世の中の二乗>75の二乗

話せば長くなる話をする。知っても特にならない話をする。

彼を紹介

2005年05月29日 00時35分41秒 | Weblog
今日の練習が終わりました。
ウチでのんびりしていると牧場氏より電話。
「ウチにいる?」
はい。
「テレビついてる?」
はい。
「大泉君でてるよ」
えー!!!マジですか??
即刻チャンネルをナイナイサイズに変換。
もじゃり!もじゃってる!天パー+パーマかけてる顔が画面を覆う。
大泉君だぁ!
もう後は電話そっちのけで大泉君に集中してしまう。
一緒にいる学術研究中の行けちゃんに変わってもらうが、それもあんまり聞いてなかった。彼女はかつてない状況の珍しさにとてもご満足のようだったが。
大泉君を紹介してもらうまでに大泉ファンだと周りから認識され出したのだろうか。確かに彼の口調は随時真似してしまうが、彼の(中央)テレビに出たときのいたたまれなさは目を覆いたくなる姉である。
やはり、どうでしょうの中の彼に期待をかけるべきなのか?
なぜ、大倉孝二の位置に来ないかが解せぬ。それほどビジュアルが違うとも思えないし。
ああ、いじられキャラ。いじられ役者。お笑いには相手にされない中途半端な位置。かなしい!
が、姉はこの事実を隠しはしない。彼にはもっとしっくりポイントがあるはずだ。そのためにこの位置に甘んじてもらっては困るのです。だから厳しく言う。大泉君、どうでしょうとは違うけど、あなたの舞台見たくもなんともないけど、でもファンだから。
こんなファンは姉ならお断りだなぁ…。
ああ、洋よ、どこへ行く。

稽古。
稽古場速報があごうの手より発信されていますが、今日の稽古も激しさ爆発でしたよ。しかし、日ごとにやる側も見る側も印象が変わってしまう、まだまだ不安定な感じ。
しっくり馴染むまでにはもう少しかかりそうです。
しかし、シアホリらしさというものが出てきた感はある。
シアホリらしさ。
それはシリアスをポップにする感覚。
悲しくないわけじゃない。重くないわけじゃない。でも、それを軽めに出す。だって、現実がそうでしょうよ、と思うから。
ある店で男女が深刻な別れ話をしてるときに、隣のテーブルの男が「ワタクシ、小便に行ってまいります!」と言って立ち上がったら、その別れ話が、さっきまで泣き濡れていた女が、しかめっ面をしていた男が、その場から立ち消えして、まっさらな状態になってしまう瞬間というのは確かにあるはずであって。ちなみに、上記の例はさくらももこの体験した実話であるから、こういうことは起こりえないとは決して誰にも言えないのです。
いくらシリアスにシリアスになっていっても、当人たち以外の連中というものが地球上に存在している限りは、例に挙げたことの様なシリアスを興ざめさせてしまう落とし穴は存在するはずだ。その穴に落ちてしまった人々は一様に滑稽でかわいらしく、そしてそれにも増して悲しい。
たぶん、そういうことなのだと思う。
シアホリらしさ、を出すっていうのは。
いや、違った言い方をするなら、姉がこの劇団でやりたいこと、もしくはやらせてもらえてることというのは。
それがある程度であろうが、末嶋さんと共鳴するのだと思う。または末嶋さんに毒されてこうなったのだろうと思う。しかし上の考えに疑問を持たない今はすごく心地いい。快適だ。
だからオレアナがコントに近づいていってる現状も、楽しい。
でもどれだけやってもコントにはなりえない。それは台本の力であるし、そうさせないストッパーを作る側が持ってやってるのもある。
ほら、なんかもっともらしいこと言っちゃってますよ。
いやいや、まだまだ未完成です。
まじめに作り過ぎないまじめさが好きですね。根が不まじめなんでしょうね。
目に青葉、山ホトトギス、場に笑い。
これ、魅力。
と、いうのを昨日今日の稽古や駄雑談のような話し合いのようなもので強く感じました。

ブルータス、お前もか!

2005年05月26日 19時30分11秒 | Weblog
母にピポ車で運ばれたよと報告。
ある程度説明すると「よくてめぇでピポ車呼べたな」とお褒めの言葉をたまわる。この歳でそんなことで親から褒められるとは。姉は自分の身の安全を第一に生きてますよ。
するとなんと彼女も高校時分に同じ経験をしていたと言う。
腹がよじれそうで痛くて痛くて母の母にピポ車を呼んでもらったそうな。
で、原因も一緒。
ガスですよ。
うわぁ。おんなじだぁ。
この年頃になるとどうもガスがたまりやすくなる遺伝なのかしら。いやいや、それはない。
結局母とおんなじだねぇ、と言い合ってその話題を無難に流す。
久しぶりたい、話すのは。
わかってらっしゃるとは思いますが、ウチの母は「」内のような言葉ではしゃべりません。名古屋弁でもありません。

快気祝いに衝動買いを多々。
中学のとき大好きだった荻原規子の新刊。
「空色勾玉」「白鳥異伝」「薄紅天女」の勾玉3部作に思いをはせていた少女はもうこんなになりました。
でもね、購入した理由は今でも面白く読めそうで、というものじゃない。だってあの時とはだいぶ本の嗜好が変わったことを知っているもの。それが悲しいところだけれど、でも買わずにはおれなかったのだ。
いま、改めて読んだらどんな感想を持つのだろうか。
大好きだった勾玉3部作は時代ファンタジーで、日本書紀の神代の時代から平安までの勾玉集めの話で、単純に言えば恋愛小説なので今の姉には歯がゆくてとても読めたものじゃないかもしれない。だって今、駕籠真太郎が、西原理恵子が、松尾スズキが好きなってるわけだし。
でもあの時夢中になって読んだことは確かで。学校の図書館で出会って、惚れまくってとうとう自分で買っちゃったのも事実なワケで。荻原規子が好きだった自分は決して否定できない。本当に好きだったし。
でも、と思う。
でも、今は多分面白いと感じない。
それをわかっていて勾玉3部作の続編の色合いが濃い「風神秘抄」を買った。
読まないかもしれないのに買った。
だってすごくなんかうれしかったのだ。久しぶりな友達と会った気がしたのだ。荻原規子がまだ、書こうとしてたんだ、あの続きを、というのが素直にうれしかったし。あれがどうなっていくのかも気になった。ネタがなくて続編でも書こうか、でも許せると思った。
で、改めて勾玉3部作が姉にとってどれだけ思い出深いものかも思い知った。本当に好きだったんだな、と思う。あのころ、まさか高知で荻原規子の新刊を発見するとは夢にも思ってなかった。それを発見してこんなことを考えるなんて思いもせんかった。
どう感じるかな。
読んでみたい。
多分、がっくりくる。
荻原規子にじゃなく、あのころの姉に。お前、これ好きか?って。
でもいい。
好きだったし。
今もそれが少しでもあるから買っちゃったわけだし。
さてさて、久しぶり、本当に久しぶりな荻原ワールドである。
こんな感じを体験できるほど好きになった本に出会ってて良かった。

五十嵐大介の新刊も発見。
「リトル・フォレスト」。おもしろい。
お得意の精霊は出てこぬが、お得意の食べ物はたくさん出てくる。姉も食いしん坊だが、この人には負けるといつも読んで思う。

ボタンの指輪。
前々から狙っていたもので、今日手に入った。
すごくお気に入り。
大事にする。

明日からやっと稽古の再会である。
申し訳ない。
が、それよかはよ稽古したい。
たて揺れが自然に激しくなりそうだ。

本日快晴也

2005年05月25日 15時47分38秒 | Weblog
天気がいい。
めちゃんこいい。
風は強いがそれもまたさわやかでいい。
と、今日も外に出られない子はベランダでそれを眺めるのであった。

昼過ぎ、ぼんやりしていると牧場さんからメールあり。
「ヤフーでメカブが!」と来た。
なに?なに?
姉の愛するめかぶちゃんになにが!?
と思ったら、水産業の業界紙「みなと新聞」にてこのたびめかぶシェアがもずくシェアを上回る勢いだということが明らかになったというニュースが載っていた。
みなと新聞の存在もとても気になるところではあるが、今はめかぶに集中したい。
すごい!めかぶの天下はもうすぐだ!
これからはぶりぶりのめかぶが丸のまま、スーパーに並ぶかもしれない。そうなれば、めかぶの刺身の食べ放題である。国民の血がさらさらになる日もマジかである。
頼もしい、めかぶ業界。
株なら一部上場と言ったところか。いや、言わないかもしれない。よく知らないや。
そんなめかぶ。
みんなも愛して、めかぶ、イエー。

もうすでに退屈気味の病床ライフ。
タマリマセン。
外に出たいくてたまりません。
退屈で退屈でたまりません。
稽古がしたくて、買い物したくてたまりません。
目に見えて元気になってきたということか。痛みも結構治まりました。
完治したら「自分へのご褒美」と言いつつ無駄使いをする気満々です。
こうやって甘やかされていきます、姉は。

見舞われる

2005年05月24日 22時12分58秒 | Weblog
絶大である。
「救急車」という単語は。
事件からまる一日経って、見舞い電話、メール、訪問が後を絶たない。ありがたい。

昼過ぎに行けちゃんとagoがやってくる。
姉の好きなベルゲンのパンを引っさげて。ありがたい。
二人の元気づけようとしてくれようとする心意気には感銘を受けたが、それに伴うおもしろトーキングに如何せん腹が痛い。片腹痛いわけじゃない。いや、わき腹は痛いんだが。
「何か食べたいものないですか?買ってきますよ」と言われ素直にプディングを注文。プディングを注文したのに一緒にアイスまで買ってきてくれる心意気よ。ありがとう、行けちゃん。
そして忙しさ劇団ナンバーワン(いいのか!?末嶋氏)のagoはひっきりなしにかかってくる電話に出たり、電話したりしていた。お疲れ様。
で、今日の練習も無理そうだ、と伝え、それなら末嶋さんにじきじきに話したいことがあるというagoにお願いして姉もその話に混ぜてもらう。
でも体が動かせないので、会談場所は姉のウチ。
快く承諾してくれたお二人に感謝。
で、会談、と。
詳しい内容は重要事項のため秘密。
しかしまあ、お二人とも姉の蔵書をよくよく読んでいってくれましたよ。姉が薦めたんだけど。
agoには駕籠真太郎より高野文子。末嶋さんには大越孝太郎がヒット。
ますますの開拓である。うししし。

崎さんからも気遣いメールを再三いただき、ゼミの先生にもかなり心配をかけた。
牧場さんからもago経由で「お元気で」と言われる。なぜ直接言わない?
いろんな方にご迷惑、痛みがまだひかないので、をこれからもおかけします。ご容赦を。

救急車で運ばれる

2005年05月23日 18時12分46秒 | Weblog
運ばれちゃいました。
急患になっちゃいました。救急外来行っちゃいました。
割と楽しかったのでご報告を。

はじめは昨日の夜から。
念願かなっての「ハッスル」を堪能し、お風呂に入ろうとしたときから。
なんかお腹が張った感じですごく痛くなったのです。
痛い。
歩くと痛い。
動くと痛い。
よじると痛い。
押すと痛い。
鈍痛です。
しかもトイレに行ってどうこう治る類の痛みじゃ全然なかった。
お風呂に浸かってるときにはとうとう吐き気まで出てきまして、ゆだってるせいもありーの、頭がくらくら意識が変な感じでどっかに行っちゃいそうでした。気持ち悪い気持ち悪い。
で、はあはあ言いながら風呂から上がったら、吐き気や気持ちの悪さは消えましたが、痛みはずっと継続しておりました。
何はともあれ、意識が朦朧としてましたし、ここで寝るのがベスト。ベスト・オブ・対処と思うてふとんへ。動かなければ痛くないことを発見し、そのままじっとしていれば徐々に治まってくれることを祈りながら、昨夜は就寝。
割とよく眠れました。

で、末嶋さんが見た夢のような悪夢も見ず、起きた瞬間には痛みはないし、なんだ平気じゃんと思うたことでした。が、それから体をちょいと捻ろうとした瞬間。
ずっきゅーん!
はい、これ、ベスト・オブ・オノマトペ。
これぞ姉の腹痛(わき腹下腹部系)への表現にピッタリです。
衝撃が走る、って言いますね。マジ、衝撃、存在しますよ。
ダメ!絶対!みたいな衝撃ですわ。なんのことやらさっぱりですが、いかにもあきまへん!っていう痛みが走る。これはね、関東系のちくちく痛とはちゃいまんねん。大阪、関西系の激しいノリツッコミみたいな痛みですねん。
えらいこっちゃえらいこっちゃ!という痛みです。
今日は多分動けないなぁ、練習の時間までに間に合うかなぁ、でも病院に行くほどじゃないしなぁ、行くとしても一人じゃ痛くて行けないしなぁ、人に頼むのもなんだしなぁ、とくだらくだらいつもの謙虚さでもって考えていたわけだ。
このときは全然楽観視していた。
この状態から姉にあきまへん!もうあきまへん!と言って119のダイヤルを押させたものはすぐにやってくる。
トイレに立ったときだ。
別に行きたくてしょうがなかったわけじゃない。が、如何せん悩みの種は下腹部の痛み。どっこいせ、ダメもとでちょっくら行ってみますかな。程度の気持ちだった。
揺れた。
視界が。
まず痛みをこらえて立った瞬間に来た。
激しいめまい。
じりじり進むが治まる気配すらなし。割と激しくなってる感じもした。
で、トイレに到着。
座れない。
揺れまくってる世界が便座に座ることすら許してくれなんだ。
てか、もし座れたとしても大いに迫り来る気持ち悪さにはとうてい太刀打ちできなかったろうと思う。
座れもしない。気持ち悪さも治まらない。どうなったか。
ユニットバスのバス部分へ倒れこんだ。
ああ、倒れこんだ。
シャンプーとか置いてあったものが散乱した。こんな中でも「うわ、映画みたい」と思う姉はいた。しかしここで、えらいこっちゃボタンが作動。腹が痛くて意識が朦朧としていて倒れこんじゃう自分にレッドカード。正直、ヤバイと思った。
思うだけじゃ、修まらないことを重々承知している一人暮らしの姉だから、文字通り這って行って、ベッド脇にあった携帯で119プッシュ。
生命の危機に関しては姉は躊躇しない。

電話に出たのはお兄さん。
のんびりした声だった。
とりあえずベッドに寝て、そしたら気持ち悪さは治まりつつあった。
すこし冷静になって痛みの種類、住所を聞かれるまま伝える。
周りが住宅地なのでサイレンは鳴らさずに来てくれませんか?とお願いする。サイレンを聞けばみながそっちの方を向く高知市民。ご近所さんにそんな好奇の目で見られてたまるか、と思った。が、なんでも「規則で」鳴らさなきゃいけないらしい。そうか、残念ですねぇ、ははは、と笑ってみせれるだけの余裕はあった。
それから救急車が来る間、主宰者である末嶋さんに「今から救急車で運ばれます。今日の練習は多分出れません。」と報告。思った以上の冷静さで対応される。何を思っているのか読み取れなかったが、「付き添ってやろうか」と言われて、ああ、優しさの裏返しかと安心する。それから保険証を用意して待つ。
と、ピポ車の到着。電話で「下まで降りてこられそうですか」と聞かれ、無理です、と言ってよかった。3人の隊員がウチにどかどか入ってきてくれる。
シートのようなものにくるまれて、運ばれる。隊員の皆さんがウチの板の間で靴を履くのをしっかり目視し、眩しい外の世界へ。
外に出てまず野次馬の有無を確認。幸いいなかった。平日の昼間で良かったと己を慰める。あとは救急車の中で横になり、生年月日や住所を聞かれ、触診による診察を受ける。
さすが、ピポ車。病院に着くまで一度も止まらなかった。横揺れもせず、姉を運んでくれた隊員たちがしきりに額の汗を拭くのを見て、「姉もそろそろダイエットかしら」と思えたほどになっていた。まだ動くと、触ると痛い腹痛は消えてはいなかったが、冷静な心落ち着いた気分で運ばれたことでした。信号を通り過ぎるときの「はい、救急車、北へ曲がります」というのも車中でうきうきしながら聞いていた。不謹慎ですか?

病院では検査検査であった。
腹が痛い。
じゃあ、これ薬。これ注射して。
あ、痛みが消えた!
みたいな事を期待していたが、まずは痛みの原因を探るという。まあ、当然だわな。
昨夜から何も食べてない、ということで点滴を打たれる。初点滴である。歯がゆい。
続いている痛みと戦いながら車椅子で移動。やはり、立って歩くことは出来なかった。
尿検査をして体温を測っているところに末嶋さんから着信。
「電話に出ていいですか」と聞いたらやめてね、と言われる。まあ、当然だわな。鳴り続けてはいたが、そのまま電源オフ。しょうがない。
頭の写真を撮るという。
そんな必要があるかはわからないが、そうですか、と思って放射線室へ。横に寝かされて写すわけだが、ここでどうも痛みが増す。息をするとわき腹付近がめちゃくちゃ痛い。なので息を止めようとする。が、そんなに止められるわけもなく、しかも「動かないで」と言われているし、訴えようにも「目を閉じてて」と言われてるから状況判断が出来ない。最悪だぁ。痛い。よじれる。痛い。今日最大の苦痛1号であった。撮り終わった後、その痛みを訴えるとそこにいたお兄さんがえ…、みたいな顔をして困惑していた。さっきまで割りかし普通に会話できていた姉のこの急変に驚いたのだろうか。痛みが治まるのを待ってから、次は腹の撮影へ。これは横にならなくていいよ、と言われたが、行ってみれば立って写すものだった。立ちくらみにくらくらしつつ、よろよろになって撮影終了。座る体勢が一番楽であることを発見する。あと、動かない。
それから内科の方へ移され、ベッドをあてがわれる。
「寝てていいよ」と言われるが寝ると辛いんです、と言いぼんやり座っている。どうやら点滴がなくなるまでここにいろということらしい。
途中、検査結果を内科のお医者さんが説明しに来てくれ、腹部にガスなどが溜まっているためとのこと。大きな病気ではないので安心したが、それにしてもガス如きにこれほどの痛み与えパワーがあったとは、と思う。
動かなければ痛くはないし、目眩も気持ち悪さもないし、眠くないし、だるくないし。ただただ壁にかかった時計と点滴のしずくを見て過ごす。
退屈で、しかも気分爽快というわけじゃない。
意気消沈する。
その顔をブログに載せてやろうと思って撮る↓

けっこうどうでもよくなってきているのが伺える。
点滴の速度を自分で勝手に調節したりしながら終わるのを待つ。早く終わってほしかったので、多めに出してみる。
病院に搬送されたときにどこかから聞こえてきた「ドラえもんのオープニング曲のチャララララ」の部分が始終思い出される。
とかくこの世はシュールだと悟る。

それからまだ立つと目眩がするので車椅子を借りて受付を済ませる。
内服薬が出て、1日3食後に飲めという。この不摂生な食生活をしている姉にそんなことが出来るかしらんと思うが、それはそれで言わなかった。
こんな機会でないと乗れない、と思ってしばし車椅子を操ってみる。楽しい。あんまり楽しすぎて笑ってしまうとめちゃくちゃ腹が痛くなるが、車椅子たぁ、便利で快適でやんしたよ。バックからスピンも軽々。楽しんだ。
で、タクシー拾って一路帰宅。
タクシーへ移るとき、車椅子から立ち上がるとき、かなりの痛みを伴うのでじりじりよろよろ立つ。まるで、「クララが立った!」状態だ、と気付いたときに笑ってしまい、更なる激しい痛みを招いた。くそ、ハイジめ。
思えば腹の痛みが治まったわけじゃなし、一体何をしてたんだろうと思う5時間あまりだった。後々考えれば楽しい経験だったと思うが。
心配してくれたシアホリーズに感謝の電話なりメールを入れる。
牧場さんは姉があまりにもあっけらかんとしているものだから戸惑っていた。で、「芸人だねぇ」みたいなことを言われる。弱ビスはここにも健在であった。もしくは、美幸さんなんかは「あんたのことだから大丈夫でしょう」みたいなメールを送ってきた。そんな内容だと姉は行間を読んでそう思った。美幸さん、あんたってばつくづくコミュニケーションが取れないお人ね、と優しくそれを受け止めた。末嶋さんは「うどんの食い過ぎがいけねぇんじゃねぇの」なんて言うし。本当にこの人たちは姉をなんだと思っているのだ。

とにもかくにも動けないことを除けば、食欲もあるし意識もはっきりしている。
どれくらいで復帰できるものやら。
こんな経験、したのことないのでようわからんが、でもまあなんとかなっていくでしょう。そんな大事件でした。
高田総統、ビビりました、たじろぎました。
もう二度とビターンには逆らいません。

もうすぐ1万ヒット!

2005年05月21日 03時03分00秒 | Weblog
姉の所属するシアターホリックHPがもうすぐ1万ヒットを迎えます。やっと一年です。まだ、一年です。何はともあれ、キリ番はいいものです。記念です。

オレアナ。
プロンプター牧場氏によると、「徐々に噛みあってきている」とのこと。やってる側の二人は曖昧な笑みとまだまだ道のりは長いぜと思うたことでした。
しかし、キャロルは一幕のコツをつかむ。というか、自分の中だけのコツだが。これから見せ得る形にまとめていかねばならぬのだが。
だんだん、相手役のジョンが違う生き物に見えてくる。言葉もなに言ってんだか不明だし。動きも摩訶不思議だ。いやいや、お互い人間同士人間同士、と呪文のように唱えて自らを落ち着かせる。

昨日の汚れた舌トークが大いに盛り上がる。
牧子女史の牧子女史たる話しの持って行きかた、見るだけじゃない!近寄ってくる!その恐怖。そしてアフリカン並の視力。詠歎が稽古場を覆う。
巻嬢の言葉を人づてに聞く。「今回見始めて良かったね」ははー。もったいなきお言葉。

ロマンド君が久しぶりに「しらふ」で稽古場へ。
件の一人芝居がいかに…だったかを聞く。それを聞く末嶋さんが「男ばっかりいたらそれやりたい」と言う。姉はアツアツおでんならやりますが、そういうのは見るだけにしたいと思う。
しかし今度あるときは是非見に行きたい。そのときは誰か教えてね。

苺が…

2005年05月20日 00時16分52秒 | Weblog
汚れた舌を見る。
すげえ。こええ。
予想した最悪なことが間違いなく起こる。
来るぞ、来るぞ…キター!!!みたいな恐怖。
いや、これは恐怖ですよ。
昼ドラですよ。
しかも昼ドラと違って1時間だから1時間プルプルしっぱなし。
どいつもこいつもおかしいよ。おかしいよ!
苺が!
今日のキーワード!!
牧瀬里穂の微妙な演技が!
がに股が!!
そしてそれをも超越する恐い笑みが!
もうね、略させて。恐い笑み、恐笑み。あんま略せてないけど、こわえみ。こえー。
あと、継母の微妙さも際立つ。
際立つよ、そのセリフの持って行きようのなさ。
このドラマでしか出てきようがないわがままっぷり。
そりゃ、加藤浩二も困った顔しまさーな!
こりゃすげぇ。
来週のキーワードは、母が!です。
母が!
母が!
パーンッて…なるよ。
苺が!母が!えらいことになりまっせ。

主食

2005年05月19日 20時32分01秒 | Weblog
最近毎日昼がうどんだ。
しょうがないく、じゃない。妥協、じゃない。他に食べるものがない、わけじゃない。金欠、ではあるがそればっかりでもない。好きなのだ。うどん。すごく好き。ああ、とうとう白状しちゃったよ。良かった、高知に来て、と思えた3要素のうちに入ってるものね。うどんのおいしさ。いや、本場はもっとおいしいんだろうが。地元ではきしめんなんてーのがありますが、ありゃほとんど食べませんよ。うどんのがおいしいもの。
だから全然苦じゃない。うどん毎日。今からの季節、ざるがいいね。
で、今日もagoと行けちゃんでうどんを食べに。行きつけの饂飩屋へ。いつもは食べない山かけぶっかけうどんを食べる。これがまたおいしい。うどんの命はkoshiですばい、と思う。なんで姉、こんなうどんを語っているのだろう。
うどん、いいヤツ。
心中できる。
うどんで首を絞められたい。
そんなけだるい午後。

グラフィティさんにオレアナのチケットを納品しにいく。
すると、漫画家の村岡さんがいらっしゃってお声をかけていただく。うれしい。
ついでにオレアナのことも知ってくれていてさらにうれしく思う。
村岡さんとは「夜への長い旅路」のチラシイラストを描いていただいたとき、もっと厳密に言えばジーコ監督の自主映画+α上映会のときからのお付き合いであるが、最近のご活躍をひしひし応援している姉なのであった。
グラフィティはアーティスティックな感じ漂う、ステキなお店でしてちょっくら店内も見て回る。末嶋さん大注目の蜷川実花写真集や束芋、agoの目を釘付けにした美術雑誌、不思議フィギュアなど心踊るグッズがいっぱいあった。付随しているカフェに入って行けるような人に早くなりたいと思う。
うきうきして帰宅。
末嶋さんより電話連絡。「汚れた舌を見ろ。今日の10時からだ。」先週見れなくて怒られたので今日は見ようかと思う。10時から。10時から。

ウォーホル先生

2005年05月18日 16時48分26秒 | Weblog
と、末嶋さんが恋い慕っているアンディの展示会へ。
今、彼は別世代・異国の人たちとの交流を兼ねての大掛かりな企画展示会に参加している。彼も大物になってきたことだ、と老婆心がうなずきうなずく。
で、昨日。アンディのTシャツを隠し着て現われた末嶋さん、巻嬢、行けちゃん、ナグリ君(技術者兼格闘家)で各人、好き勝手に見て回る。意に反してアンディの作品というのは少なくて、身内の脇役学芸会を見た気分がした。それにしてもお腹がいっぱいになるほどの展示数で、3時から閉館時刻ギリギリまで見ても、姉はまだ見れてないところがあったし、もっとじっくりしてたかった。平日ということもあり、お客は少なくて鑑賞するのには申し分のない状況であったからこそ、こんな微々たる不満も出てくる。
ポップ・アートと呼ばれる類の芸術をアンディはじめこの展示会ではコンセプトにあげていて、全体的にパステルカラーというよりは原色系で、目がチカチカしてくるのも一興かと思う。また、アンディもやっていたが立体作品やなんかもあって、触れないし大人なので触らないが、とても触りたくなる。触りたい、といえば、姉行きつけのT.T.T.もからんで1970年代くらいの日本のポップなリビングが再現されていて、そこは置いてあるソファーや雑誌なんかを触れて確かめることが出来る。いい計らいだ。
実はこの展示会を企画した学芸員さんが今、姉の大学で美術史を教えに来ていて、本人はしゅっとした感じのなかなかの優男なのだが、展示の中に休憩所を作るというか、それすらも展示品の一部にしてしまう、という感性はすごくいい。もうちょっと授業をまじめに受けようと思った。
アンディはじめ、とかく大量生産だ、芸術の冒涜だと言われがちなポップ・アートであるが、本物を見て思うた。適当にやってるわけじゃない。こだわりを感じた。適当でなさを感じた。ただやり方がそう思わせるだけで、こんな発想や思いつきはなかなか出てこないし、「はい、これ芸術!」と言って胸はって出しちゃえる自信というか無謀さというか、そういうパワーは確実にある。
もうすぐアンディも他に移される。
見とくなら今でっせ。

シャガール展も同時開催されていたので見る。
姉はシャガールの描く顔のうつろな目が好きだ。バカでいじわるそうな感じが好きだ。いじわるなのにバカ、救いようがないもの。そんなヤツ。

モテ期とはなんぞや

2005年05月17日 12時28分24秒 | Weblog
発端は例の如く美幸さんのあどけない一言から。
昨夜は練習もせんとずっとその話をしていた。
いや、オレアナには関係ない。全く、関係ないです。
なんか、なんとなーく話がそっちにいっちゃってぇ、なんか止められなくなったのよ。
話が話だけにいつもは話題が横道にそれるとすぐ本題に訂正させる末嶋さんもがっちり喰いつきを見せ、話が話だけに話題が横道にそれたらすぐ冷静に本題にシフトさせる一言を突き刺してくるagoは完全に無視を決め込んでいた。
だから、やりたい本題。
話した話した。
そもそも人間には各人それぞれモテ期と呼ばれるなぜか不特定多数の異性にモテる期間が1度ないしは2度訪れるものだ、というのが前提にあって、そのモテとは俗に言う付き合う、まではいかないモテであり、そのモテを本人が自覚できるかも怪しいものである。というのが今までの議論で出た結果なのだが。いやしかし、モテ期襲来しないかしら。と淡く思うシアホリーズの面々(agoを除く)なのであった。実に実にくだらないと言やぁくだらない。アホっぽいし。
しかし、これ大事。ポイント。ポストイット挟んどいて。マーカーで線引いといて。モテは大事。いいよ、言っちゃおうよ、モテたいです!ってね。これ自然じゃないの?アホでも、くだらなくはないだろう。だってこれ、切実だもの。
って話から、理想と現実レクチャーを美幸さんへ。早くメルヘンのお城から降りて来い、と助言する。いや、彼女はかわいいかわいい子ですよ。幸せになって欲しいです。と気持ち悪がられることこの上ないことを言ってみる。両手放しで。歌も歌ってみる。作詞作曲即興で。ろうそくを灯してみる。それをみんなで周りを囲って、誰かが奏でるギターと共に遠き山に日はおちてを合唱して幕。
まあ、後半はウソだが、こういう話を素直に出来る空間があるのはラッキーだ、自分、と思う。またしたい。が、練習もせないかん。