花々楽しい日

布合わせを楽しみながら キュートで物語のある布小物を作っています

ありふれた生活

2006-09-12 | お気に入り

皆様 ご心配おかけいたしました

突然の病に苦しめられた殿でしたが
熱も下がり「ありふれた生活」に向け
小さな第一歩を踏み始めました
しかし
熱は下がったものの 類まれに見ない(?)腰痛が残り
痛み止め無しには 平常営業には戻れないというのが現状です

とはいえ あの悪夢が去り 少しほっとした私は
朝食後 コーヒーを飲みながら
昨日友達からもらった新聞の切り抜きを読んでいました

それは朝日新聞を購読しているSさんが
連載されているエッセイ「三谷幸喜のありふれた生活」を丁寧に切り取り
B5サイズのコピー用紙に貼り 日付順にホッチキスで留めてくれた物です
我が家は読売新聞なので
日曜版に連載されている「あたしンち」をSさんにあげていたのですが
今年になってからSさんは 三谷さん好きの私に
「ありふれた生活」を切り取って渡してくれるようになったのです
(私の三谷さん好きは元々Sさんの影響ですが)
それにしても A型のSさんの仕事の なんと丁寧なことか!
私なんていつも「あたしンち」のマンガの部分を
ビリッとやぶったままとか 日曜版全部とか 切っていてもガタガタな切り口とか
挙句の果てには何週間分か抜けていたり…

ここら辺が『几帳面なA型』と
『・・・・なaB型(←aが小文字になることが多い私)』との違いでしょう!
A型のSさんに感謝しつつ コーヒーを吹かない様に気を配りながら
エッセイを読んでいました
以前にも三谷さんのエッセイのことを記事にしたことがありますぽちっ

三谷さんのエッセイって本当に面白いんです!
「何が?」って?
決まっているじゃないですか!オチがあるんですよ!
それも私のランク付けでは特上のオチがそこかしこに!
(これはオチとは言わないのかも)

一人でクスクス笑いながら読んでいましたが
(注:三谷さんのエッセイは公共機関利用中は読まないほうが良いです!吹くこと多々あり)
最悪な腰痛を抱えブルーな殿に悪いような気がして
音読してあげることにしました

子どもが病気の時は よく音読(読み聞かせ)をしてあげますが
まさか 夫に読み聞かせをするとは…
でも 考えようによれば
あまり本を読む方ではない夫(殿)に
三谷さんのエッセイの面白さをわかってもらう
『絶好のチャンス到来』
でもあります
(殿が)弱っているのをいいことに 有無を言わせず「音読」を始めました

読みながら私自身が吹いていました
一度読んだことがある文章にもかかわらず笑ってしまう私
一方殿はといえば…
時々「フフッ」っと笑っているんです
それも私と違ったところで!
「そこも可笑しいけれど こっちの方がもっと面白くない?」
と 私の笑いのツボ部分をもう1度読んであげても
そこには反応しない
人によって笑うところが違うんだということを実感しました

ちなみに殿が1番ウケタところは
三谷さんが「THE有頂天ホテル」のDVDに付く特典映像に出演するため
特殊メイクをしたという話のくだり
(以下原文より)

何を隠そう、僕は特殊メークが大好きなのである。
もともと人間の「顔」には興味があって、小学校時代の座右の書が、
顔写真つきの人名事典だったくらいだ。
そして変身願望も人一倍強い。
中学生の頃、付け鼻付け髭でメキシコ人になりきり、
街を練り歩いたことがあった。

この最後の1文で 殿がフフンッと鼻で大きく笑ったのです
私が書いた文ではありませんが
なんだかうれしくて 心の中で小さくガッツポーズをしてしまいました

私は読むたびに笑う箇所が違ったりします
今日1番ウケタのは…
(これは正確に言えば清水ミチコさんにウケタと言った方がいいのかもしれない)

清水ミチコさんと三谷さんは家族ぐるみのお付き合いをされているそうですが
その清水さんの『私の10年日記』というエッセイの中に
自分(三谷さん)も出てきているという話です
私がウケタのはその中で 清水さんの日記の内容を紹介した部分でした
(以下原文より)

1997年のある日。
ゲタを履いて歩くとなぜ「カランコロン」と鳴るのか。
彼女はそこに着目した。
体重の掛かり方は同じはずなのに、なぜ左右で音が違うのか。
そして「ゲゲゲの鬼太郎」の歌の出だしを採り上げ、
「カラーンコローンカランカランコロン」は、
よくよく考えると「右左右右左」となって
右足の方が多く出ていると指摘する。
こんなこと考える人、他に誰もいませんよ!


これ めちゃくちゃ面白くないですか?
だって だって
ゲタを履いた鬼太郎が「右左右右左」ってステップ踏みながら
墓場を歩いているんですよ!
笑えない?笑えるでしょう?

世の中には面白い人がたくさんいるなぁ
とは常々思っていますが
こんな面白い話を知りえた日は
それだけでHappyな気分です

この様に小さな笑いの積み重ねが
私の花々楽しい日になっているというわけなのですよ

ここでちょっと一言
このブログタイトルは「はなはなたのしいひ」と読んでくださいね
はなばな ← NG

お気づきかも知れませんが
「はなはな」は「甚だ(はなはだ)」と何気なく掛けています
「甚だ」はあまり良い意味の時には使いませんが
「花々(はなはな)」はプラスのベクトル的に(←やや意味不明)使っています
とにかく
すっごく楽しい日ってことなんです!
チャンチャン



このアイテムの詳細を見る

このアイテムの詳細を見る

このアイテムの詳細を見る

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする