11月3日に行われた、富山県黒部市の<郷土芸能の祭典>の続き。
7 長屋獅子舞保存会
①大門先入場 ②小天狗剣の舞 ③大天狗傘の舞 ④口上 ⑤猩々 ⑥大天狗剣の舞2番
秋祭りは10月17日。明治期に布施から伝承されたものという。黒塗りの獅子頭、大天狗も小天狗も元気に舞う。
8 明日稚児舞保存会
富山に4ヶ所に伝わる舞楽系の稚児舞。4月第3日曜日に行われる法福寺観音会のおりに演じられている。
祭礼時のように、会場客席から肩車にのって入場してきた。
舞台では「千秋楽」が演じられた。
稚児4人の舞。赤い装束が目をひく。
9 朴谷獅子舞保存会
猩々
朴谷(ほおのきだに)では、昭和20年代を最後に途絶えたのを、昭和63年に復活に立ち上がり、魚津市小川寺獅子舞保存会に指導を受け、2年かけて今日に至るという。玄人受けする舞であるというアナウンスがあったが、朴谷独自のアレンジを加えた舞であるという。
10 山田新獅子舞保存会
①獅子起し ②小天狗2番手 ③大天狗2番手 ④小天狗4番手 ⑤獅子おどり
前沢地区の山田新に伝わる獅子舞。角を生やした黒塗りの獅子頭、大天狗、小天狗ともに舞う。何となくしっとりとした雰囲気を感じた。
11 沓掛獅子舞保存会
①願念登場 ②町廻り ③舟越し ④一人天狗 ⑤乱丸 ⑥受太刀 ⑦二人天狗
明治元年頃に、入善から習ってきたものという。その後、各地へ伝えている。
ここへは実際にお訪ねしたことがある。かつて10月29~30日であった秋祭りは、現行では9月第4土~日曜日になっている。まず神社境内で練り込むときに見られるように方の上に立つ「のりうち」を含め、大勢で入場、町廻りの雰囲気を演出。
独特な天狗の動き。笛、太鼓、拍子木による囃子もなつかしい。子どもも多く、女児、男児ともに大勢参加している。舞にキレがある。
12 宇奈月青年団
①大門 ②御柄 ③早獅子 ④金蔵 ⑤手拭 ⑥神楽 ⑦傘 ⑧蛇の舞
名湯・宇奈月温泉のある宇奈月の獅子舞。やはり保存会ではなく青年団による伝承。他地区が富山の獅子舞のなかでも下新川系であるが、ここは異色。八尾からの伝承ということで、金蔵獅子系のようだ。お囃子の雰囲気もちがう。獅子舞と獅子あやしである子どもの舞とがセットとなっている。
12団体のなかで、9ヶ所の獅子舞を見ることができた。当地域では獅子は二人立ちで、呉西に多い百足獅子はなかった。天狗が元気なのであるが、氷見の天狗とはちがって、群舞するのが独特。またクルッと前転したり、傘や太刀をもって舞ったり…呉東独特な雰囲気を醸し出す。
これだけ見ても、同じ獅子舞はない。演目、囃子、獅子頭、装束…こうした変遷が、民俗芸能のおもしろさの1つ。また遠く、八尾からの移入という宇奈月のものも独特で面白かった。民謡も工夫されていてよかった。
子どもたちも参加している雰囲気もいい。観客も途中で経ることもなく、1階席はほぼ満席。
黒部の魅力がまた増えた気がする。
7 長屋獅子舞保存会
①大門先入場 ②小天狗剣の舞 ③大天狗傘の舞 ④口上 ⑤猩々 ⑥大天狗剣の舞2番
秋祭りは10月17日。明治期に布施から伝承されたものという。黒塗りの獅子頭、大天狗も小天狗も元気に舞う。
8 明日稚児舞保存会
富山に4ヶ所に伝わる舞楽系の稚児舞。4月第3日曜日に行われる法福寺観音会のおりに演じられている。
祭礼時のように、会場客席から肩車にのって入場してきた。
舞台では「千秋楽」が演じられた。
稚児4人の舞。赤い装束が目をひく。
9 朴谷獅子舞保存会
猩々
朴谷(ほおのきだに)では、昭和20年代を最後に途絶えたのを、昭和63年に復活に立ち上がり、魚津市小川寺獅子舞保存会に指導を受け、2年かけて今日に至るという。玄人受けする舞であるというアナウンスがあったが、朴谷独自のアレンジを加えた舞であるという。
10 山田新獅子舞保存会
①獅子起し ②小天狗2番手 ③大天狗2番手 ④小天狗4番手 ⑤獅子おどり
前沢地区の山田新に伝わる獅子舞。角を生やした黒塗りの獅子頭、大天狗、小天狗ともに舞う。何となくしっとりとした雰囲気を感じた。
11 沓掛獅子舞保存会
①願念登場 ②町廻り ③舟越し ④一人天狗 ⑤乱丸 ⑥受太刀 ⑦二人天狗
明治元年頃に、入善から習ってきたものという。その後、各地へ伝えている。
ここへは実際にお訪ねしたことがある。かつて10月29~30日であった秋祭りは、現行では9月第4土~日曜日になっている。まず神社境内で練り込むときに見られるように方の上に立つ「のりうち」を含め、大勢で入場、町廻りの雰囲気を演出。
独特な天狗の動き。笛、太鼓、拍子木による囃子もなつかしい。子どもも多く、女児、男児ともに大勢参加している。舞にキレがある。
12 宇奈月青年団
①大門 ②御柄 ③早獅子 ④金蔵 ⑤手拭 ⑥神楽 ⑦傘 ⑧蛇の舞
名湯・宇奈月温泉のある宇奈月の獅子舞。やはり保存会ではなく青年団による伝承。他地区が富山の獅子舞のなかでも下新川系であるが、ここは異色。八尾からの伝承ということで、金蔵獅子系のようだ。お囃子の雰囲気もちがう。獅子舞と獅子あやしである子どもの舞とがセットとなっている。
12団体のなかで、9ヶ所の獅子舞を見ることができた。当地域では獅子は二人立ちで、呉西に多い百足獅子はなかった。天狗が元気なのであるが、氷見の天狗とはちがって、群舞するのが独特。またクルッと前転したり、傘や太刀をもって舞ったり…呉東独特な雰囲気を醸し出す。
これだけ見ても、同じ獅子舞はない。演目、囃子、獅子頭、装束…こうした変遷が、民俗芸能のおもしろさの1つ。また遠く、八尾からの移入という宇奈月のものも独特で面白かった。民謡も工夫されていてよかった。
子どもたちも参加している雰囲気もいい。観客も途中で経ることもなく、1階席はほぼ満席。
黒部の魅力がまた増えた気がする。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます