世の中の二乗>75の二乗

話せば長くなる話をする。知っても特にならない話をする。

カリーカリー

2005年08月30日 20時33分50秒 | Weblog
カレーをあまり食べたいと思いません。
だから、作りません。
しかし!今日は作ってみました。
食べました。
こだわり抜いてみました。
ガラムマサラなんぞ入れてみました。
バラ肉を刻んで炒めてなべ底へぶち込みました。
セロリをみじん切りにして入れて見ました。
たまねぎゅなんぞ、飴玉色まで炒めまくりです。
ご飯をもって、そこにピッツァチーズなんぞぱらりぱらりとふりかけの如し。
別口で焦げ色をつけて焼いた鶏モモとネギをのっけて、
上からカレーさんをざぼんと、ね。
はい、こだわった。
大してこだわりのないカレーにこだわった。
ああ。いい暇つぶしになった。
え?
お味ですか?
いや、普通ですよ。
カレーの味ですよ。
こくまろ使ったし。
カレーにあまり興味がないので、
こんな反応なだけですよ。
あのね、
モモ肉ナイスよ。
カレー屋でも開こうかなぁ。
こくまろ使ってるから、こくまろ亭。
ウチの鍋小さいから、限定一日3皿。
しかも分量が大雑把だから毎日微妙に違う味。
たのしー!
プレミアムー!
ちょっとやる気になったあくまでも暇つぶしでした。

OH!水木サン!

2005年08月28日 01時56分02秒 | Weblog
大水木しげる展に行ってきました。
いや、すばらしいものでした。
展示数の多さにも見応えを感じましたし、
なによりも水木しげる先生とその作品群を様々な角度から見せるアイディアに溢れておりました。
これはもう、水木しげるとその作品群が好きで好きでしょうがなければ生まれないものばかりです。
好きで好きでしょうがなくって、そのすばらしさをぜひ皆に見せたい、というか自慢したい。自分のことのように胸を張って。
そんな雰囲気が会場内を行ったり来たりしていました。
お客さんも小学生から水木先生と同年代くらいまで幅広く、皆興味あり気に見ていました。
水木サンの集めに集めた妖怪や妖精たちの、今でいうフィギュアの数々。鬼太郎ハウス、浮世絵の妖怪五十三次まで。
それにとどまらない展示品。実に楽しめました。
最初に掲げられている先生のお言葉から、高知県立美術館の付属展示、ポップ妖怪の世界まで、まるで一度死んでまた生まれ出たようななんとも言えない順路でありました。
水木ファンは行くべしですよ。
水木ファンじゃなくてもおもしろいですよ。行くべしですよ。

水木しげるのなにがすごいって、
ホントにこの人、妖精やら妖怪見てるんですね。
見た、感じた、あれはこの妖怪だ!と作品に描くんですよ。
これは嘘ですよ、フィクションですよ、と言わない。
これは水木しげると釈由美子ぐらいにしか出来ないですよ。
しかも釈由美子は見たものをそのまま絵に描くことはしないわけだから、水木しげるのすごさがどんなものかもうわかっていただけたかと思います。
普通、そういうこと言うと釈由美子みたいに変わり者だよね、って目で見られてしまいますが、水木しげるにはそれをごり押しするだけの説得力という名の画力が備わっているんですね。
実際見るとその画力に圧倒されます。
まあ、要はこんな線ばっかしちまちま描いてられっかよ!ということなんですが。
さすが、こんな線ばっかしで、ちまちま濃淡つけてんじゃねぇよ、この天才!の異名を持つつげ義春をアシスタントにしていただけあります。
そんなんを目の前にすると、もうあっちの世界ってのはどっかあるんだろうな、とぼんやり考えてしまいます。そんなん考え出したら、こういう輩もいるんじゃねぇの、と思いだします。そう思い始めると、こいつら見たことあるなんてすげぇな、このおっちゃん、となり、水木ワールドの永久循環が始まります。まあ、なんてスペクタクル。なんて、素敵。

今の流行ですからね、妖怪。
え?知りませんでした?
流行ってんですよ、妖怪。
まあ、流行に便乗して水木しげる展でも見に行かないと、波に乗り遅れますよ、お嬢さん。
イマドキ、妖怪の名前10こぐらい挙げられなくてなにがイマドキですか。

暮らせば思い出

2005年08月25日 14時04分07秒 | Weblog
「父と暮らせば」にはちょっとした思い出がある。
口を開ければ人のことを馬鹿やらアホやら「おい、のっぽ」としか言わなかった高校の部活の顧問教師に贈られた本なのだ。
井上ひさしの戯曲を初めて読んだ本でもある。
卒業にあたり、今までお世話になりましたと贈った品物を郵送にて返品してきたときについてきた本だ。
なぜこの本を選んだのかは未だに謎だが、なんだか戒められたような気がしたのは覚えている。
えらい破天荒な人で、姉たちの卒業と同時に定年退職したが、「ホノルルマラソンに出るのだ」と言って姉たちの部活中、黙々と独り走っていたのも思い出す。
一度もほめられた記憶がなく、いつも笑っていたような気もするが異様に近寄りがたく、それでも全然悪い印象はない。
その「父と暮らせば」の映画がやっと出来た。
実はその人から本を贈られるのは2度目で、1度目にもらった遠藤周作「深い河」は読んだあと即映画を見たが、原作の衝撃と姉の抱いた想像があまりにも大きく、映画にはいささか憤慨したものだ。伊集院光とか田口浩正とかなら似合ったろうに。
で、映画版「父と暮らせば」である。
きれいかったですねぇ。
宮沢りえが、というか空気が。
お父ったん、という発音や井上ひさし独特の言いまわしがしっかり映像化されていました。特に過激な演出をつけているわけではないけれど、おそろしくてさぶいぼが立つところもちゃんとありました。
言い尽くされた、普段聞いたら歯がゆくなってしまうような言葉もたくさん出てきましたが、大きなお饅頭や千切りにするにんじんにはよく似合っておりました。
よく我々は、時代に合わせた創意工夫というものを古典のリメイクなどに求めることをしますが、原作の通りに忠実に再現することもやはり意味があるような気がしました。
それでいいものと決めてかかっていると、
ただ単に流行が一周して戻ってきただけだったりしますが。

「父と暮らせば」、本来なら二人芝居であるところに浅野忠信という俳優をぶつけてきたのは、グッジョブでした。
独り、柄本明を見逃した夜に見るにはいい映画でした。

激昂す

2005年08月22日 19時13分54秒 | Weblog
金沢くんだりまで。
来てしまいました。
マシュー・バーニーが来るんですもの。高知でクレマスターを見逃したことは生涯の悔やみです。
と、いうことで、雪辱戦の拘束のドローイングです。
コンテンポラリー・アートの極み。ビョークが毛皮の文金高島田!気持ち悪い!生々しい!でも目がはなせない。
そもそもマシュー・バーニーという人は映像作品を作るアーティストなわけですが、今回は付属して立体作品も展示。しかも金沢21世紀美術館にて自ら制作した作品もあるってんで、地元金沢に限らず全国各地から姉のような変り者がわらわらとかの地へ押し寄せているというわけであります。
客の多くがアートに興味がすごくある人か従事してる人なんでしょう。奇天烈な格好の一癖あるわよ的な装いを主張していらっしゃる人ばかりで、街歩いててもこんなに数見ないなぁと、やっぱ集まるとこには集まるもんなんだなぁと、静かに思ったことでした。
これがバーニーの吸引力なのだな、と。
美術館はきれいで洗練されていて、作品は文句なく楽しめました。
ね、とまあ、いいことばかりだったらよかったんですけど。
姉にはどうしても納得いかないところがありました。
というか、素直にここの学芸員さんはマシュー・バーニーの魅力を伝え切れてないよ!と。声を大にしてこれだけは言わせていただきたいわけですよ!
たとえば、コンテンポラリー・アートと呼ばれるわけくさわからないものが目の前にあったときに、人はやっぱり説明してくれるものを探すと思うんですよ。
自分じゃ消化しきれないものには微々たる情報でも貴重で、それらを集めて換算して、それでやっとぼんやりわかる。こういうことなんだろうと。
あくまでぼんやりと。きっぱりわかるなんてそれこそ気持ち悪いだろうと。それに、マシュー・バーニーに話を戻すと、あれがきっぱりわかる人は客にいてはいけないだろうと。きっぱりわかる人がもしいたらの話ですが。だってわかってしまったらマシュー・バーニーの存在意義やら作品の魅力が消滅します。
我々はコンテンポラリー・アートの前では常に戸惑い、戸惑わないものはコンテンポラリー・アートではないのではないかと。
で、今回ですよ。
激昂しましたね。
きっぱり説明しすぎ!ぱっきりしすぎ!
それだけならまだしも。
その説明が雑!
バーニーがトランポリンを使って天井に絵を描いている映像の説明が「がんばって絵をかく人」。
こらー!!!
半人半獣の生きものが蠢く映像。「うわっ、歩きにくそう!」
素人か!
姉はかなしくてかなしくて、滑稽で滑稽でしかたありませんでしたよ。
いくらなんでも説明書きに読書感想文をのせるなんて。
あまりにもちゃち過ぎる。がっかりですよ。
でも映画はよかったよ。マシューのせいじゃないよ。日本人のせいだよ。
ああ、げっそり。

あ、マシューっても真実を出した日本人じゃありませんよ。
いや、あのマシューも好きなんですけど。
マシュー、次は高知でやって!
高知には優秀な学芸員さんが揃ってるから!


姉帰る

2005年08月16日 21時21分47秒 | Weblog
寄生虫です。
違います。
帰省中です。
もう5日目です。
父が家庭菜園を始めました。
母がパッチワークを始めました。
どこへ行くつもりなんだ。
色々しましたよ。
色々食べましたよ。
毎日がごちそうですよ。
多分姉の肝臓、フォアグラにして食べる魂胆ですよ。
映画を見ましたよ。
皇帝ペンギンは非効率な生活を営みますよ。
セントレアに行きましたよ。
物珍しさのみで来てる客にまぎれましたよ。
海水浴に行きましたよ。
人工砂浜って偉大ですよ。
部屋のクーラーが壊れてましたよ。
暑さで目が覚めますよ。
まだまだ帰りませんよ。
まだまだ予定がいっぱいですよ。
さすが愛知。
景気がみんな良さそうですよ。
万博バンザイ、セントレアバンザイ、昔からのトヨタバンザイ。
ああ、こうして夏が進行していく。
今年は遊びます。
万博にもう一回行きます。
長島ジャンボ海水プールに行きます。
大須に行きます。
東京に、金沢に行きます。
濃厚凝縮なのです。

異人さんに連れられて

2005年08月11日 13時05分22秒 | Weblog
今高知にJICAからの方々がお勉強しに来ています。
JICAってのはアジアの人々を日本が救援しましょうよという半官半民の組織で、姉の大学がその研修生の受け皿になることが決定したのです。
いやぁ、研修生といっても20代の人なんか一人もおりません。
皆さん社会人の方で、しかも自国の代表者の集まりという御歴々。
日本でいう厚生省レベルのお役人さんばかりです。
モンゴル、韓国、インド、タイ、ウズベキスタン、イランなどなど。
その人たちが女性地位の向上やDVの問題などを学びに来てるんです。
どうして高知に来てんのか甚だ疑問ですね。
で、姉はこの企画にバイト生でのっかるはずでした。
しかしそれが、まぁ、様々な事情でぽしゃり、
担当の先生に散々謝られ、
日程だけでも見る?と言われ見せてもらい、
「あ、この助産院見学なんておもしろそうですね」と口を滑らせたのがいけなかった。
人のいい先生にじゃあってんで、あれよあれよでその日一日だけメンバーと一緒に助産院見学が組まれてしまったのです。

昨日。
あっつい中、チャリこいで学校へ。
全く紹介もされぬまま控え室に案内される。
通訳の人が中にいるから、と言われて一人で入ってババンバーン。
5、6名の異人さんが一斉注目。どこを見渡しても通訳人おらず。
ピンチ!
と思ったが、ここはしょうがない。
えー、ワタクシのつたない英語、でもない、つたない単語で話しかける。
なんとか意味を汲み取ってくれ、一気に和やかムードへ。
お茶を勧められ、よさこいのデジカメ写真を見せられ、
今日は暑い、と言われ、イスに座れ座れと言われる。
というか、そのくらいしかわからん。
しかし、この人たちも英語はぺらぺらなわけじゃなく、
はるかに語彙数は多いが姉と同レベルでお互いに会話を成り立たせていた。
そんな現状に一安心。
とりあえず、この大学の学生であること、今日は一緒に助産院にいくことを説明。わかったくれた。
と思う。
しばらくして通訳人と引率教員、バイトの学生数人が入ってくる。
んで、バスに乗って助産院へ。
部屋に入ったときから思ったが、異人さんたちのいる空間は田舎のおじいちゃんの臭いがする。
誰か個人から香るものなのか、集団になって生み出された香りなのかはわからないが、これは発見。
遠くに出会って、近くを感じる。
そのお陰でずいぶんと楽な気持ちになったのは事実。

産婦人科医院ではなく、助産院というところは、
正常に生まれてくると判断された妊婦が子供を自然分娩するところ。
だから、すごくアットホームなところである。
というか、ほぼ家である。
分娩室、と呼んでいいものかわからないけど、その部屋が大きいくらいで、
あとは産後一週間母親が生活するための部屋があるだけ。
分娩室は浴槽の大きいものがどーんとあり、
一緒にトイレが設置されていて、つかまり紐や梯子、ストレッチ用の大きなゴムボールなんかが置いてある。
想像していた分娩台というものはない。
そういうものに頼らない、あくまで自然分娩を促す施設なのだ。
助産師、針灸マッサージ師が常に待機しており、みんな人のよさそうなおばさんであった。
が、アットホームな出産ビデオを見せられたのには閉口した。

帰りに雪渓寺に行きたいという要望を叶える。
とりあえず、助産院よりは喰いつきが良かった。
興味ありといった顔で境内を各自散策。
皆、持参してきたデジカメで写してくれ写してくれという。
サイトシーイングがっつりである。

学校に帰る。
ちょうど今高知に里帰っている先輩に会う。
例のVシネ会社で映画監督を目指す先輩である。
ついでだからってんで、ゼミの先生と3人で飲みに行く。
結構話したが、それは内緒。
遅くなっての帰宅。
いや、色々ありました昨日の一日。

久しぶりの家族旅行

2005年08月10日 12時02分39秒 | Weblog
という感じでしたね、昨日は。
いつもより少し陽気になる父。
いつもより少し寛容になる母。
ワケもわからずはしゃぎまくる子供たち。
よさこいが始まる前の小休憩日にあたった昨日、
我々、シアホリーズ第2期メンバー(ago、美幸さん、末嶋氏、姉)はなんだか遊びましょうということになり、遅い時間からではありましたが、末嶋氏の愛車、たっぷり君に乗って、出かけたのであります。
冗談のようでありますが、実はこのメンバーで家族を演じたことなどござまして。
ただ演じていただけなら何もこんなにはならないでしょうが、
劇団内の役割的にも気持ち悪いことにファミリーのようでして。
そういうことで、
鳥肌もんですが、
全くもって久しぶりの家族旅行と相成りました。
いやぁ、家族っていいねぇ。
何気ないドライブの中にも笑いあり、
道端で買うアイスにもドラマあり、
日暮れの公園でほのぼのあり。
いつから歯車が狂っていったんでしょうね。
振り返ると、予想以上にどうってこと無いことしかやってないのに、予想以上に楽しかったことを記憶しています。
これぞ家族パワー。
カムカムホンダ。
ノアで水龍撃破。
真っ白のシャツ着せてますか?
中華団欒。
メリットで洗ってあげてください。
ということなのでしょうか。
なんとなくわかってしまった未婚子なし姉。
しかし各要所要所でしていた話の内容が、
モテてぇな。
ギガゾンビはドラえもんのどこで出てきたか。
30にしてアイススプリンクラー。
疲れるから走らない。
といった家族会話にはおよそ適さない内容だったのが救いである。
ああ良かった、あたしたちまだ他人だ。
そう安心するシアホリーズだった。

最初で最後の読み合わせ

2005年08月09日 12時50分13秒 | Weblog
シアホリーズは県外人が多いので、
長期休暇ともなると、皆が皆実家に帰省する。
その間もちろんながら練習はなし。
で、昨日がシアホリ夏休みの前の最後の練習だった。
ほぼ半分まで出来上がった台本の読み合わせをする。
皆、久々に台本を与えられて声を出す。
いやぁ、なんだか生き返りますね。
言い方がおかしいかもしれないが、やっぱり台本手にして読み上げてるときってうきうきしますものね。
まあ、最初は聞くに堪えれんような読み合わせなんですがね。
今回はね、姉以外の役者にもそれが如実に現れてましてね。
なんせ、agoや美幸さんは前回抱えてたであろうやきもき感。
シドゥちゃんは初めてあてがわれた自分の役。
それが一気に噴出して、一触即発のピリピリ感なり、莫大なエネルギーなりを生み出していたわけですよ。
と、サンボマスター風にいってたらわかりやすいんですが。
いやいや、見た目にはなんとも穏やかに、言い方変えれば変に力が入ってるような抜けてるような感じでしたね。
悪くない。悪いといってるわけじゃない。
まだコントロールがついていないんですよ。
次回作にかける熱意というものは絶対にみんなの内々にはある!
と言い切れますが、ただそれが一直線な方向に向かっていないだけなんですね。
こなれてないだけなんですね、結局。
それに初回からアクセルバンバンなタイプの集団でもないですし。
がっつきまっせ~、目の前にニンジンがあったらわき目もふらず馬車馬のごとくでっせ~って集団でもない。
やりたいことが頭の中と実際では違うのです!
そしてまだ、演出家と頭の中でさえも一致しないのです!
という感じ。
探り探りってんでしょうかね、こういうの。
こんな感じで始まって終わった初回読み合わせ。
姉を含め、自役に愛情といっていいやらわからないが、そういうものを見出せるようになればもうちっと変わるだろうと、そんな感じで夏休み突入。
帰ったら万博にもう一度行くことになりそうよ。

金返せ

2005年08月05日 22時10分42秒 | Weblog
物騒なことを言ってみましたが、ご安心あれ。
本気で言ってんじゃないです。
実際問題、姉はラディッシュが好きです。二十日大根とも言いますね。
赤い小さい苺みたいな大根です。
生で食べるのが一番おいしいです。
カリカリしていて幸せですね。
今日、そんなラディッシュを行きつけのスーパーで見つけました。
姉はもううれしくてうれしくて、普段ラディッシュなんてなかなか置いてないですからもう即買う予定だったほうれん草を元の場所に戻して、ラディッシュをかごに入れたわけです。
水で洗って、葉っぱは炒め物に。実はそのまま。
と思って、実を一個味見したら、
辛い。
普通の大根の先っぽみたいに辛いのです。
これじゃ、生食はちょっと無理です。
残念賞。
ざんねーんしょー。
この単語が頭で響きました。
仕方ないので、葉っぱと一緒に炒め物に。
しかし、好きなものを好きなように食べられないこの口惜しさ。
ひとしおです。
そう思ったら余計にバリバリとラディッシュ思うさま喰いたし。無念。

高野文子、棒がいっぽんを見つけて小躍りをしています。
高野文子という漫画家は今までで8冊くらいしか本を出していない変わった人です。
姉は黄色い本という作品を最初に読んだときからのファンで、
今やっと6冊集まったところです。
なかなか普通の本屋さんには売っていないので、
持っていない本を見つけると即刻買ってしまうという、
作家で言えば小川洋子のような位置に私の中で来ている人です。
すごく好きですね。
とくに、黄色い本や棒がいっぽんのような日常を描いたような作品がいいですね。
なんてこと無いんですけどね。
あの抒情詩のような線使いには感嘆の一言。ため息ものです。
なかなか一般ウケはしにくいだろうとは思いますが、
姉以上にコアなファンもたくさんおられることでしょう。
エロじゃないのになまめかしい。
ギャグじゃないのにおかしい。
変わった漫画です。

明日からマンガ甲子園です。
愛知からはよく知らない名古屋の高校が出るようです。
姉の出身校は本戦出場ならずでした。
ペン児の裏でこそこそバイトする姉。
優勝作品も大いに気になるとこですね。

朝日より先に起きる

2005年08月04日 13時43分27秒 | Weblog
朝日と共に眠りにつくということはぼちぼちあるが、
滅多なことじゃ、朝日より先に起きて餌を捕りに行くなんてない。
いや、餌を捕りに行くことはない。
じゃなくて、なかなかそんな早い時間に起きるなんてない。
起きるだけじゃなく、活動することなんてほぼ無い。
しかも写真撮影会なんて初めてである。
次回公演のチラシ用の写真撮りである。
朝日昇る海をバックに!という演出家たっての希望により、4時49分の日の出に負けじと起床。撮影と相成った。
あいにくの薄曇ではあったが、撮ってみると意外にもしっくりきたようで、天気の気まぐれさもいいように転んだことになる。

朝という時間帯は本当につかみにくいもので、
特に夏なんて日が昇れば昼間並みにすぐ暑くなる。
時刻はまだ6時半。
しかし何故にこれだけ暑い?という状況の中、
撮影はというと前日の入念な打ち合わせ+現場慣れした人材の起用により、スムーズに運んだのだった。
まだじっくりとは見ていないが、どうやらいい感じに撮れているようでもあるし。
撮影場所は3箇所。
一部高知遺産?みたいな場所も含めのこれだけ撮って使えんかったらどーしょーも無いわ!と言わんばかりの豊富な撮影枚数である。
故に撮影終了した8時ごろには皆の顔つきがどんよりしていた。
前日寝れてないメンバーが多かったことにも由来する。

なによりこんな時間に海に行けたのがもうテンションの上昇に拍車をかける。
これだけ、海海言ってて海の写真が使われなかったら辛いが、
どどーんと波打つ太平洋は辛くやさしいものじゃったぁ。
わしらの爺さんがよう言うじゃったぁ。
「海には気をつけろ。でもあすこのお陰でわしら生きていけるんも忘れちゃぁいかん。」ってな。
はい、ほら話はこれくらいにして、
兎にも角にも出来上がりが楽しみである。