世の中の二乗>75の二乗

話せば長くなる話をする。知っても特にならない話をする。

ゲームセンターバンバンで遊ぶ

2008年09月28日 08時05分59秒 | Weblog

嘘です、遊んでません。
今日はみゆみゆと駒込という街に初めて行った。
駒込というところは生活臭が溢れるよい街のように見えて楽しかった。
ここでいう生活臭というのが、ゲームセンターバンバンみたいな店が林立してるって意味で、逆にいうとちょっと古くて泥臭いということのなのかもしれない。
だけど、決して馬鹿にしてるとかじゃなくて、でら安い八百屋さん(玉ねぎ一個19円)や金物屋さん(フライパン380円)や、ショーケースでコッペパンを売っているパン屋さんなど、ここ2、30年以上は何も変わらずやってますけどなにか?という気概が感じられる。
ちいさんぽの要領でちょっと散歩して、立ち食い蕎麦屋に入ってうどんを食べた。
店のおじさんが若い娘なので珍しがっていろいろ話しかけてきた。

その後、稽古で公演会場のある経堂まで行く。
何回か来ている街ではあるのだが、駒込との街の差に驚く。
さすが世田谷。おハイソ。
店もおハイソ家もおハイソ車でけー。
洗練された街で芝居やります。来てください。

見ちゃうのよ

2008年09月26日 07時49分41秒 | Weblog
携帯から見るブログの表示が変わって、
私自身忘れていた自己紹介欄の写真がトップにくるようになった。
何年か前に撮った彼岸花の写真だった。
そういえば今は彼岸花の季節だ。
あの花が咲いていると私はどうしても見てしまう。
あ、あそこに咲いてる、と立ち止まってしまう。
赤いかんじとか、花弁の開き方とか、シュッとしたフォルムとかが理由なんだろうか。
根っこに毒があるとか、賽の河原に咲いてるとかそういうのが理由なんだろうか。
一本じやなくて群生してるとことか、横一列に並んで咲くとことかも理由かもしれない。
お花屋さんにないとことか、わりとどこにでも生えてるとことかもそうかもしれない。
つい見てしまう季節が来た。
写真は全然関係ない、銀杏を拾う夫婦。
これも季節だ。
でもおばちゃん、素手で拾ったらくちゃくなるよ。

大失策

2008年09月23日 22時56分25秒 | Weblog
どうやらいままでの稽古のやり方が大きく的外れ、というか失敗だったことに気付いた。
気付かされた。
原因は私の先走りと、演出という立場の考え方が間違っていたこと。
なまじみんなサクサクやってくれるので、もっともっとと要求が細かくなりすぎたし、その時期にはまだ早すぎた。
ちょっとイメージと違うところは、役の内面を私が説明して表現してもらおうとしてた。
その時期もまだ早かった。
いまはまだ、セリフを覚えてもらうことと、その役のイメージを大まかな外面だけ正確に伝えなければいけなかったのだ。
内面を私が言ってしまっては、いまからの俳優の仕事をとってしまうことになるし、そこを演出が縛ることはして欲しくないと言われた。
どう思っているかを縛るのではなく、どう見えているか、どう見せてほしいかを正確に伝えてくれということだった。
はあ、そうかと素直に感心した。
手さぐりでやっていてなかなかはっきりしたイメージが伝えられなかったのもよくなかった。
私は私のやりたいことが伝わっているだろうと勝手に思って進んでいたし、俳優はなんかやりにくいんだよなあと思いながら今日までつきあってくれていたわけだ。
やってるほうはたいへんだったろう。
言ってくれてよかった。
いまでよかった。

最近の

2008年09月22日 21時47分44秒 | Weblog
みうらじゅん先生が杖をつきはじめたのは、
腰が悪くなったとか身体が不調だからではなく、
先生が自らに「老人」というステイタスをお認めになったからだろう。
ようやく俺も「老人」に昇格しちゃってもいいんじゃねえのという、
いわばまんをじしての杖つきなんだろう。
アイドルに憧れて似たファッションをするのと一緒で、先生は「老人」に憧れてるんだろう。
だって腰とかすげえしゃんとして、すたすた歩いてるんじゃん。
ふらふらなのに杖を拒否し続けるウチの婆とは大違いだ。

おもろ

2008年09月21日 00時55分21秒 | Weblog
ドストエフスキー「永遠の夫」を読んだ。
すげえおもしろかった。
トルソーツキーというおじさんがすごくおもしろい。
いくとこまでいっちゃえない、小心者ぶりがいい。
全部が中途半端。
ずいぶん年下の女の子に金に物を言わせて結婚したいけど、自分ではプレゼントを選べないのでかつての間男に選んでもらう。
全然だめだこいつ。
だめだこいつだめだこいつ、
だめなやつを見たいのかな私は。
たぶんだめなやつが見たいんだろう。
あんまりいいことじゃないが、
やっぱりだめなやつを見ていたい。


有楽町にいらっしゃい

2008年09月18日 07時43分03秒 | Weblog
大山君が「ミス・サイゴン」の招待券をくれたのでみゆみゆ、たっちーと見に行く。
ダブルキャストどころか、クアドラプルキャストで、今日は偶然メインが筧さんとソニンの日だった。

素直にラッキーと思って大山君に感謝。
初めて入った帝国劇場の大きさや、物販の内容とか、ホールに出演者の意気込みを張った直筆色紙とかが飾られてるのにいちいち驚き、おのぼりさん気分を存分に味わった。
興奮のあまり、森光子「放浪記」のチラシも手にとって、「2000回公演への決意のスクワット披露」という記事にも大興奮。
ひさしぶりにオーケストラピットから生音の出ている舞台をみたので、さいしょの楽器の音あわせのところとかも「粋なBJMを流しているなあ」と思ってしまった体たらく。ああ無知っておそろしい。
わくわくした高揚感のまま「ミス・サイゴン」へ突入しました。
商業ミュージカルというものは、こんな機会でもない限りなかなか自分では見に行かないので、ありがたいなあと思いながらいったわけだが、
ホントこんな機会でもなければ見れなかったなあという舞台だったのですごくいい経験をさせてもらった。
筧利夫という人の徹底したプロのお仕事ぶりも拝見できたし、それはやっぱりそれで食べている人の姿で、えらいなあすごいなあと思った。
ミュージカルなので、いまさら「思ってることをいちいち歌にすんじゃねえよ」ということも思わないでいるつもりがつい思ってしまうのは、観客である私のミスとして、「蝶々夫人」でいうところのピンカートンにあたる、クリスという男の身勝手さがいらだってしょうがなく、なんだけっこうのめりこんで見てんじゃん私。
帰りによった居酒屋でほっけをバリバリ食いながらさんざんしゃべくったので書くことはもうこんなに落ち着いた感じです。
「ミス・サイゴン」、みんな歌がうまかった。

解決策

2008年09月16日 01時27分49秒 | Weblog
この休み中、銀行預金が引き落とせずに今日入り用の電車賃さえなくなったという状況。
どう、どうにかしたかといえば、
本を、売りました。
吉祥寺に好きな古本屋がありまして、そこは買い取りもしてくれまして、
ブックオフとかよりも古本の価値をわかって査定してくれるので、
読まない本とかは全部そこに持っていくことにしているのです。
今日も、10冊くらいを持っていきました。
2100円になりました。
高野文子「るきさん」にそのような話が載っていました。
るきさんは切手集めが趣味なので、即金が必要なら切手を売るわというような話だったと思います。友達のえっちゃんは服。
というわけで、松尾スズキの「ニャムウェイ」とかがウチからいなくなって、代わりに電車賃が手に入りましたとさ。

ケフィアと大麻

2008年09月13日 11時14分36秒 | Weblog
ロシア人が気になる者として今注目はこの二つだろう。
よく、日本人が薬を飲むのはしゃっきりさせるためだと言われる。
明日の仕事のために、体を活発な状態へ持っていくために、いいも悪いも栄養ドリンクとか、かぜ薬とかを飲む。
だから日本人はしゃっきりしてるのが気持ちいい状態だと思ってるらしい。
だから日本では覚せい剤のが人気なんだって。
しかし、どろんと夢うつつな感じになるのが気持ちいい人たちもいるので、大麻とかが好きな人もいる。
覚せい剤は注射でしか体内に入れれないので、陽性反応が出た段階でアウト。
大麻は煙草と一緒で、副流煙での受動吸引の可能性もあるので陽性が出ただけでは逮捕されない。
なので、副流煙吸引を主張して戦える。
「悪い友達を持ったなあ」「悪い場所で遊んじゃいかんぞ」で済ませられる可能性があるから。
主観でしかないが、ロシア人といえば訴訟。
しかも名誉をかけた無謀ともいえる裁判。
私は角界のロシア人に主観どおりのロシア人をみた。
世間体とか気にしないんだもん。
日本でも一二を争う「ザ・世間体を気にする世界」にいるのに。
裁判で勝っても負けてもたぶん地獄が待っているよ。
行くも地獄戻るも地獄。でもどこか滑稽。
ああ、角界が今、ロシア文学に侵食されつつある。
関係ないけど、ケフィアのCMやりすぎじゃね?

男は狩りをするものだ

2008年09月12日 07時40分20秒 | Weblog
いま、仕事の合間に夜勤の宅急便の仕分けをしているのだが、同僚の男たちがもの珍しい。
重い荷物をあつかったりもするので、やはり9割が男性。
みな身体がひきしまって筋肉ムキムキ。
暑いので上半身裸の人もいる。
はあーとつい見てしまう。
だってめずらしいんだもん。
これまで周りにいた男たちとはずいぶん系統が違っている。
ほぼみんなヤンキーあがりなのだろうけど、とてもやさしい。
いいね。
仕事は人をやさしくさせるね。
重い荷物を運ぶ。
重い荷物を積み上げる。
移動はダッシュ。
休み時間には逆立ち。
すげー。
これが男かと妙に納得。
肉体労働をする男たちを見て、
ああ、こういう男たちなら狩りとかできるんだろうなと思う。
うさぎを捕ったり鹿を捕ったりしてたき火で焼くんだなあ。
狩りが生きる糧になっていた時代のこととかを思う。
インドとかにいかなくてもこういうことは経験できるもんだなあ。