ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

「伊藤若冲と琳派の世界」「ARTx絵本」「岡田淳の世界」

2015-08-31 22:17:27 | 美術鑑賞
伊藤若冲と琳派の世界 京の町衆が生んだ異才若冲と華麗なる琳派の絵師達 H27・4・4~9・23 相国寺承天閣美術館
相国寺。京都五山の第二位の名刹であり、金閣寺・銀閣寺は相国寺の塔頭寺院とは知らなかった。「伊藤若冲と琳派の世界」は、お茶をやっている私にとってはよかった。通路に展示している森田りえ子さんの「柊野五色椿」がステキ。
●達磨図 山本素軒筆 ハンサムなだるまさん。
●朱衣達磨図 尾形光琳が模写した朱衣達磨図を酒井抱一が模写し、それを鈴木其一が模写し、それをさらに富岡鉄斎が模写したものが四幅並んでいる。ちょっとずつ違うのがおもしろい。
●夕顔図 尾形乾山筆 美しい夕顔につるが不気味にのびる。源氏物語の夕顔にとりついているような禍々しいつる。夕顔が白くてはかない感じで、私の好きな作品。
●蔦の細道図屏風 俵屋宗達筆 金地と緑青の緑のみで描く。右隻と左隻を入れかえても、絵が続くようになっている。重要文化財。
●中明石左右須磨鳴戸図 尾形光琳筆 やさしい絵柄。私の好きな作品。
●赤楽茶碗 本阿弥光悦造 すっきり。重要文化財。
●赤楽平茶碗 一入造 ヒビに鎹がある
●赤楽茶碗 了入造 群鶴絵 円山応挙絵 外が赤く、中が黒っぽいのがいい。
●御室焼破傘蝸牛皇后 野々村仁清造 傘にのった蝸牛がかわいい。
●色絵円上鶏香合 野々村仁清造 卵のような丸の上に鶏が乗った香合。
●御室焼色絵桐波文茶碗 野々村仁清造 私の好きな作品。
●菊虫図 伊藤若冲筆 菊が華やかで美しい。アリやカマキリがいるけど、見つけられるかな?
●鱏図 伊藤若冲筆 逆立ちしているようなエイがユーモラス。
●鹿苑寺大書院旧障壁画 伊藤若冲筆 重要文化財。私は「月夜芭蕉図床貼付」が好き。芭蕉が大きく描かれ、広がりを感じる。「松鶴図襖絵」「葡萄小禽図床貼付」も好き。
●群鶏蔬菜図押絵貼屏風 伊藤若冲筆 鶏と野菜が描かれている。鶏がマンガのようでおもしろみがある。
●銹絵夜の富士図茶碗 野々村仁清造 端正な姿で私の好きな作品。
●銹絵雪笹紋四方鉢 三代道八造 いい。
●色絵楼閣山水図団扇菓子器 二代欽古堂亀祐造 団扇の形をした菓子器。

帰りに相国寺内にある宗旦稲荷に参拝。宗旦狐を祀った神社。宗旦狐は、宗旦(千利休の孫)に化けて、お茶を点てたりしたという。茶道上達を祈る。

世界の絵本作家展Ⅳ ARTx絵本 2015.8.19~9.7 美術館「えき」KYOTO

デイヴィッド・ウィーズナー「かようびのよる」
知っている絵本の原画がいっぱいで、うれしかった。

神戸文学館企画展 児童文学 岡田淳の世界 2015.7.18~9.7 神戸文学館
昨日、行ってきた。関西学院のチャペルだった神戸文学館もステキな建物。岡田淳さんの絵本と原画では大違い。原画は色が鮮やかでとてもきれい。制作ノート、旅のスケッチや立体作品もある。この立体作品がとてもいい。さすが、図工の先生!作品が吊るしてあったり、原画の横にかわいい作品がちょんと置いてあったりして楽しい。無料。

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やさしいお茶

2015-08-30 19:42:41 | 日記
妹が、私が疲れているようだからと「せんねん灸太陽」と「カワラケツメイ茶」をくれる。昔から自分のことしか考えていない姉と違い、心優しい妹である。
妹は、三歳違い。小さいころは、私が遊びに行こうとすると、必ず「一緒に行く」と駄々をこねる。足手まといになるし、妹の世話をするより友達と遊ぶほうが楽しい私は妹が邪魔でしょうがない。友達に少し待ってもらい、妹に絵本を読んでやる。なぜか「家なき子」の絵本を読むと、妹は寝てしまうのだ。ことりと眠る妹を見ると、やれやれとばかり友達と遊びにいく私である。
いろいろ試してみたが、「家なき子」でないと妹は寝ない。不思議である。母にこのことを話すと「あんたの読み方が下手くそやからちゃう?」と言う。・・・そうなの?
三歳も年下のくせに、なんでも私と張り合おうとする妹が不思議だった。長じて妹にそのことを聞くと、「反対に、どうして年上というだけでそんなに偉そうなのかと思っていた」と言われた。
小さいころは、兄弟げんかばかりしていた妹だったが、大人になってからは、仲がよい。もう年上も年下もないし、育った環境が同じからか趣味や食べ物の好みも似ており、一緒にいて楽しい。私と妹がしゃべっているのを見て夫は「何をそんなにずっとしゃべることがあるのか?」と問う。確かに、妹と会うとずっと話しているので、異常に喉が渇くけど。
さて、妹がくれた「せんねん灸太陽」火を使わず、ツボに貼るだけでよく、貼るタイプのため動くことができるのがよいらしい。パンフを見て、肩こりに効くツボに貼る。心なしか肩が軽くなったような感じがする。「カワラケツメイ茶」は、ひたすら優しい味。好きな味なので何杯も飲む。ありがとう、元気がでてきたような気がする!


今日の朝食
はと麦入りご飯、味噌汁(小松菜、うすあげ)、ネギ入り卵焼き、吉四六漬け、キャベツとにんじんのゴマ酢あえ、岩のり、
黄金桃
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知らなかった!最近知って驚いたこと

2015-08-29 20:08:58 | 日記
昨日の「探偵ナイトスクープ」で「怪奇!郵便物に穴があく!」という話があった。自宅のポストに入っているチラシ、郵便物に謎の穴があくので原因を調べてほしいと言うご依頼。カメラをポストにしかけたところ、映像にはナメクジが!なんと、ナメクジがポストの郵便物を食べて穴を開けていたのだ。テレビを見ていたうちの家族一同、「え~っ」と驚く。ナメクジが紙を食べるなんて知らなかった。
今日、職場で同僚にこの話をする。「何が犯人だと思う?」と質問をする。「え~、わからない」の言葉を期待していたのに、なんと「う~ん、ナメクジ!」とイッパツ回答!「えっ、番組を見ていたの!?」と聞くと「うちの家の郵便物もナメクジに食べられるから」 郵便物をナメクジに食べられるおうちは、結構あるのかもしれない。

ということで、最近知って驚いたこと。
●氷菓のカップはなぜギザギザなのか?
丸い形だとが氷が溶けかけた時に、スプーンですくおうとしても クルクル回ってしまう。クルクル回らないように、ギザギザになっている。友達に教えてもらうまで、氷菓のカップがギザギザであることさえ気がつかなかった・・・。
●掃除機のコードの黄色いテープの意味は?
黄色のテープまでコードを引き出してくださいの意味。掃除機のモーターの熱がこもってコードが断線したりしないように、ここまで引き出してという印だったとは。私は、「もうすぐコードが終わるよ、注意」の印だと思っていた。コンセントの近くで掃除機を使う場合、ちょっとしかコードを出さなかったけれども、必要がなくてもコードを長く出さないといけないのね。
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私が読書感想文にすすめる本

2015-08-28 21:50:26 | 
ここ1,2週間、私のブログのアクセスページで1位か2位は『ブロード街の12日間』 皆さん、夏休みの宿題の読書感想文をがんばっているのかな?アマゾンの感想を見るだけでは足りず、私のブログに行き着くとはよっぽど困っているんだろうな。そして、私の感想を読んで、「参考にならんわ」と思っているだろう。
ということで、読書感想文に切羽詰っている人へ私がすすめる本。すぐ読める、読みやすい、書きやすいを目安に選んでみた。いい本でも長編は、選ばなかった。

中学生・高校生向き
『そして、奇跡は起こった!シャクルトン隊、全員生還』ジェニファー・アームストロング著 灰島かり訳 評論社
極寒の地・南極で船を失い、一年間さまよいながら28人のうち1人も欠けずに生還した記録。2001年の課題図書。子どもにすすめると「一気に読んで書き上げた」「するすると書けた」とよく言われる。部長や委員長など人をまとめる役についている人は、自分の立場とシャクルトンのリーダーシップを比べることでより書きやすいと思う。

高校生向き
『世界の果てのこどもたち』中脇初枝 講談社
戦時中、満州で偶然出会った三人の女の子たちの戦後史。
どの切り口でも書きやすいと思う。感動作なので、感想が自然と出てくるのでは。

小学生高学年向き
『マッチ箱日記』ポール・フライシュマン文 バグラム・イバトゥーリン絵 島式子 島玲子訳 BL出版
字が書けない少年がマッチ箱に思い出の品を入れ、日記のかわりにする。2014年の課題図書。
自分ならマッチ箱にどんな思い出の品を入れるかを考えると書きやすいと思う。

小学生低学年向き
『むしのうんこ』伊丹市昆虫館 柏書房
むしのうんこについての本。知らないことがいっぱいあって、おもしろい。本で知ったことを友達や先生に話をするように書いたり、実際に伊丹市昆虫館に行って体験したことを書くのも一つの手。

とにかく、あらすじは書かないこと。感想文の読み手はこの本を読んでいるものとして書く。本から離れてもいいので、自分の感じたことからグイグイ話を広げる。そのとき、自分のことにひきつけて書くとよい。
読書感想文に悩んでいる人、がんばれ~

今日の朝食

ご飯、味噌汁(レタス、卵、ねぎ)、豚肉の味醂醤油焼き(ブロッコリースプラウト)、吉四六漬け、トマト(ヒマラヤピンク岩塩)、自家製ちりめん生姜、りんご
ヒマラヤのピンク岩塩をもらったので、トマトにかけてみる。よくわからないが、美味しい気がする。
味の濃い豚肉の味醂醤油焼きとあっさりシャキシャキの天盛りのブロッコリースプラウトが、とてもあって美味しかった。
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若冲と蕪村

2015-08-26 20:56:36 | 美術鑑賞
生誕三百年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村 2015/7/4~8/30 MIHO MUSEUM
よかったけれども、遠い!!
今日もうっかりを連発。乗換えを間違え、石山駅からMIHO MUSEUMへのバスに間に合わず乗りそこなう。バスは一時間に一本なのでタクシーも考えるが、料金が8000円近くかかると言われ、820円の路線バスを選択。早めのお昼を食べて時間をつぶす。10分前にバス乗り場へ行くと、なんと長蛇の列。とても、一台のバスに乗れそうにない。山道を50分もバスに乗るのに、立って乗るのはつらい。バスの運転手が、臨時バスを20分後に出すので待ってくれと言う。15分位立ってよければ、このバスに乗り、バスの車庫みたいなところで臨時バスに乗り換えることができると言う。バスを1本逃したこともあり、立ち乗りを選択。しかし、このバスがすごく揺れる。15分後、車庫みたいな場所に着き、臨時バスに乗り換えて座ったときは、ホッとする。酔い止めを飲んできてよかった。
着いて、チケットを購入し、さらに5,6分歩いてMUSEUMへ。無料の電気自動車もあるが、歩いていく。トンネルを抜けるとやっとMUSEUM!



蕪村は、俳人で有名だが、絵も上手いとは知らなかった。せいぜい俳画のイメージだったが、中国故事をテーマにした絵画や人物画もとても上手いので驚いた。
●蟹蛙図 円山応挙と与謝蕪村のコラボ作品!目の悪い私は、始め 蕪村の蛙が帆掛け舟に見えた。よく見るとかわいらしい蛙だった。
●松尾芭蕉図 蕪村のものと若冲のものが並んでいる。蕪村のものは、芭蕉を端正に描き、芭蕉への尊敬を感じる。若冲のものは、早描きのよう。
●鸚鵡図 若冲筆。白い羽毛の描き方が見事。私は好きな作品。
●鳥禽図 若冲筆。鮮やか。
●粟に雄鶏図 若冲筆。墨一色で描いている。私の好きな作品。
●藤娘図 若冲筆。墨の濃淡で描く。線でなく面で表しているのがすごい。
●河豚図 若冲筆。鯉を描こうとして、うまくいかず河豚にしたように見えると解説にある。ユーモラス。
●「乗興舟」・「乗興舟」版木 版木は濡れ縁として使われていたらしい。なんと洒落た版木!反転せずに下絵そのままに彫ってあるので、どうやって刷ったのか???←拓本と同じやり方で刷ったようです。「彫刻した板に濡らした紙を置き、凹面にその紙をへこませた上で、表の方から墨を塗ってゆくと、凹部が白くのこった画面ができる」(お友達に借りた2000年に京都国立博物館であった『特別展覧会 没後200年 若冲』の図録より)
●「火桶炭団を」自画賛 蕪村筆 火桶炭団のお化けがユーモラス
●白鶴図 若冲筆。隣にある文正筆の鳴鶴図を参考に描く。鶴はほぼ同じようだが、背景が違う。波頭の意匠が好み。
●旭日松鶴図 若冲筆。隣にある陳伯冲筆の松上双鶴図を参考に描く。太陽がきれいな円。鶴がからまりあっているのが印象的。
●蒲庵浄英像 若冲筆。顔は丁寧に描き、手と服は早描きのようにサラッと描いている。
●太祇馬提灯図 蕪村筆。俳画っぽく、ユーモラス。私の好きな作品。
●雲中百寿図 蕪村筆。雲の中にいろんな字体の寿の字が描かれている。そこに仰ぎ見る寿老人。鮮やかな服の青が目にやきつく。
●山水図屏風 蕪村図。銀箔に墨の絵があう。木の葉の描写が細かい。
●夜色楼台図 蕪村筆。蕪村三横物の傑作の一つ。雪の積もった夜の町の静けさを感じる。私の好きな作品。いいと思ったら国宝だった。
●富嶽列松図 蕪村筆。蕪村三横物の傑作の一つ。ギザギザ松と白富士が印象に残る。重要文化財。
●象と鯨図屏風 若冲筆。大きく大胆に描いていて、目立つ。鯨に背びれがあると聞いて家に帰ってパンフレットの写真を見ると、確かにあった。波だと思って気がつかなかった・・・。

中期に展示していた若冲の升目描きの白象群獣図を見てみたかった。
京都・相国寺でやっている「伊藤若冲と琳派の世界」も見に行きたくなった。
コメント (2)
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