ささやかな幸せ

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風神雷神図屏風三対そろいぶみ(11/8まで) 「琳派 京を彩る」

2015-10-28 21:52:55 | 美術鑑賞
「琳派 京を彩る」2015/10/10~11/23 京都国立博物館
平日の午後4時。待ち時間0分で入場する。鳥獣戯画展の時は、1時間近く待ったが、スッと入れてホッとする。展示品は、二重くらいの人垣で見られる。圧巻は、風神雷神図屏風三対のそろいぶみ。同じ部屋の三方に俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一の風神雷神図が配置され、見比べることができる。雲や顔などの微妙な違いがわかる。閉館30分前、始めの展示に戻ると、係員以外に誰もいない!独り占め状態で作品をじっくり見ることができた。
(期間の後半になると、混みあって午後4時に行ってもすぐに入れず、結構並ぶことがあるかもしれないのでご注意を!)
●国宝 舟橋蒔絵硯箱(本阿弥光悦作) 丸い形がかわいい。結構盛り上がっているのでビックリする。
●重文 黒楽茶碗 銘雨雲(本阿弥光悦作) 雨が斜めに降っているように見える。
●重文 赤楽茶碗 銘乙御前(本阿弥光悦作) やさしい、ふっくらとした姿
●赤楽茶碗 銘弁財天(本阿弥光悦作) 弁財天のすっきりとした立ち姿が目に浮かぶようだ。
●国宝 平家納経(俵屋宗達筆) 下地が美しい
●重文 鶴下絵三十六歌仙和歌巻(本阿弥光悦筆・俵屋宗達画) 光悦と宗達のコラボって豪華。鶴いっぱいの画も豪華。
●扇面散屏風(伝俵屋宗達筆) 四隅の屏風の金具が凝っている。釘?を露に見立てている意匠がすばらしい。
●国宝 蓮池水禽図(俵屋宗達筆) もやっている感じが好き。
●重文 牛図(俵屋宗達筆 烏丸光広賛) 軸のきれ地の刺繍が美しい。
●重文 唐獅子図杉戸絵(俵屋宗達筆) 国立博物館近くの養源院所蔵の品。正面を向いている獅子は右から見ても左から見ても視線があうという、八方にらみらしい。実際、どこからもじっと見られている。
●月に秋草図屏風(伝俵屋宗達筆) 私の好きな作品。月が酸化して黒くなければ、どんな感じだっただろう。
●国宝 風神雷神図屏風(俵屋宗達筆) やっぱり、風神雷神図では、俵屋宗達のものがいいと私は思う。へそがかわいい。
●檜図屏風(鈴木基一筆) 金地に黒の檜が映える。
●香包(尾形光琳画) 私がお茶で使う香包に比べると大きい。香包を開くたびに絵がどんどん変わっていくので、きれいだろうな。
●色絵氷裂文角皿(尾形乾山作) 色合いがパステルカラー。江戸時代の日本人の作とは思えない。
●四季花鳥図巻 下巻(酒井抱一作) 色合いが鮮やか。美しい。
●柳に白鷺図屏風(鈴木基一筆) 私の好きな作品



コメント (2)
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