ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

「少年たち」「関西ジャニーズJr.のお笑いスター誕生!」

2022-05-31 21:05:25 | 映画
 ケーブルテレビで「少年たち」「関西ジャニーズJr.のお笑いスター誕生!」を見る。ネタバレあり

「少年たち」2019年
 それぞれに事情を抱える少年たちが、赤房、青房、黒房と分かれ対立している少年刑務所。赤房と青房はライバルとして喧嘩を繰り返し、黒房はそれを面白がって見ている。そんなある日、刑務所に新しい少年がやってくると共に、冷酷な看守長が赴任する。そしてそれがきっかけとなり事件が起こる。
 映画館で見たときは、ジュニアのことがわからなかったので、顔の区別がわからなかった。冒頭のダンスシーンと最後のショーの場面はよかったけれども。
 Snow ManやSixTONESの名前がわかったので、顔の区別がついた。しかし、人数が多いのでファンでなければ顔の区別がつかないであろう。
 見直してわかったこと。横山くんが突然死して訳がわからないとおもっていたが、飛行機の中で薬の袋が映し出されて、なんらかの疾患を持っていたらしい。
 でも、内容がとっちらかっているのには、変わりないかな。
 ふっかさんがイケメン。最後の子どもと遊んでいるところなど、いいお父さんで素敵。最後の鹿に囲まれているしょっぴーがかわいかった。今では、あざとかわいい阿部ちゃんが、ワイルド系。
 ラウちゃんがいるはずなのだが、どこにいるのかわからなかった。
 
「関西ジャニーズJr.のお笑いスター誕生!」2017年
 幼なじみでお笑い好きの高浜優輔(なにわ男子の西畑大吾くん)と稲毛潤(なにわ男子の藤原丈一郎くん)は、高校卒業後にお笑い養成所に入所し、漫才コンビ「エンドレス」を結成する。新人芸人の登竜門であるコンテストでも優勝し、テレビ局からも声がかかり、エンドレスは順風満帆かに思われた。しかし、売れることが第一と考える高浜と純粋にお笑いが好きな稲毛、2人の間に気持ちのすれ違いが生じる。そんな中、同期でライバル的存在だった「ピンクらくだ」(室龍太くん、スノーマンの向井康二くん、Aぇ!groupの草間リチャード敬太くん)が突然ブレイクし、エンドレスの人気下降に高浜はいらつき出し、高浜のお荷物になってるのではと悩む稲毛の脳裏に、コンビ解散の文字が浮かび始める
 西畑大吾くんの中学時代を道枝駿佑くんが藤原丈一郎くんの中学時代は長尾謙杜くんがしていた。まさか同じグループになるとは思っていなかっただろうね。なにわ男子の大西流星くんが、キュート。
 私の推しのAぇ!groupの末澤誠也くんが目立っていない。その他大勢で悔しかったんではないかなあ。「少年たち」にも出演してないし。Aぇ!groupは、デビューしてほしい。

 
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『やさしい猫』

2022-05-30 21:24:51 | 
『やさしい猫』 中島京子 中央公論新社
 シングルマザーの保育士ミユキさんが心ひかれたのは、八歳年下の自動車整備士クマさん。出会って、好きになって、この人とずっと一緒にいたいと願う。当たり前の幸せが奪われたのは、彼がスリランカ出身の外国人だったから。クマさんは、不手際でビザの更新ができず、不法残留で東京入国管理局に収容されてしまったのだ。
 ミユキさんの娘マヤがきみに語る形で話はすすむ。最後にきみが誰かがわかる。
 題名から猫が出てくる、ほんわかした話だと思いきや。入国管理局の理不尽さに驚いてしまう。知らなかった。仮放免されても他県をまたいでの移動には許可がいる。働くことはできない。(では、どうやって暮らすのか?)日本で育ち日本語しか話せない子どもを母国に返そうとする。日本を好きでやってきた人たちが日本に恨みを抱いて帰国しないだろうか。クマさんが長い収容で痩せていき、気力を奪われる姿には心が痛んだ。犯罪者ではないのに。救急車が来ても患者を乗せずに返される場面では、ウィシュマさんのことを思い出して辛かった。
 入管は、相談にくればいろんな手立てがあると言うが、「早く国に帰れ」という所に相談に行けるだろうか。日本語以外の言語に対応しているのだろうか。もちろん、一生懸命任務を遂行しているのだろうが、本を読んでいると一般の感覚と違うような気がした。
 ウクライナ人の避難と違うなあと思う、難民申請を待っている外国人も多いのではないだろうか。
 本に出てくるクルド人のハヤトくんは、どうなったのだろうか?
 
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『千年の読書』『昔話の扉をひらこう』

2022-05-29 16:11:39 | 
『千年の読書 人生を変えるホントの出会い』 三砂慶明 誠文堂新光社
 人気イベント兼冊子「読書の学校」発起人であり、梅田 蔦屋書店で人文コンシェルジュを務める書店員・三砂慶明氏による、とてもパーソナルで、それゆえに普遍的な、本をめぐる考察。なぜ、本には人生を変えるほどの大きな力があるのか
そしてどうしたらそんな本に出会うことができるのか――。
 流れるような上質のブックトークでどの本も読みたくなる。これだけの本を紹介しようと思ったら・・・。作者の読書量や広いジャンルに頭が下がる。私は、哲学なんかチンプンカンプンなので。
 本との出会いは人との出会いという言葉通り、さまざまな本の作者の金言をいただいた。「ラナ・プラザの悲劇」「プラスチックスープ」などという言葉を知ったことも深い。
 「幸せになるために」「勉強はなぜするのか」という問いへの答えは、すばらしいの一言。

『昔話の扉をひらこう』 小澤俊夫 暮しの手帖社
 わたしたちの祖先が何世代も語りついできた昔話には、人生観、自然観、子育てのヒントが染み込んでいる。あたたかいまなざしで人生の本質を語り、「大丈夫だよ」と励ましてくれるのだ。昔話に秘められる大切なことを紐解く一冊。
 昔話について、わかりやすく解説。勉強になった。昔話の特徴など、言われてみればその通りということばかり。
 昔話は、末っ子ばかり いいことがあって、ずるいと長子の私は小さい頃に思っていた。が、子どもは社会の末っ子だから、その子供への応援歌なのだということを聞いて、なるほどと思った。
 以前、勉強会で西洋の昔話を語った時に、終わりの言葉が意味わからないと思って割愛したら、「そこまでがお話だ。勝手に取ったらいけない」と怒られたことがあった。結末句と言って終わりの挨拶だったのね。やっと納得した。→遅すぎ
 昔話を聞いて、何かの時に思い出して励まされたり、愛されていることを実感してもらえたらいい。自分の声を子どもを叱ったり、指示したり、何かを禁じるのに使うのではなく、お話を聴かせるために使おうの言葉は響いた。
 最後のお子さんとの対談で作者の弟が有名な指揮者の小澤征爾さん、作者の次男が小沢健二(オザケン)さんと知る。さらに絵本「うまかたやまんば」「かちかちやま」のおざわとしおさんと知る。小澤家の人々、スゴイ。
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『灰の劇場』

2022-05-28 22:25:17 | 
『灰の劇場』 恩田陸 河出書房新社
  きっかけは「私」が小説家としてデビューした頃に遡る。それは、ごくごく短い記事だった。一緒に暮らしていた女性二人が橋から飛び降りて、自殺をしたというものである。様々な「なぜ」が「私」の脳裏を駆け巡る。しかし当時、「私」は記事を切り取っておかなかった。そしてその記事は、「私」の中でずっと「棘」として刺さったままとなっていた。ある日「私」は、担当編集者から一枚のプリントを渡される。「見つかりました」――彼が差し出してきたのは、一九九四年九月二十五日(朝刊)の新聞記事のコピー。
 回想やら現実の中の白昼夢やら小説やらが混じりあって、ややこしい感じ。でも、私にとってはなんだかわからない魅力があった。MやTの時代背景や心情が理解できる気がする。漠然とした不安とか。
 結婚式で白い羽根が降る場面、劇場で白い砂が積もっていく場面が美しくて しびれた。
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南禅寺の三門と無鄰菴のお庭

2022-05-27 21:54:41 | 日記
 野村美術館へ行ったついでに、以前南禅寺に行ったときに時間切れで上ることができなかった三門へ。


南禅寺 三門 細くて急な階段を上り、回廊を一周。回廊は、やや外側に傾いているような気がして、少し怖かった。歌舞伎「楼門五三桐」で石川五右衛門が南禅寺三門から満開の桜の風景を見て「絶景かな絶景かな」と言う、その舞台。


三門から法堂をのぞむ

 次は、お友達推薦の無鄰菴のお庭へ。1896年に山県有朋が七代目小川治兵衛に作らせた庭。東山を借景すること、琵琶湖疏水を生かした躍動感あふれる流れを作ること、芝生の庭にして開放的にすることが条件だったとか。しかし、この土地の湿気や茂った樹木によって、庭の奥には苔が生えてしまう。有朋は、その苔の姿も美しいと受け入れたらしい。


踏み石は、表面がでこぼこで歩きにくく、下ばかり見る。そして、丸くてきれいな踏み石に到達した時、顔を上げてお庭を見るという仕組みになっているらしい。すごい考えている!綺麗な踏み石は、ビューポイントになっていることが多いとか。


ビューポイントから見たお庭。右の赤松の下には池があるが、ここからは、見えない。庭を散策して、わかる池らしい。考えているなあ。


赤松の下の池


池に空が映る。


苔は乾き気味でそこまで瑞々しくなかったのが、残念だった。


今流行のリフレクションぽいの。


三段の滝 


1000円でお抹茶とお干菓子をいただきながら、お庭をながめる。気持ちがいい、幸せ。お干菓子は、右の青いのが雨、左の白いのが野花。お抹茶は福寿園。他のメニューもあり。



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