クラシック音楽が好きです
小説を読むことが好きです
クラシック音楽が出てくる小説を読むことは
とっても好きです
小説を読む時は
自分の頭の中で過去の経験と想像力を駆使し
その世界をイメージします
イメージの元となる手がかりは文章だけです
そこに音楽が登場すると
急に次元が変わります
音楽が導いてくれるのです
恩田陸さんの「蜂蜜と遠雷」は
曲名を検索しYoutubeで
その音楽を小さな音で流しながら
読み進めました
読んでいる時に
こんなCDがあればよかったなぁと思います
蜜蜂と遠雷 音楽集
ナクソス・ジャパン(5月26日発売)
小説に登場する楽曲を厳選したアルバム
蜜蜂と遠雷 音楽集 のリリース記念イベントがあるということを知り
応募したところ当選!
東京駅から徒歩数分の
とてもとてもおしゃれなショールームに行ってきました
Gibson Brands Showroom TOKYO
かっこよすぎる!
ギブソンだらけ
椅子も!
なんかすごいイベントに当たっちゃったなぁと思いました
今回のメインは
林田直樹さん(ジャーナリスト・評論家)と
高頭佐和子さん(本屋大賞実行委員)のトークショー
言葉はいかにして音楽を表現しうるか?
文学作品のなかで、音楽はどのような役割を果たしているか?
林田さんのレクチャーはラジオを聞いている様に
自然で心地よかったです
評論家さんなので当然ではあるのですが
自分の考えをぶれずに話せるって
カッコいいなぁって思います
林田さんはノルウェイの森を読んだ後くらいから
村上春樹アレルギーが出たそうで(笑)
どこが嫌か なぜ嫌か の話が絶妙でした
村上春樹さんの小説「騎士団長殺し」より
「さあ、わからない」と私は言った。
この「さあ、」が気にくわないのだそうです
必死さに欠ける キザったらしい などの理由の数々
私はアレルギーではないけれど
ノルウェイの森以降(あれほど読んでいた)村上春樹さんの小説を
全く読まなくなってしまったので
ちょっと、くすっと笑えました
に反して、高頭さんは村上主義者
喧嘩を避けてか(笑)控えめながら反論されていました
この話はもっと突っ込んで聞きたかったです
話は音楽小説から離れてしまいましたが
このイベントのもう一つのメインテーマは
ハイレゾを聴くこと
今まで「ハイレゾ」という言葉は
見たことも聞いたこともありませんでした
普通のCDとハイレゾでは
テレビで言うと、ブラウン管と液晶ほど違うそうです
実際に聞かせていただきましした
低音はずんずん 高音はキラキラ
音を追及する人にはたまらないと思います
ドビュッシーの喜びの島の冒頭部分(ピアノの高音)などは
それはそれは美しい 水晶のような輝きでした
お二人のおすすめの音楽が出てくる小説や漫画の話は
とてもとても興味深く、読んでみたくなりました
林田さんのおすすめ
『荒野のおおかみ』ヘルマンヘッセ
♪モーツァルト 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」お手をどうぞ
『騎士団長殺し』村上春樹
♪ヤナーチェク シンフォニエッタ
『ピエタ』大島真寿美
♪ヴィヴァルディ おお、天にても地にても清きもの
『テラプシコーラ』山岸涼子
♪ラヴェル ボレロ
高頭さんおすすめ
『ゼロアワー』中山可穂
『スウィングしなけりゃ意味がない』佐藤亜紀
『ラバー・ソウル』井上夢人
主催のナクソス・ジャパンさま
貴重な経験をさせて頂き
ありがとうございました。