世の中の二乗>75の二乗

話せば長くなる話をする。知っても特にならない話をする。

アイコとアサラト

2009年09月28日 18時55分32秒 | Weblog
スーパーでアイコを見つける。
これは私が一番おいしいと思っているプチトマトの品種で、
普段なかなかお目にかからないものだ。
普通のプチトマトより長細くて肉厚。甘い。
少し変わっているぶん、やはり値段も高い。
が、私はつるりつるりと食べてしまう。
本来はそんな食べ方もったいないのだけど、おいしいのでよどみなく食べてしまう。
赤い楕円の形がぴかぴか光って贅沢の色。

道を歩いていたら、
パンクした自転車を引いているような音がしたので見回すがそんな人はどこにもいない。
かっちかっちしゃらしゃらしゃらと音は続いている。
おかしい。
注意深く音源を探っていくと道の反対側を私と逆方向に歩いているひとりの青年に行き当たる。
その青年は片手になにか持ってしきりに動かしている。
そこから音は出ているのだ。
紐でつながった二つの丸い玉を高速で打ち合わせる音と玉の中でなにかがしゃらしゃら鳴る音が重なる奇妙なもの。
それがアサラトという楽器であることは家に帰って調べてわかった。
それがわかってから、彼は歩きながらでも鍛練をして二宮金次郎さんのようにえらいと思った。

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