線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

日本の東西!?

2013年12月15日 23時47分29秒 | 日々雑感
 今年、久しぶりに日本民俗音楽学会の「糸魚川大会」に参加した。糸魚川といえば静岡とを結ぶフォッサマグナをイメージする。その「線」で分けられる文化の東西と一致するとかしないとか、そんな議論が聴けるか?と思っていたが、どうもむずかしくてよく分からず過ごしてしまった。

 信州はまさにフォッサマグナの上にあるようなものだが、それでは信州のどこから「東」でどこから「西」なんだろう?などと思ってしまう。信州は北信、東信、中信、南信に分けられる。それぞれ急峻な山地によって分けられるし、どうなってるのかな?

 自分の出身地・上田は東信だ。いつも現在の職場である塩尻市に向かうときは三才山トンネルを越えて、松本市に入る。この三才山トンネルの松本側を下ると、パッと北アルプスがキレイに見えるポイントがある。

 これは、上田にはない風景。そう東信から離れてしまったな~と思う瞬間だ。

 ところで、この北アルプスは昔は「西山」と呼ばれたという。そうか!やはり上田から見ても、松本の方は西なのだ。

 では「東山」ってあるのかな?っと思って考えてみると、塩尻まで行く山の麓の路を「東山山麓線」と呼んでいることに気がつく。そうだ!美ヶ原や牛伏寺山等々、松本の東が東山だ。旧四賀村の方も東山というのを聞いたことがある。

 つまり、北アルプスが「西山」で美ヶ原の方が「東山」なのかな?…と考えると、松本を中心とした地域を「西信」と呼ばずに「中信」と呼ぶのは、安曇~松本~塩尻といった、糸魚川から塩の道街道を中心としたあたりが「真ん中」ということになるのか。

 
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