「日本、美のるつぼ -異文化交流の軌跡-」 2025年4月19日-6月15日 京都国立博物館
開館時間/午前9時~午後5時30分(金曜日は、午後8時まで) 休館日/月曜日
上 国宝「風神雷神図屛風」 俵屋宗達筆 生き生きとして躍動的。足の筋肉がすごい、そして雷神の指が気になるのか同じポーズをする人を多数見かけた。右手に違和感を持ったが、おかしいのは左手だよね。
下 「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」 葛飾北斎画 やはり、構図がすばらしい
●色絵団扇散蒔絵料紙・硯箱 運んでいた船が沈没し、一年半後に引き上げられる。水滴は錆び、硯に海藻のついた跡があるが、漆塗は美しいままだったとか。
●旭彩山桜文花瓶 清風与平(三代目) 重要文化財 薄ビンク色が美しい
●突線紐五式銅鐸 滋賀県野洲市出土 重要文化財 大きい。日本最大
●三彩蔵骨器 重要文化財 唐三彩を真似て奈良で作った奈良三彩。私は、から三彩より好き
●宝相華迦陵頻伽蒔絵冊子箱 国宝 美しい。迦陵頻伽を28人全部見つけられない。
●十二天象の内帝釈天(西大寺) 国宝 帝釈天の顔はよくわからないが、乗っている象の眼はかわいい。
●耀変天目(MIHO MUSEAM ) 重要文化財 国宝の曜変天目と比べると全然美しくない
●銅三具足(聖衆来迎寺) 重要文化財 細かな細工の龍がまきついている。私が一番好きな作品。
●松喰鶴蒔絵御衣箱 国宝 大きい。松に鶴って、なんて目出度い柄だ。
●唐物茄子茶入 松本茄子(紹鷗茄子) 家康の命で藤重親子が大阪夏の陣で被災した茶入れの破片を探して漆で修復したもの。復元したとは思えないほど素晴らしい。
●IHS紋花入籠目文蒔絵螺鈿書見台 イスラム圏でコーランの見台を目にした人の注文品らしい、この形の見台、トルコでよく見たわ。
●双竜花鳥蒔絵螺鈿裁縫道具入 西洋人用に作られた漆器の裁縫道具入れ。携帯用なので小さくて可愛い。細かい蒔絵でこんなのぶら下げるなんてお洒落。
●十八羅漢象のうち羅怙羅尊者像 范道生作 羅怙羅は、出家前の釈迦の子で、自分の中に仏がいると胸を開いて見せているらしい。
●吉備大臣入唐絵巻 ボストン美術館から里帰り。吉備大臣は、負けそうになると碁石を飲み込み、.相手が糞を洗って碁石を探すなど豪快でおもしろい話みたい。
見応えのある展覧会だった。国宝好きとしては、15日までに奈良と大阪の国宝展にも行きたい。