世の中の二乗>75の二乗

話せば長くなる話をする。知っても特にならない話をする。

女のみち

2006年07月07日 00時29分54秒 | Weblog
を観てきました。
ポツドール番外公演ということで、脚本と演出を主宰の三浦氏でない人がやっている。
売り文句は「女目線のポツドール」とか「股を開かないポツドール」とかだ。
面白かった。
もうね、素直に面白かったです。
ごちゃごちゃ考えず、面白い。
いい芝居でしたよ。
設定がAVの撮影現場ってだけで、あとはホントめっためたにシチュエーションコメディーですから。
女の子集団がいて、そのうちから1人がいなくなると、皆でその1人の悪口言って、でも帰ってくると馴れ馴れしく仲良しになって…っていうようなありふれた構成なんですが、なんと言ってもね、5人の女優の力だと思いますよ。あそこまで面白かったのは。
一人一人のキャラがはっきりしていて、まあ、それもあきりたりなぶりっ子キャラだったり、ぶっ飛びキャラだったりするわけですが、それがある瞬間、ぱちんと今までになかった表情を見せるもんだから、余計に面白い。
これが果たして「女目線のポツドール」だったのか、「股を開かないポツドール」だったのかは別にして、一つの芝居として完成されたうまみのあるものでした。
「結局ね、男と女はやってなんぼだ」という力強いお言葉は、こないだの映画を見たときに松島さんが放った一言ですが、今回では「やったからどうだっていうのさ!」というようなこれまたある意味では心理をついた力強い印象を受け取った。
そうだよね。
どうもなんないもんね。結局はさ。やってもさ。
どうもなんないんですよ。
でもさ、なんだかねぇ。そういうどうでもないことにも一喜一憂していくじゃん、あたしたちってさ。
それが面白いんだろうね。うん、面白いと思う。
そういうさ、どうでもいいようなことを手を変え品を変え、くだくだくだくだ面白く見せれたら最高だね。
んでさ、それだけじゃ飽きるからさ、たまにジュッて感じでさ、人間ってなんかすげえや!みたいなんもやるの。
人間は卑小で、人間は大きい。
なんか西原理恵子が最終目標みたいになっちゃったな。

アフタートークも面白かったな。
だって会話の内容が普通の居酒屋と同じじゃん。
ちょっと、となりいいですか?ってビール片手に横に座ろうかと思ったもん。
雰囲気良かったです。

多分、三浦氏のやりたいこととはまた違った試みがされたであろう今回。
それを踏まえて、氏の次作が楽しみです。
出演していた5人の女優に拍手!

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2 コメント

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Unknown (バリカン)
2006-07-09 22:42:38
始めまして。私も「女のみち」を観た者です。

トークショーもご覧になったのですね!私はトークショーの無い日に行ったのですが、とても羨ましいです。ポツドールは大好きで毎回観に行ってるんですけど、溝口さんはもちろん主催の三浦さんもどんな方か全然知らないので……。こういうレアな企画を逃したこと、すごく悔やんでいます。



でも作品はとても面白かったですね。

まさに5人の女優さんに拍手!です。
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アフタートーク (75)
2006-07-10 21:47:33
私が観に行ったときのゲストは、映画「バイブレータ」の監督、廣木隆一さんでした。

「あの股の開きは計算してやってるの?」

「もちろんです。全部見せないようには気をつけます」

そういう会話がとても面白かったです。
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