ささやかな幸せ

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第67回正倉院展はオータムレイトチケットで

2015-10-26 23:41:20 | 美術鑑賞
第67回正倉院展 2015/10/24~11/9 奈良国立博物館
閉館1時間半前から入場できるオータムレイトチケットを買う。800円と一般入場料(1100円)より安い。入館記念のしおりももらえる。しかし、見るのに時間がかかるので閉館1時間半前ちょうどを目指して入場するほうがいい。当日券売り場の近くにある読売新聞のコーナーで「正倉院展へ行こう!」(読売新聞の号外)を手に入れる。号外には主なお宝の写真や説明があるので、家に帰ってから、じっくりと楽しめる。
中に入場すると、空いているところから見学する。混んでいるところは、後でゆっくり見られるので、空いているところへ行く。出口近くのお経や書状が並んでいるところは、閉館間近になると混むので、今のうちに見ておこう。
閉館30分前。さあ、見られなかった始めのところへ行こう。あんなに混んでいたのに、人はまばら。独り占め状態で見ることができる。今回の目玉の琵琶もかぶりつきで見ることができた。
閉館5分前に博物館を出る。近寄ってくる春日大社の鹿に「えさは持っていないよ」と言いつつ、剛毛をなぜる。帰りに晩ごはんの柿の葉寿司を買って帰る。
時間に制約のない方は、オータムレイトチケットがおすすめです!

●彫石横笛&尺八 木ではなく蛇紋岩をけずって作った笛。細かい模様が美しい。
●紫檀木画槽琵琶 裏面の模様がヴィトンのモノグラムのよう。琵琶のふちやにぎりにも模様がある。模様の緑が美しい。こどもが、「こんな模様のスカートがほしい」と言っていた。ずっと見ていられるほど美しい。私の好きなお宝。
●伎楽面酔胡従 頭頂部に毛がある
●伎楽面力士 額に血管がうきあがっている。
●紫檀木画箱 ふちの寄木細工の模様が美しい。細か過ぎて、よく見えないほど。普通は、見ることもない裏までも美しい模様がある。私の好きなお宝。
●粉地花形方几 台の脚が花形で美しい。
●花氈 フェルトの敷物。模様のグラデーションの微妙の色合いがいい。私の好きなお宝。
●続修正倉院古文書 隼人の徴税基本台帳。よく見ると年齢の下に、黒子の位置が書いてある。左眉上黒子とか、右頬黒子とか。黒子の位置を記録するというのがおもしろい。
●紅牙撥鏤尺 紅く染めた象牙を彫ってそこに色をさす。表は花と鳥、裏は飛天と鶴の模様が美しい。私の好きなお宝。

美しいという言葉でしか表現できない、自分の語彙の少なさが悲しい。1200年前にこんなにすばらしいお宝を作り、1200年以上も大切に守ってきたこと。やっぱり、すごいとしか言えない。

コメント
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