線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

大津波の足あと

2011年03月12日 16時56分50秒 | 日々雑感
これでもか、これでもか…と被災の後の映像が流される。ある局のアナウンサーが「空襲のあとみたいです」と言っていたが、本当にそんな感じさえする。

2007年2月、黒森神楽を見に岩手県三陸地方をうろついたことがある。1日目は花巻から、釜石線に乗って大槌町浪板海岸まで行った。海辺の民宿へ泊まり、神楽を見た。

2日目は、 宮古周辺を観光。黒森神社、龍泉洞、そして宮古港へ行った。
その港を津波が襲い、自動車やコンテナが荒れ狂う波のなかで、もみくちゃになっている映像が特に心に残る。


三陸特有のリアス式海岸で、港は湾内の低い位置にあって、後ろにすぐ山になっている。地形的に、港まで下っていった記憶がある。

道の駅の「なあど」へも寄ったので、よく覚えている。その「なあど」が、津波で建物ごと流れていく映像を見たときは、自宅にいながら大声を上げてしまった。


宮古駅前ではレンタカーを申し込む。人生初のレンタカーで、「○○レンタカー」の宮古営業所のカードをまだ持っている。
そして自動車で廻ったので、街の中の印象も深い。被災された皆さんの無事を祈る。黒森の神楽衆の方はどうしておられるだろうか。


そして大槌町。報道ではあまり出てこないので、かなり心配。目の前に海の広がるステキな場所なのだが、あの津波はどれほどだったのだろう。3日目の帰りがけ、いろいろお話をさせていただいた皆さんはどうしておられるだろう。



また茨城県大洗町~ひたちなか市那珂湊あたりへ出かけたことがある。昨年は大洗町に宿泊した。数年前には那珂湊の祭りに出かけ、泊まってあのあたりを歩いた。
このあたりの津波の映像もすごかった。前がすぐに太平洋なので、あの海水の勢いは大変なものだ。知り合いもいる。本当に心が締め付けられる。

お見舞いのことばもない。ただ無事を祈るのみだ。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 太平洋沖地震 | トップ | インフルエンザ »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いい風景 (E-DADA)
2011-03-14 23:49:11
 いい風景の港の写真ですね(特に二枚目)。海なし県の人間にはなんかぐっと来ますね。こんな風景が今は滅茶苦茶なんでしょうな・・・。
返信する
あの三陸が… (庵主)
2011-03-15 22:05:04
社会で習ったようなリアス式海岸が続き、信州人からすると、ホントにぐっと来ます。また、太平洋側なので、海から朝日があがるのを初めて見たのも三陸でした。
返信する

コメントを投稿

日々雑感」カテゴリの最新記事