花々楽しい日

布合わせを楽しみながら キュートで物語のある布小物を作っています

お月見願望

2006-09-20 | お気に入り

これは私が随分前にさくらほりきりでキットを買って作ったものです


残念ながら今日は満月ではありません
満月どころか 最近の関東地方はお天気が悪くて
お月様を見ることもできませんでした
秋なのに…あヽ秋なのに…
今日は晴れているから お月様見れるかなぁ~

ちなみに今日の月は『左側の細~い月』です
あさってが「新月」なので 今日の月はかなりの細さだと思います
「人差し指の爪を少し切ったのが弾け飛んだくらい」の形かな?

中秋の名月とは旧暦で8月15日のことです
今年は10月6日がその日にあたりますが
実際の満月は10月7日になるそうです



『満月』と聞くと真っ先に浮かぶのがこの曲です
さだまさしさんの名曲で
私の大好きな歌のひとつです

 

まほろば
作詞・作曲 さだまさし

春日山から飛火野(とぶひの)辺り
ゆらゆらと影ばかり 泥む(なずむ)夕暮れ
馬酔木(あせび)の森の馬酔木(まよいぎ)に
たずねたずねた帰り道

遠い明日しか見えない僕と
足元のぬかるみを気に病む君と
結ぶ手と手の虚ろさに
黙り黙った別れ道

川の流れはよどむことなく
うたかたの時押し流していく
昨日は昨日 明日は明日
再び戻る今日は無い

例えば君は待つと
黒髪に霜の降る迄
待てると云ったがそれは
まるで宛名のない手紙

寝ぐらを捜して鳴く鹿の
後を追う黒い鳥鐘の声(ね)ひとつ
馬酔(まよい)の枝に引き結ぶ
行方知れずの懸想文(けそうぶみ)

二人を支える蜘蛛の糸
ゆらゆらと耐えかねてたわむ白糸
君を捨てるか僕が消えるか
いっそ二人で落ちようか

時の流れは まどうことなく
うたかたの夢 押し流してゆく
昨日は昨日 明日は明日
再び戻る今日は無い


例えば此処(ここ)で死ねると
叫んだ君の言葉は
必ず嘘ではない
けれど必ず本当でもない

日は昇り 日は沈み振り向けば
何もかも移ろい去って
青丹(あおに)よし平城山(ならやま)の空に満月

「まほろば」のメロディーはここで聴けます


1番最後のフレーズ
青丹よし平城山の空に満月

満 月 は さだまさしさんも絶叫気味です
私のカラオケ十八番「天城越え」のラストと良い勝負です←レベルが違うって!

『青丹よし平城山の空に満月』

なんて万葉的な光景なのでしょう!
(不覚にも ちょっと花札を思い出しましたが)


そして心に残る「馬酔木」を2度使っているフレーズ

馬酔木(あせび)の森の 馬酔木(まよいぎ)に
たずねたずねた帰り道

「あせび」はどこかで聞いたことがあるけれど 「馬酔木」と書くとは知りませんでした

「馬酔木(あせび)」は万葉植物で 奈良の県木でもあります
ツツジ科の常緑低木でこんな花が咲きます


スズランの様な可愛い花ですね

ところが
この木の葉っぱには毒があり
馬が食べると体がしびれ酔った様になるところから
「馬酔木」と名付けられたそうです
人が誤ってこれを食べると 足がしびれるので
「アシシビレ」となりそれが略されて「あせび」となったと言われています

さだまさしさんの曲は
右手に国語辞典 左手に古語辞典(左右逆でも可)を持って
歌詞を理解し 噛みしめながら聴くと
さらに 良いと思います

コメント (2)
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