ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

「聖地 南山城」

2023-08-31 12:00:00 | 美術鑑賞
「浄瑠璃寺九体阿弥陀修理完成記念特別展 聖地 南山城 -奈良と京都を結ぶ祈りの至宝-」 2023.7.8-9.3 奈良国立博物館
開館時間-午前9時30分~午後6時  休館日-月曜日

南山城とは、京都府の南部、奈良市に隣接する地域。平城京から平安京へ遷都以降も、京都と奈良をつなぐ回廊として重要性を増す。また、木津川流域は、世俗から離れた山岳修験の拠点とされた。常に日本仏教の聖地としてありつづけた地域である。
アートスケープのおススメにも載っていなかったが、行ってよかった。南山城のお寺巡りしてみたいな。摩崖仏とか酬恩庵のお庭とかも見てみたい。


5年に及ぶ修理が完成した浄瑠璃寺の阿弥陀如来坐像 国宝

阿弥陀如来坐像の九体のうち二体を展示。九体並んだら壮観だろうな。阿弥陀如来も似ているようで ちょっとずつ変わっている。


薬師如来坐像(中央)と十二神将の一部 十二神将は頭に干支が。薬師如来は、京都・浄瑠璃寺、十二神将は、東京国立博物館と静嘉堂文庫美術館とバラバラだったが、十二神将は約140年ぶりに関西へ帰り、本尊の薬師如来と再会したのだとか。十二神将は、生き生きとして、躍動的。


海住山寺の四天王立像 色がきれいに残り、生き生きとして精緻。一番好き。


朱智神社の牛頭天王立像 緑色などキレイに残っている。境界に置き、怖い顔で外部からの邪気侵入を阻止したのだとか。


現光寺の十一面観音坐像 ウエストが細いのよ

●隆平永宝 776年に日本で鋳造した貨幣。皇朝十二銭の一つ。偶然にも丸ちゃんの名前がついた貨幣というのが、ツボだった。
●常念寺の菩薩形立像 ぽってり。宝冠がシンプル。祝園(ほうその)神社の神宮寺にいたらしい。神仏習合ですな。
●寿法寺の千手観音立像 手が多くて翼みたい。きれいなお顔。
●寿法寺の降三世明王立像 人?鬼?を踏みつけている明王
●神童寺の愛染明王坐像 天に矢を放つ格好
●海住山寺の役行者倚像及び前鬼・後鬼坐像 役行者は優しそうなお顔。後鬼は、旅箪笥のようなものを背負っている。
●笠置寺の梵鐘 口縁が花びらのよう。どんな音がするのかな?
●海住山寺の五重塔初層内陣扉絵 国宝。阿難や風天などは、欠落が少なくお顔が見える。
●興聖寺の一切経 写経の最後に書かれた言い訳(老眼だが悪筆だが頑張った)がおもしろい。
●大智寺の文殊菩薩騎獅像 行基が木津川に建てた橋(泉大橋)の用材を使って作った像。獅子は後補らしい。ちょっとテイストが違うものね。
●酬恩庵の一休宗純像 よく見るお顔




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俳句は人生の杖 -組長のブログに載りました

2023-08-29 20:17:57 | 俳句
 夏井先生の「夏井いつきのいつき組日誌」に「俳句は人生の杖 丸山隆子の巻」として掲載されました。組長ありがとうございました。
 句友の小倉あんこちゃんと「(夏井先生のブログで公言したから)俳句はやめられなくなったね」と話しています。
 本当に俳句は人生の杖でした。辛いことも俳句の種になるかもと思うと、なんとかやり過ごすことができました。関ジャニ∞もSnow Manも好きですが、CDを聞いたりDVDを見る時間は取れませんでした。でも、俳句はスマホをメモ代わりに、待ち時間の少しの間でも考えることができました。
 夏井先生、俳句と出合わせていただき、ありがとうございます。妹よ、俳句へと誘ってくれて、ありがとう。あんこちゃん、いろいろと励ましてくれてありがとう。俳句、ありがとう。
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「まいにち展 鹿児島睦」

2023-08-23 20:11:46 | 美術鑑賞
「まいにち展 鹿児島睦」 2023年6月30日-8月27日 市立伊丹ミュージアム
開館時間:10時-18時  休館日:月曜日

福岡在住の陶芸家・アーティストの鹿児島睦(かごしま まこと) 陶芸作品を中心にテキスタイル、版画などを紹介。

 知らない作家さん。だが、アートスケープでおススメしていたので、行って見た。カワイイ!かわいい!可愛い!お皿なんかどうやって料理をのせるんだと思う。飾っておきたい。眺めるだけで幸せになりそう。見ているだけで、ニマニマしてしまう展覧会。


展覧会初日に描いたものだとか


モビール 


会場の部屋の前には こんな可愛いイラスト


オブジェ「花と鳥のタワー」と展覧会のための新作の器


うさぎ年なのでウサギに反応してしまう


羊がかわいい


「En Liten Vän」 フラワーベースとオブジェを兼ねたもの。これ、ほしかった。


千歳飴の袋 こんなんいい


ミッフィーアートパレード「ワンピースを着たミッフィー」


かわいいから、犬じゃなくてワンコだな












くまのランプ



バッグとサブレとスプレッド、コーヒーの入った箱を買ってしまった。お菓子は、外箱がかわいいんだもの。
バッグの元絵はこれ

ライオン


コーヒーは飲めないので紅茶でサブレとスプレッドをいただく。サブレ、おいしい。スプレッドは、キャラメルと発酵バターとゲランドの塩でできている。香りがよく、塩味が効いて美味しい。すぐなくなってしまいそう。romi-unie(ロミ・ユニ)というところの製品。
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「少女都市からの呼び声」感動!

2023-08-22 23:00:05 | 関ジャニ∞
安くん主演の舞台「少女都市からの呼び声」を観劇してきた。


 な、なんと!1列目の真ん中。全体的には見にくかったが、安くんの彫刻のような彫の深いお顔を間近に見ることができて幸せ。それにしても、子どもの運の強さよ。あなたには、これからいいことがどんどんある予感がする。

 唐十郎さんの戯曲でアングラ演劇。脚本を読んだけれども、よくわからなかった。不安だが、現代アートを見るように好きか嫌いか感覚で楽しもうと思った。
 見終わった感想は、よかった!感動し、涙が出た。なんでか知らんけど。以下、感想を羅列する。

 演出がよかった。オープニングのスクリーンに映し出される月。月の黒い影は、胎児の形。これからのことを提示する感じ。提灯の灯りと大正琴の音が不思議な感じ。

 六平さんと肥後さんの狂言回しがおもしろい。「なんてジメジメした陽気だろう」と繰り返す科白も印象的。「るーるーるー」とドラマ「北の国から」のキタキツネを呼ぶ声を出したり。ビッグモーターをこすったりするところは、歌舞伎っぽい(歌舞伎では、芝居の途中で今時のギャグを入れたり、阪神の試合経過を知らせたりすることがある)肥後さんは、森本レオの機関車トーマスの語りの真似などするがお上手。風間杜夫さんが観劇にきていることから、風間杜夫さんの真似を振られると、「スチュワーデス物語」の教官の真似を。残念ながらあまり似ていなかったが、懐かしかったなあ。ダチョウ倶楽部のドンと飛ぶ振りを客席でしたり、楽しかった。肥後さんって、芝居がお上手だとは知らなかったあ。
 そして、六平さん。あの笑顔にやられました。ちょっとファンになりました。2回目の登壇のときに、鼻にティッシュを詰めて、客席に飛ばす!目の前に飛んできたので記念に持って帰る。東京公演では、厄除けに持って帰る人がいるとか。キレイな水で湿らせているので汚くないそう。


 雪子役の咲妃みゆさんがはまり役。透明感や儚さが雪子そのもの。宝塚出身だけあって、バレエも華麗。途中で分娩台みたいなのに乗り、足だけ出して演技をするのだが、これが上手い。足が話をしているみたい。あとで大倉くんと成田凌くん主演の「窮鼠はチーズの夢を見る」に出ていたと知ってビックリ。大倉くんと夫婦役だったが、あまり印象なかったなあ。

 子宮虫たちの衣裳は、白いエプロンの裏が赤い血のようなあと。経血のようでビックリ。咲妃みゆさんの衣裳も素敵だった。特に白の衣裳(雪のドレス)が純潔や無垢をあらわしているようで似合っていた。

 実は、一列目のみ客席にビニールが用意されていて、飛沫物があったら、ビニールで防ぐようになっていた。ドキドキしていたら、ラムネの瓶を開けるところだったのかな。ほとんど飛んでこなかった。期待していただけに、ちょっとは飛沫がかかりたかったりして。

 最後はたくさんのビー玉が流れ込む。音とか、ビー玉のキラキラ感とか印象的。

 安くんは、熱量がすごかったな。違和感なく、世界に引き込まれた。

 いやあ、本当によかった。幸せだった。

 

 
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『宙ごはん』『介護者D』『60歳すぎたらやめて幸せになれる100のこと』

2023-08-21 23:58:07 | 
『宙ごはん』 町田そのこ 小学館
 宙には、育ててくれている『ママ』と産んでくれた『お母さん』がいる。宙が小学校に上がるとき、夫の海外赴任に同行するママ・風海のもとを離れ、お母さん・花野と暮らし始める。待っていたのは、自分が愛されることに夢中で子どもの愛し方の知らぬお母さんとの生活だった。代わりに花野の中学時代の後輩の佐伯が、毎日のごはんを用意してくれて、話し相手にもなってくれた。
 宙と関係のある人の過去が話が進むとともに明かされる。人生はいろいろな面がある。「人はどうしても自分のフィルター越しに世界をみてしまう」から。こうと思っていたら、実際は違うとか。
 最後の章で父親がおこした事故で死んでしまった相手の家族に謝罪に行く子供に対して「相手に赦しを強制するのは暴力」「謝りたい気持ちを相手に押し付けてはいけない」と言うところ。そうかと思った。
 そもそも、子どもが大人によって、しんどい思いをさせられるのは辛いが、助けてくれる人がいて宙ちゃんが確実に成長していっているのがよかった。
 「とにかく生きるが最優先。笑って生きるができたら上等」の言葉がささった。美味しいものを食べたら、お腹がいっぱいになったら、手っ取り早く幸せになれるよね。

『介護者D』 川﨑秋子 朝日新聞出版
 東京で派遣社員として働く30歳の琴美。父親の体調のため札幌へ戻ることを決意したが、慣れない父子生活、同級生との差異、海外在住の妹との考えの違いに戸惑う。そんな琴美の心の支えは、アイドルグループの「ゆな」の推し活だった。
 いやあ、リアル。介護にコロナ禍に老犬のボケにと次々と押し寄せてくる困難。上から目線で、してもらって当然の父親。一時帰国しても実家よりディズニーランドを優先させる妹。自分勝手な行動に振り回される琴美は、やってられないよ~。折り合いを自分でつけずに、言ってもいいじゃないと思うのだが。丸く生活するためには、やっぱり、飲み込んでしまうかな。
 推し活が、息抜きというのは共感できる。

『60歳すぎたらやめて幸せになれる100のこと 人生の最終章を生きる大人の知恵袋』 宝島社
 人生のエンディングを悔いなく飾るために、60歳をすぎたら大事になってくる「やめること」「捨てること」「離れること」を徹底紹介。兄弟、子ども、友人との「距離の取り方」「縁の切り方」や、「リフォーム」「引っ越し」はしない、余計な「人間ドック」「サプリ」もやめる、きれいさっぱり見栄を捨てる方法などを紹介。
 既に実行済のものも私には合わないなあというものもある。参考になるところだけ利用しようっと。
 「まだ使えるから」に対して「今自分が使わないものは誰も使わない」という言葉は納得。母に言いたい。
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