花々楽しい日

布合わせを楽しみながら キュートで物語のある布小物を作っています

2~3月の読書報告

2018-03-24 | 読書記録

私の日常生活となっているもの
1つは歌の練習(主に音取り)

もう1つは読書
(縫い物はお休み中)

歌いたい歌がたくさんあるように
読みたい本もたくさんあります

2月は短編集で読んで気になった作家さんのものを
図書館で借りてきて読みました

BLというのはわかって読み始めたのですが
私のBLのイメージは美少年同士の恋愛

なのに、全く違う!
私の予想とはかけ離れていました

普通に生きていたら知り得ない世界だし、知りたくもなかった世界なのですが
文章の上手さで引き込まれ、次へ次へと読み進みます
特に3つ目の話「檻の外」のラストは一気でした
先が気になり全神経を目と脳に集中させて読み抜きました

感情移入すればするほど辛い内容ではありましたが
2つ目の「脆弱な詐欺師」に芝さんが再登場した時はスカッとしました
芝さんがなんの罪で服役していたかはわかりませんが
全体を通してカッコ良かったです

このシリーズには登場人物の後日談があります
箱の中」に入っていた話の1つである「檻の外」のノベライズ版の中に…

表紙の絵がちょっとアレなんです
「檻の外」は既に読んでいるので
他の2つ「雨の日」と「なつやすみ」を読むために借りてきました

「雨の日」の方はBL(ボーイズではなく、おじさん2人だけど)の話で
ちょっと勘弁してくれよーな感じでしたが
ラストの「なつやすみ」が良かった

この話のために「箱の中」「檻の外」「雨の日」を読んできたのかもしれないと
思うくらい心にズシキューンと来ました
温かい愛を感じ、涙が溢れました


かなり前(半年以上は前)に予約していた本が届いたというメールが
図書館から着ました

上野で開催されていた「怖い絵展」を見に行く前に予約していた本です
文庫本だったので、絵が小さくて細部が見難かったり
難しい熟語が出て来たりしたので、スマホで検索しながら…

中野京子さんの知識、表現力、目の付け所、筆力はなんなんだ?
絵が怖いのではなくて、絵の裏に秘められたさまざまなドラマが怖い
絵画の鑑賞法を提示された、そんな斬新な絵画エッセイでした


本(怖い絵)を返却しに行った時
目に入ってしまった本を連れて帰ってきてしまいました

ドイツの作曲家メンデルスゾーンは富豪の家に生まれ
充分な教育のもとで多彩な才能をのびのび開花させ
穏やかな結婚生活を送り、良き友人たちと交流し
作品は人気を博し、おまけに容姿にも恵まれていた
という「幸せな音楽家」という知識はあったのですが…
ユダヤ人として差別を受け、優等生として周囲の期待に応えることを優先し
果たして幸せだったのかどうか…
そんな彼の運命に絡んで来る2人
デンマークの童話作家アンデルセン
スウェーデンの歌姫リンド
アンデルセンってこんな人だったんだ!というだけでも驚きなのですが
そこから巡る巡る運命の糸車
どこまでが本当の話かはわかりませんが
とても興味深い19世紀ヨーロッパの話でした

中野京子さん物をもっと読みたくなったので
同じ作家シリーズが続きます
 

肖像画から紐解く、ロシア・ヨーロッパの王族の話
おとぎ話に出て来るような、民に愛された優しい王様と美しいお妃様はどこにもいません
どす黒い王宮のカーテンの陰で、残酷な王が奸計を巡らす
生まれ落ちた瞬間から政治の切り札に使われる
悲しい女たちのあまりにも酷い結末

陰謀、毒殺、幽閉、斬首、四肢切断…
死屍累々

大学受験では世界史を選択していましたが、
イワン雷帝にしても、ヘンリー8世にしても
こんな話は記憶にありません
習った記憶もありません
R18だったのかもしれないと思うほどの残酷さでした


またまた届いた半年以上前からの「予約本」

キョンキョンってこんなに文才がある方だったんですね
自分の言葉で、自分の意見を書いていて
書評なんだけど、しっかりエッセイにもなっています
「私も読んでみたい」と思う本が多々あり
付箋を貼って行ったら、最後(付箋の数)は11枚になっていました

 

またまたまた届いた「予約本」
しかも、これは簡単に読めるような本ではなさそう
表紙からして重い。。

ピカソのゲルニカを巡る物語で
ピカソが生きた1930年代頃の話と
アメリカ同時多発テロの起きた頃の話が交互に展開

待ち人の多い本なので、貸し出し延長は不可。
ダッシュで読むか、諦めて返却するか
「少し読んでから決めよう」と思いつつ
そのまま4日で読み切ってしまいました(かなり斜め読みですが)

ヨーロッパの近代史(第二次世界大戦の前)の勉強にもなりました

 

 とりあえず報告はここまでにしておきます
フェイスブックでは読後すぐにUPしているのですが
こちらではまとめて(備忘録的に)

スマホに入れているアプリ「読書メーター」によると
私は1日平均45~50ページ読んでいるようです

はい、首には気を付けます(^-^;

 

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元気です報告

2018-03-23 | おでかけ

あまりにも放置していて・・・
頸椎悪くして寝込んでいるのではないかと思われていそうなので
生存報告しておきます

3月は合唱の本番が2つあったことと
1年近く前、図書館に予約していた本の順番が続々と回ってきたため
歌うのと読むのに必死で全く縫い物ができず

日々のことをブログに書く気にもなれず
そうこうしているうちにブログランキングの順位が地の果てまで落ちたので
なんだか気が抜けてしまい
フェイスブックに日記を書くことで終わらせてしまっていました

フェイスブックはスマホで投稿しているので
とっても気軽にとってもマメに記録を残しているんですけどね

こちらは20日間も放置

こんなに長く更新しなかったのは
ブログ開設以来初めてです


なので、サクッと報告

3月11日はすみだトリフォニーホールにて
ベートーヴェンの第九とチャイコフスキーの大序曲1812年
(アンコール曲はモーツアルトのアヴェヴェルムコルプス)を歌いました

※写真はゲネプロ中
このコンサートは新日本交響楽団さんの100回記念演奏会
1曲目の1812年では大砲(の代わりのバスドラ)が祝砲の様にぶっ放されました
ナポレオンのコスプレをした方が大砲の横で剣を振るう姿はちょっと笑えました
第九も、トリフォニーホールの素晴らしい音響効果に助けられ
何度も神が降りた様な瞬間を感じることができました
特別なアナウンスはありませんでしたが
舞台の上の私達も、聴きに来てくださった方達も
皆7年前の3月11日を思い、祈りを捧げていたと思います

 

3月20日はカトリック東京カテドラル関口教会の聖マリア大聖堂で
マーラーの交響曲2番「復活」とヘンデルのハレルヤコーラス(アンコール曲)を歌いました

ここのカテドラルは丹下健三氏の設計で
普段はさまざまな宗教儀式が執り行われていますが、音楽ホールとしても巧みに設計されています


音響の良いサントリーホールでさえ残響1.7秒なのに、東京カテドラルは残響6秒
動から静に移った時の響きの余韻に、心の奥が痺れました

 

復活は5楽章からなる大曲合唱の出番はラスト15分弱
今回は2楽章と3楽章の間に休憩が入り、私たちはそこで入場したので
5楽章の終わりの出番まで35分間直立不動で待たなくてはならず…
そこはかなりきつかったのですが、待たされた分最後の最後はエンジン全開で
fffでの高音を歌いながら天高く舞い上がることができました


ついでに観劇報告2つ

 

 三谷幸喜さんの舞台はチケットが取れないと思い込んでいたのですが
オープンダッシュしなくても取れちゃったんです

新橋演舞場なら3階席でもよく見えるので
お安い席での観劇でもノープロブレム
花道以外はしっかり観ることができました

中村獅童さんは歌舞伎の時よりイキイキしてるような気がしました(笑)
笑いを取る演技もダイナミックで面白いし
さすが歌舞伎役者!だけあって
ここぞという時はしっかり決めてくるのがすごい
松岡くんは必殺仕事人を彷彿させる格好良さ
田中圭さんも良い味出していて好感度アップ
八木亜希子さんにも大爆笑

3階席の後ろには歌舞伎の時の様に大向こうさんがいて、獅童さんの見せ場の時には
「萬屋!!」と掛け声
その直後、松岡くんの台詞の時に
「TOKIO!!(トキオ)」と声がかかり爆笑&拍手でした

いやぁ~笑った笑った
涙が出るくらい笑ったのは久しぶりでした←たぶん




 宝塚歌劇団花組公演の「ポーの一族」を観に行きました

高校生の頃に読んだ萩尾望都さんの「ポーの一族」
語れるほど記憶していませんが、あの世界観は脳裏に焼き付いています

とにかく美しい!完璧な再現でした
衣装もカツラもカラコンも素晴らしすぎる


特にみりおちゃん(明日海りおさん)のエドガーは非の打ち所なし
柚香光さんのアランもビジュアル最高でした!

 

 ま、他にもこまごまありますが
あとはほとんど合唱レッスンのことなので割愛します
でも、フェイスブックでは合唱レッスンの話が1番楽しみにされています
超怖いことで有名な先生で…毎回ネタが豊富すぎ(笑)

 

 

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もうどこにいるかわからないくらい(順位が)地に落ちているし
ハンドメイドネタでもないので
ぽちっとしてねなんて言い辛いんですけどね (^-^;

コメント (2)
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赤で攻めた楽譜カバー~エッフェル塔~

2018-03-02 | ソーイング・その他小物・衣類

楽譜の汚れ防止とやる気向上のためにご注文頂いた
楽譜カバーを作りました

好みを聞くと「赤が好き」「花はOK 動物はNG」とのこと
そこへ私のマーラーの交響曲(の楽譜)のイメージを加味して

布を選びました

楽譜は持って歌うので、カバーがピッタリ合っていなくてはなりません
(同じ楽譜を持っているので)フィット感を確かめながら作りました

基本的な作り方はコッカファブリックさんのサイトにて
無料レシピ公開中のA4ファイルカバーと同じです

ファイルカバーの方は下側にポケットを付けていますが
今回はすくっと立ったエッフェル塔を目立たせるために

ペンポケットを背中につけました

 

トラコミュ
エッフェル塔Club

私が部長~♪

 

マーラーの大曲「千人の交響曲」の音取りに悪戦苦闘中の合唱仲間多数

この音の次はこの音が歌いたくなる…という理論(和声)が
少しずつ分かり始めたのですが
マーラーの交響曲8番は、全く予想外の音が来たりします
しかも跳躍(高低差)が激しい部分があり
大苦戦しています

 

音取りまで購入

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