感じが好き。
●重文 牛図(俵屋宗達筆 烏丸光広賛) 軸のきれ地の刺繍が美しい。
●重文 唐獅子図杉戸絵(俵屋宗達筆) 国立博物館近くの養源院所蔵の品。正面を向いている獅子は右から見ても左から見ても視線があうという、八方にらみらしい。実際、どこからもじっと見られている。
●月に秋草図屏風(伝俵屋宗達筆) 私の好きな作品。月が酸化して黒くなければ、どんな感じだっただろう。
●国宝 風神雷神図屏風(俵屋宗達筆) やっぱり、風神雷神図では、俵屋宗達のものがいいと私は思う。へそがかわいい。
●檜図屏風(鈴木基一筆) 金地に黒の檜が映える。
●香包(尾形光琳画) 私がお茶で使う香包に比べると大きい。香包を開くたびに絵がどんどん変わっていくので、きれいだろうな。
●色絵氷裂文角皿(尾形乾山作) 色合いがパステルカラー。江戸時代の日本人の作とは思えない。
●四季花鳥図巻 下巻(酒井抱一作) 色合いが鮮やか。美しい。
●柳に白鷺図屏風(鈴木基一筆) 私の好きな作品



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第67回正倉院展はオータムレイトチケットで

2015-10-26 23:41:20 | 美術鑑賞
第67回正倉院展 2015/10/24~11/9 奈良国立博物館
閉館1時間半前から入場できるオータムレイトチケットを買う。800円と一般入場料(1100円)より安い。入館記念のしおりももらえる。しかし、見るのに時間がかかるので閉館1時間半前ちょうどを目指して入場するほうがいい。当日券売り場の近くにある読売新聞のコーナーで「正倉院展へ行こう!」(読売新聞の号外)を手に入れる。号外には主なお宝の写真や説明があるので、家に帰ってから、じっくりと楽しめる。
中に入場すると、空いているところから見学する。混んでいるところは、後でゆっくり見られるので、空いているところへ行く。出口近くのお経や書状が並んでいるところは、閉館間近になると混むので、今のうちに見ておこう。
閉館30分前。さあ、見られなかった始めのところへ行こう。あんなに混んでいたのに、人はまばら。独り占め状態で見ることができる。今回の目玉の琵琶もかぶりつきで見ることができた。
閉館5分前に博物館を出る。近寄ってくる春日大社の鹿に「えさは持っていないよ」と言いつつ、剛毛をなぜる。帰りに晩ごはんの柿の葉寿司を買って帰る。
時間に制約のない方は、オータムレイトチケットがおすすめです!

●彫石横笛&尺八 木ではなく蛇紋岩をけずって作った笛。細かい模様が美しい。
●紫檀木画槽琵琶 裏面の模様がヴィトンのモノグラムのよう。琵琶のふちやにぎりにも模様がある。模様の緑が美しい。こどもが、「こんな模様のスカートがほしい」と言っていた。ずっと見ていられるほど美しい。私の好きなお宝。
●伎楽面酔胡従 頭頂部に毛がある
●伎楽面力士 額に血管がうきあがっている。
●紫檀木画箱 ふちの寄木細工の模様が美しい。細か過ぎて、よく見えないほど。普通は、見ることもない裏までも美しい模様がある。私の好きなお宝。
●粉地花形方几 台の脚が花形で美しい。
●花氈 フェルトの敷物。模様のグラデーションの微妙の色合いがいい。私の好きなお宝。
●続修正倉院古文書 隼人の徴税基本台帳。よく見ると年齢の下に、黒子の位置が書いてある。左眉上黒子とか、右頬黒子とか。黒子の位置を記録するというのがおもしろい。
●紅牙撥鏤尺 紅く染めた象牙を彫ってそこに色をさす。表は花と鳥、裏は飛天と鶴の模様が美しい。私の好きなお宝。

美しいという言葉でしか表現できない、自分の語彙の少なさが悲しい。1200年前にこんなにすばらしいお宝を作り、1200年以上も大切に守ってきたこと。やっぱり、すごいとしか言えない。

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番組の感想あれこれ

2015-10-25 17:11:13 | 関ジャニ∞
関ジャニ∞クロニクル
「イケメンカメラ目線陸上」がおもしろい。競技をするまでの横山くんとすばるくんのポージングがイケメンだ。
先週の丸ちゃんの「絶対に失敗しない男」もかっこいい。

サムライせんせい
いつもながら、亮ちゃんのまつ毛の長さに驚く。まつ毛で影ができるなんて。横顔からもハッキリわかるまつ毛の長さ。男の子なのに、ズルイと思ってしまう。
話は歴史も軽く学べる内容で、おもしろかった。
私的には、亮ちゃんがブラジャーのにおいをくんくんとかぐところがツボ。ちなみに亮ちゃんは、幕末からタイムスリップしてきたので、ブラジャーを知らないし、柔軟剤の香りがいいとかぐという設定。亮ちゃんのことだから、芝居が終わると恥ずかしがっていたのではないかな?
「ごめんね青春!」で生徒会長役をしていた黒島結菜ちゃんが、ギャル役で出演。あの中井さん(「ごめんね青春!」での役名)が・・・と思ったが、かわいかった。

今日は、久しぶりに何も用事がない日。
夫を送りだしてから、ちょこっと寝る。
今週は、遊びの予定があるので、片付けと掃除をがんばる。

今日の朝食 はと麦入りご飯、味噌汁(小松菜、うすあげ)、アオサ入り卵焼き、トマト&ブロッコリースプラウト、沢庵、
りんご(シナノスイート)、かぼす

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