世の中の二乗>75の二乗

話せば長くなる話をする。知っても特にならない話をする。

ふりだしに戻る

2009年03月31日 08時09分22秒 | Weblog
昨日から早稲田から阿佐ヶ谷へ移った。
せっかくようやっと名前を覚え、
子供からも人見知りされなくなってきたかなあと思っていたらこれだ。
はい、さいしょっからやり直し。
泣き喚き、逃げ惑う赤ちゃんたち。
「まるで入所したての頃が戻ったみたいだ」とベテランさんに言われる。
今回のところは早稲田より人数が少ない。
比べると大体半分くらいしかいない。
これで楽になるかといえばそうではないのだけど。
阿佐ヶ谷は好きな街だ。
通勤時間も半分になった。
これは非常にありがたい。
はやくあったかくなんないかなあ。

春から景気がいいわえ

2009年03月29日 19時01分13秒 | Weblog
今回の帰省で1番びっくりしたこと。
名古屋から数駅行ったところに実家の最寄り駅があるのだが、
その路線の途中に新しい駅ができていた。
車内案内の声の聞き慣れぬ駅名に私は降りそびれた!と焦ったほどだ。
新しい駅の近くには県下最大規模という巨大ショッピングモールもできている。
どーんとでっかいその建物とまだ粉を吹いたように新しい駅に発展あれ。
いつまでも閑散としっぱなしの最寄り駅前にも発展あれ。
常滑空港を臨みつつアサリをかきながら祈る。

弟の車の名前はまるちゃん

2009年03月28日 22時47分26秒 | Weblog

帰省。
キューブという車名なのにまるちゃんと命名された弟の車に乗せてもらう。
中にはなぜか「もやしもん」のぬいぐるみが多数ころがっていた。
O-157のぬいぐるみをちょうだいと言ったらダメだと言われたので、
しかえしにO-157の足を座席にむすんでやった。

母に折り紙でふくら雀を作る方法を教わる。
父に退職ごくろうさまと入学おめでとうを言う。

みつ豆勘定

2009年03月28日 12時11分08秒 | Weblog
実家に帰るとき、お土産を買う孝行ものとそうでない親不孝ものがいるかと思うが、
私は買ったり買わなかったりだ。
つまり、適当な土産が見つかれば孝行ものになるし、
今回はいい出物なし!と判断したら手ぶらで帰る。
さて、まだ花冷えが続くが、そろそろアサリの時期なので私は帰省する。
今回のお土産になにかいいものはあるかしらと見てまわっていると、
カップ入りのみつ豆や豆かんを見つけた。
ウチの家族は食の好みがてんでばらばらなので、
よかれと思った土産が大ブーイングということがよくある。
しかし寒天ならば嫌いな人間はいなかったはずだし、あんこが嫌いな人は豆かんを、
豆が嫌いな人はみつ豆を食べればいい。
などと、ケースの前でしゃがみこんで考える。
あげく、ひとつ420円という値段に割高感を感じてあきらめる。
買わんのかい、という店員さんの目線を感じつつ、すごすご逃げてきたのでした。
今回は親不孝ものパターンかなあ。
あとは東京駅でもう一回リベンジ。

おじいちゃんとパグ

2009年03月27日 12時54分06秒 | Weblog
やっと赤ちゃんクラスの子の名前を全員覚えた。
覚えたので呼びたい。
呼びまくる。
反応がある。
たのしい。
それ以外のクラスはほとんどわからない。
問題児だけ名前がわかる。
あとはごまかしごまかしやっている。

子供はやたら胸をもんでくる。
「おっぱーいぼよーん」
もう君ら、ホント大好きだなおっぱい。
別に気にならないのでもませていると、
「ねえ、なんでおっぱい触っても怒らないの?」と聞かれた。
そうか、普通は怒られることなのか。
変なの。
どうせもう少ししたら触りたくても恥ずかしくって触れなくなるだろうに。

出勤途中の信号待ちでパグをつれたおじいちゃんと一緒になった。
ニット帽をかぶったよぼよぼのおじいちゃんが、赤い服を着せられたしわくちゃのパグを連れている。
このコンビを信号待ちの人、全員が目で追った。

いやいや攻撃

2009年03月25日 20時38分38秒 | Weblog
今日は2歳児のクラス。
そして今日わかったのだが、
この時期がいっちばん難しい。
全部にいやいやする。
トイレ行くのいや。
お昼寝するのいや。
ポンポンするのやめて。
ごはんいや。
フォークいや。
お歌いや。
ご本いや。
でもアンパンマンは大好き。
なんじゃそりゃ。
この頃は自我というものがでてくる時期で、
それで自分のやりたいことと少しでも違うことをさせられそうになるといや、となる。
しかも、本当に嫌なわけじゃなくて、いやと言いたくて言ってる節がある。
なので、この時期になると赤ちゃんの時にはなかった「叱り」が始まる。
悪いことをすると、先生に叱られる。
言うことを聞かないと、先生に叱られる。
みんなと違うことをしても、先生に叱られる。
たいていは特定の子がそういう目にあう。
行儀が悪いのは叱ればいいし、
暴力や素行が悪いもの叱ればいい。
が、人と興味の対象が違うのも叱らねばいけないのか。
今日の疑問。
みんなが座って紙芝居を聞いている中、ひとり走り回ると叱られる。大人がついてても叱られる。
本来私は、好きなことはさせたらいいじゃん、興味があったらみんなが紙芝居聞いてても興味の対象に向かえばいいじゃん、安全なら、と思う方だ。
しかし、ここでは違う。
なんででしょう。
ここは集団で生活しているところなので、例外を作るわけにはいかない。
ひとつ例外を作ると、他の子がまねして秩序が乱れるから。
ここで働く以上は方針に従うしかない。
先生によって良い悪いのムラができたらそれこそ子供を混乱させるだけだし。
今日一日かけて、私は↑のようにまとめて自分を納得させた。
でも本当は、ともまだ思う。
思うけど、ここでは雇われている身なので、
雇い施設の保育方針と、それを踏まえて入所させた親の方針と違うことはできない。
他人の子なんだし。
とか、人が一生懸命悩んでいるのに、
しっかり叱られ諭されると、態度は一転、紙芝居に夢中になる。
なぜだ。
「叱り」効果がまだよく把握できない。
どうなってるんだ自我の目覚め。
落ち込まないのか。
そうか、さてはまだ「落ち込み」という感情が未発達だな。
「怒り」とか「不快感」の方が強くあらわれている状態においては、
叱られた→落ち込み、よりも、叱られた→なんで?→説得→納得、という方に感情が流れるらしい。
まあ、なんで?のときに丁寧に謎を解いてあげなければいけないのだが、
自分が納得すれば結構すんなり事が運べるらしく、
叱られた、という事実も傷にはならないらしい。どうやら。
ひえー。
ようわからん。
まだまだ底が知れない保育現場。

待望の

2009年03月24日 20時12分39秒 | Weblog
今日はこの仕事でこれがやりたかったんだよね!ベスト1位のことができた。
子供たちをつれて公園に散歩に出かけたのだ。
仕事につく前、街で先生が押す大形のベビーカーにいる何人もの赤ちゃんが外を興味深げに見ていたりするのとすれ違うと、たのしそうでやってみたくて仕方なかった。
日中のお散歩は年齢問わず気持ちいいもんだしね。
今日は4歳以上の子たちと散歩。
みんなでなかよく手をつないで歩く。
たのしい。
まわりの大人は目を細めたり、少し迷惑そうだったり。
さすが4歳児。
そんなことはおかまいなし。
いきなり手を握ってきて、「その鼻のかたち、モテそうね」とくる。
あとはひたすら草をむしってるか、石を拾っている。
聞くと、「料理つくるの」「隕石あつめてるの」。面妖な。
帰ってごはんでお昼寝。
私は今日はじめて4歳の子たちの寝かしつけをやったのだけど、これがこの仕事で1番好きかもしれない。
だいたいねー、お昼寝の時間といってもはい、そうですかといっておとなしく寝るわきゃない。
暴れる。
叱られる。
大声。
叱られる。
だからひそひそしゃべってくすくす笑っている。
スタッフは子供が寝るまで横に座ってお腹をぽんぽんする。
ぽんぽんしながら、ひそひそお話する。
この時間がすごく好きだ。
あんまり午睡時間に子供としゃべっちゃいけないのかもしれないけど、
それがまた、秘密を教え合ってるみたいでたのしくてしかたない。
ぽそぽそ話してると腕をもんできたり、エプロンを引っぱったり、
どの子も一定の甘えモードに入る。
さらにぽんぽんすると、すーーーと寝入る。
あとはゆり動かさないと起きない。
すごいもんだ。
寝ない子とはいつまでもおしゃべり。
ひそひそ声で話すとどうしてこうもおもしろいのか。
先生は密かに贅沢な幸福感にひたっていました。
起きたらおやつ。
今日はバナナでした。

先生とよばれて

2009年03月23日 20時09分18秒 | Weblog
保育所勤務の初日を迎えた。
当面の実習先は早稲田にある。
近所にある早大の構内で昼休憩をとったり、赤ちゃん散歩させたり。
今日は風が強かったので、あちこちでサークルの看板が倒れていた。
休憩時間に早稲田の街をうろうろ歩く。
さすがにマンモス大学がある街だけあって本屋が多い。古本屋が多い。
駅前の大きな本屋に入ってみたら、 「ワセクラ」という早大のサークル情報誌が売っている。
一般書店でサークルの勧誘情報が扱われている。
コミケのブース内容誌(入場券と併用)よりすごい扱いじゃん。
金と権力のにおいがする。
でもモリエール著作の品揃えがすごいのが、やっぱ学生の街の本屋。
今日は英語の先生が来ていて、
ネイティブアメリカンのジョン(仮名)先生が
英語でロンドン橋落ちたを歌ってくれたり、英語で大きなカブを読んでくれたりする。
10ヶ月の子がもうえーびーしーと言っている。
すごいぞ!ジョン先生!
このジョン先生、子供相手だと意識的に英語でしゃべり、スタッフ相手だと日本語で言ってくれるから便利。
「コノツミキ、アッチニオチテマシタヨ」と赤い積み木を渡してくれた。
あとはひたすらギャン泣きされる一日。
そりゃそうだ。
知らないやつは怖いもんね。
それでも知らないやつはニヤニヤしながらズボンを下ろしてお尻を拭くぞ。
2歳近くになるともう完全におしゃべりになる。
せんせーせんせー言ってくる。
せんせー、なりたしんご君(仮名)がごめんてあやまったのにゆるしてくれません。
事情もえらく複雑になってくる。
仕事終わり、施設から出たらどっと疲れを感じた。
目の前にいると疲れを感じさせない赤ちゃんってすげえ。

傑作!

2009年03月23日 01時13分38秒 | Weblog
佐々木倫子の最新作がとにかくおもしろい!
チャンネルはそのまま!」。
北海道ローカルテレビの新人記者の漫画。
これが物凄くバカ。
動物のお医者さん、菱沼を超えるバカ。
おたんこナース、似鳥を超えるバカ。
Heaven?、黒須を超えるバカ。
しかも、菱沼よりお人よしで、似鳥より仕事ができなくて、黒須より愛嬌がある。
主役のキャラとしては歴代1位くらいおもしろい。
2回読んでも全部おんなじとこで笑った。
さらに脇がおもしろい。
これは初期傑作、動物のお医者さんに匹敵する。
冷静な同期社員。
アロハ着てる上司。
寡黙な天才カメラマン。
仙人みたいな社長。
まだ一巻しか出ていませんが、
冴え渡る佐々木ワールド健在でうれしい限りでした。
おまけ漫画の自画像がちゃんと年くってるのも好かった。

風が強い西荻窪

2009年03月22日 15時05分28秒 | Weblog
以前の共演者、じゅんこさんの出ている芝居を見に行く。
じゅんこさんはあいかわらず、「わたし」を「はぁーし」と発音しており、それをにやにやと見た。
終演後に話す。
でかいトラブルがあったとのこと。
でもちゃんとした舞台になってた。えらい。