世の中の二乗>75の二乗

話せば長くなる話をする。知っても特にならない話をする。

愛車についての二日間

2008年05月29日 18時25分25秒 | Weblog
私の愛車は、2輪だ。人力ではしる。
安かった。確か8900円とかだ。
だからギアチェンジとか高等なものはない。
雨の日にかぎって、左のブレーキがひどい音を立てる。
そんなヤツのここふつか。
まず一日目。悪意に出会う。
仕事終わりに愛車のもとへいくと、
前の車輪の空気が完全に抜かれていた。
もうべこべこ。
観察すると、鋭いもので穴を空けられたわけじゃない。
空気入れの、あのちっこい黒いキャップをとられたのだ。
すぐさま周りを探したら、
黒いちっこいキャップは、近くに落ちていた。
意味がわからない。
が、悪意を感じる。
それが、めちゃくちゃひどい悪意じゃないので、
よけいに薄ら寒くなった。
べこべこした愛車を押して歩いて帰る。
二日目。
生き別れの双子に会う。
稽古終わりに愛車のもとへいき、
掛けてあった鍵をはずす。
よっこらまたがって、こぎ出したのだがどうもおかしい。
色・車体とも愛車そっくりなのだが、どうもちがう。
よくよく見ると、座るところが微妙にマッドだ。
私の愛車はもっとテラテラしている。
置いてある場所の戻ってみると、
すぐ近くにまぎれもなく私の愛車がとまってた。
どうやら私は他人様の自転車に乗っていたらしい。
鍵、ピッタンコでしたけどね。
日本の防犯体制に深く疑いの目を向けながら愛車で帰宅。


ゲーム

2008年05月28日 18時52分12秒 | Weblog
あいかわらず遊んでばかりの稽古場。
スパイゲームやオオカミゲームをやりまくっている。
スパイゲームとはくじ引きで決めたスパイをみんなで見つけるゲーム。
3分間づつさぐりあって、多数決でスパイを決める。
最後までスパイが残ればスパイの勝ち。
やる人数にもよるが、スパイは2人のが楽しい。
オオカミゲームはスパイをオオカミに変える。
このゲームはかなり性格が出るので、やってて楽しい。
スパイになりたい派と当てに徹したい派がでてくるが、私は断然当てていきたい方だ。
なのでたまにスパイになるとチッと思う。
思うが、喜々としてやる。

みずかき

2008年05月24日 18時43分03秒 | Weblog
また、泳ぎだす。
やっと脱衣所でも寒くなくなったからだ。
のったり泳いでいたら、隣のコースの人が変なものをつけている。
青い。
手袋。
青い手袋をつけて泳いでいる。
フィンと呼ばれる足ヒレは、スキューバとかやるときに使うやつだって知っている。
しかし、手ヒレ?は初めてみた。
多分、水掻きがついていて、その分少しの力ですいすい泳げるようになるんだろう。
あの手袋で。
いろんなものが商売になるもんだ。
見た目は、ご想像通り、ちっとかっこわるいけどね。
水泳は孤独なスポーツだからいいのか。

youじゃなくてoverだと思う

2008年05月20日 01時51分55秒 | Weblog
なんかじりじりと日本(金かかってる)映画独特のお腹いっぱい宣伝が
はじまっているので早めに言っとく。
「山のあなた」見たい。
草薙君が顔をぐんにゃりさせているから見たいのではなくて。
石井監督作品だから見たいのだ。
そうだよ。
「茶の味」の監督だよ。「鮫肌」だよ。
多分おもしろい。
あと、あなたは、きっと、山の向こうって意味だ。
キャスターが「君」の発音で言っていたらしい。
くそ、だから金だけかけた宣伝ってきらいなんだよ。

夏がくる

2008年05月18日 13時32分01秒 | Weblog
実に夏の気配が漂ってきた。
なんかこないだまでこごえていていたのが嘘のようだ。
今年の冬は特にこごえていた気がするので、
5月になっても暖かくなっていることに疑いを持っている。
暖かさにたいして、なぜか、用心深くなっている。
年をとったのか?

大学の恩師からゼミの調査報告書が送られてくる。
聞き取り調査の報告書と、他大学の先生とかを招いて行われたワークショップの報告書だ。
私が在学中に関わったことは少ないのだけど、忘れず送ってくれてありがたいなあと思う。
文字におこしたものを読むと、
後輩たちの発言が賢そうに思えるのでうれしく思う。
今回は、地方都市の問題で、実際に3都市(高知市・富山市・松江市)の商店街で聞き取り調査をした結果から総論されているのだが、
やはり地方はダメだ、という結論に達していておもしろい。
私が民俗学おもしろいなあと思うのは、
それを言っちゃおしまいでしょう、というところにズケズケ入り込んでいくところだ。
テレビで「いいところですね。人が優しいですね。」といっているところで、
つい50年前まで村八分や異人殺しが当然あったりする。
秘密を暴くとか、それで善悪を判断するとかじゃなくて、
社会の機能としてそうなっていたことから目をそむけない。
そういう意味では倫理も超えれるのでそこがおもしろいともいえる。
またズケズケいってる本が読みたいなあと思った。

ぴんぽん

2008年05月16日 18時39分06秒 | Weblog
稽古で卓球をした。
基礎錬の一環というよりは、単に卓球。
感覚は温泉卓球に近い。
いい大人がさる共有スペースに集まる。
卓球台がある。
=卓球をする。
となる。
当然。
といいつつも、
シングル勝ち抜き戦、ダブルス総当たり戦と結構な白熱ぶりだった。
誰だ卓球なんてやろうっていったヤツ。
稽古しろ稽古。
その後はしっかりビール飲んだし。
ああ、大人って最高。

今、ミヒャエル・エンデ「鏡の中の鏡」を読んでいるのだが、
これは悪い夢のような短編ばかり集まっている話なのだが、
そのせいかどうかは知らないけど、
最近変な夢ばかりみる。
しかも知っている人がそのまま出てきたりして、
しかもわけわかんない展開になっていくし、
目覚めてからもその意味をあれこれ考えてしまい、
仕事しながら午前中いっぱいもやもやしていたりする。




稽古初日

2008年05月11日 12時25分21秒 | Weblog
あなピグモ捕獲団「嘘とバッファロー」の稽古が昨日から始まった。
台本も最初の部分が刷り上っており、自分の役を確認。
変な名前の役だった。
福永さん(脚本書く人)曰く、「今回はいままでで一番わけわかんない」芝居になるそう。
今のところ、私にもなにが嘘でなにがバッファローか皆目わからない。


踏み入れる

2008年05月08日 21時37分50秒 | Weblog
次回の公演情報を解禁します。
3本あります。
役者で参加させてもらえるのが2本。
もう一つはお仲間と作ろうとしています。
どれも楽しみです。

近場から。
7月3日(木)~6日(日)@下北沢「楽園」
あなピグモ捕獲団「嘘とバッファロー」出演。
 
8月22日(金)~25日(月)@フリースペース・サブテレニアン
ハイブット混沌「赤い褌」出演。

10月下旬に自主企画やります。
肥田さんの脚本をもらいました。
大山君と野津ちゃんとたっちーとみゆみゆが出ます。私もでます。

これで今年もようやく始まった感じがします。
12月は体空いてます。
出演依頼募集中。

せいぜいのところ、しょっぱいカラスムギのおかゆだから!

2008年05月06日 21時04分01秒 | Weblog
プロイスラー「大力のワーニャ」を読む。
ドイツの作家で、彼の作品「大どろぼうホッツェンプロッツ」は大好きだ。
ホッツェンプロッツは極悪人で、脱走犯でもあるのだけど、
やることが一々みみっちい。
ソーセージ作りのたいへん上手いおばさんがいた。
自分もおいしいソーセージが食べたいホッツェンプロッツは、
おばさんの大事にしていた手回し肉挽き機を盗み出す。
これではおいしいソーセージができないわと嘆くおばさん。
おばさんの手回し肉挽き機をとりもどせ!と奮闘する少年たち。
それでいいのか、ホッツェンプロッツ。
手回し肉挽き機なんて日本人全く馴染めないよ。
たのしい。
今回は、ロシアの話だった。「ワーニャ」だし。
ロシアといえば、私の大好きなはっちゃけギャルの巣窟だ。
彼女たちはなんの理屈もなく自論を信仰していて、しかも他人に強制しさえする。
大げさで迷惑な存在だ。
今回も例にもれず見つけたよ。
アクリーナおばさんはワーニャとその兄弟たちと一緒に住んでいる。
そして理由なくワーニャだけを溺愛している。
ワーニャが日がな一日仕事や家の手伝いをせず、怠けてばかりいるのを容認している。
まじめに働いている兄弟たちがワーニャの文句を言うと、すげえ怒る。
「ワーニャをそっとしておおきよ、いいかい!あの子がなまけもんだからって、それがあの子のせいかね?(中略)あたしが生きてるうちは、あの子の髪の毛一本だっていじくらせるもんじゃない。おまえたち、これを耳のおくにしっかりしまっておおき。さもないと、きょうからあとは、水っぽいスープと、ひからびたパンしかもらえないよ。それに、日曜だって、せいぜいのところ、しょっぱいカラスムギのおかゆだから!」
ひどい。
ひどいよ、アクリーナおばさん。
子供のけんかに食べ物盾にしてすごむなよ。
全然まともじゃない。
たのしい。

ドイツもロシアもたのしい。