今日は、木曽郡上松町小川地区の若宮神社の例祭に出かけた。獅子神楽が伝承されているのだが、神社境内で「獅子狂言」の奉納がある。実は、このまつりへは、学生時代に一度訪れている。本当に久しぶりの再訪だ。
今回は、ETC休日割引も終わるかも?と思いつつ、麻績I.C.から長野道で行くことにした。
7:10a.m.頃、家を出て、30分で麻績へ。そして、8:00a.m.過ぎには塩尻北I.C.に着いた。そして、ここから国道19号線へ。三才山トンネル経由の松本廻りとも変わらない感じ。料金は割引で600円だったので、松本経由より安い・笑(200円+500円)
贄川駅前で、コンビニのパンで朝食。
上松町小川地区へは9:40a.m.頃に到着。すでに神楽が家々をまわって「悪魔払い」を各戸で舞っていた。
取りあえず、神社へ行ってみよう!っと、上がっていく。
んん十年前に来ているはずだが、神社の記憶がない(笑)。小川からは木曽川をはさんだ対岸に駒ヶ岳が神々しく見えたが、これは何となく思い出した。
鳥居から上がっていく。これがかなりの坂道。結構キツイ!
ようやくたどり着いて、まつりの準備をされている方々を横目に、まず参拝。
本日の時刻等を確認すると、「獅子狂言」は午後2:00頃からだと聞き、再び下りて「悪魔払い」を見ることにした。
なつかしい。この笛と太鼓は、耳に記憶がある。太鼓が2種類あるのと、特徴的なリズムが思い起こされた。ちなみに、この「悪魔払い」は昨日も朝5:45から1日中実施されたという。
さて、地区内の曳行を追いかけながら、いつものようにビデオとデジカメを向けていた。
ところが、どうもビデオが不調。スイッチがおかしい。いろいろいじってみたが…ダメだ。
今のビデオカメラはもう5年以上使っていて、ぼちぼち新しいのがほしいと思っていたところだった。そうだ!木曽で買っちゃおうか?などというダイナミックな発想が浮かぶ。
そこで、ちょっと小川地区を離れ、電機屋さんを探す…が、んん~木曽ではどこに店があるんだ?福島まで戻るか?っと、ちょっと北上する。福島町内の様子もよく分からず、ウロウロしていると、11:30a.m.。小腹も減ったので、蕎麦の「くるまや」さんで、盛りそばを食す。待ち時間にケータイで、電機店等をググるが…まあ、今回はあきらめた(涙)
さて、再び小川地区へ戻る。12:30頃から、地区内の神社入り口から屋台が上がるので、一緒に上っていく。
神社の境内まで移動。神社手前の参道は、ほとんど山道。屋台も神輿のように担ぎ上げられる。かなりの重労働だ。
ようやく1:00p.m.過ぎに、神社へ到着。拝殿内では修祓が行われる。
境内で待っていると、近くに若連の方がおられたので、ちょっと声をかけさせていただく。
「獅子狂言」は、何種類も演目があるのだが、定期的に稽古されていて、冬には寒稽古もあるのだそうだ。「芸ざらい」や「奉納獅子」での演目は、その日の様子で決められるのだそうだ。特別な稽古はないという。
この獅子を伝承されているのは「小川里若連」という組織。お話しさせていただいた方も、本当の「若連」で、お若い方だ(笑)。伝承する若者がいるので「若連」だが、こうした人々がいないと「保存会」になってしまう!と言われた。
この言葉は重い。民俗芸能や民謡といった伝承文化は、本来保存すべきものではないのだ。「保存会」が組織されることは、悲しい「意味」が含まれる。この小川里若連に関していえば、その心配はなさそうだ。
2:00p.m.ころから奉納獅子が始まる。
まず、祈祷舞である「拾二当」。御幣と鈴をもった獅子の舞だ。
そして、いよいよ余興芸である「獅子狂言」が始まる。
たくさんの演目のレパートリーの中から、本日は「梅川忠兵衛」「忠臣蔵」三段目「葛の葉」の3演目が演じられた。
まず「梅川忠兵衛」。
近松門左衛門の『冥途の飛脚』の一場面。大坂の飛脚・亀屋忠兵衛と遊女・梅川との物語。獅子が女形である梅川を艶やかに演じる。
続いて「忠臣蔵」三段目。
「道行旅路の花聟」の場面。お軽と早野勘平との逢瀬のとき、鷺坂伴内と手勢4人が現れるが、勘平にやられてしまう。
そして「葛の葉」。この小川若宮神社で、大切に伝承されてきた演目。
安倍保名に助けられた白狐が、人間の姿となって現れ、恋仲となり結ばれる。その子、童子丸をもうけるものの、やがて保名が助けた狐であると正体が知れ、童子丸と別れなければならない。
顔は獅子なのに、わが子と別れる悲しさをよく表現している。
そしてクライマックスは、お別れに歌を残す場面。
恋しくば尋ね来て見よ 和泉なる信太の森のうらみ葛の葉
の一首を、口にくわえた筆で書くシーンが見物である。
ちなみに、この童子丸が、後の陰陽師・安倍晴明である。
3:20p.m.ころ終わった。自分はこれで帰路につく。しかし、若連の方々は神社を下りて、再び家々をまわるのだそうだ。
そして小川の通りをお練りをして行くのが夜8:00ころ。そして再び、神社へ上がり、神様をおろして祭りが終わるのが12:00p.m.をまわるという。
以前に来たときは大学生の頃。の時は、祭りの前日の晩に「芸ざらい」という、公民館での披露と翌々日の神社での舞を見学した。今年度から、新しい集会所が完成し、そちらで披露されたという。今年は4月30日だったので、訪ねられなかった。ビデオもダメだったし、また来年!という思いで、上松を後にした。
さて、帰途につく。
温泉!
上松町にいるので「桟温泉」に行こうと思う。
…が、玄関前の道路に、バスがド~ンと停まっていたので、あっさり通過。
では!気合い入れて、旧木曽福島町の「二本木の湯」まで行ってみた。ここは去年来たな~。その時は、すきすきだったが、今日は…こみこみだ。本当~に混んでいた。
せっかくなので、湯には浸かったが、さっさと出てしまった。さすがGWだけのことはある。
あきらめて、素直に木曽路を北上。塩尻市内の「国界」でチャーシューめん」食べて、再び高速で帰宅した。
久しぶりの木曽のおまつり。また訪ねたい!
今回は、ETC休日割引も終わるかも?と思いつつ、麻績I.C.から長野道で行くことにした。
7:10a.m.頃、家を出て、30分で麻績へ。そして、8:00a.m.過ぎには塩尻北I.C.に着いた。そして、ここから国道19号線へ。三才山トンネル経由の松本廻りとも変わらない感じ。料金は割引で600円だったので、松本経由より安い・笑(200円+500円)
贄川駅前で、コンビニのパンで朝食。
上松町小川地区へは9:40a.m.頃に到着。すでに神楽が家々をまわって「悪魔払い」を各戸で舞っていた。
取りあえず、神社へ行ってみよう!っと、上がっていく。
んん十年前に来ているはずだが、神社の記憶がない(笑)。小川からは木曽川をはさんだ対岸に駒ヶ岳が神々しく見えたが、これは何となく思い出した。
鳥居から上がっていく。これがかなりの坂道。結構キツイ!
ようやくたどり着いて、まつりの準備をされている方々を横目に、まず参拝。
本日の時刻等を確認すると、「獅子狂言」は午後2:00頃からだと聞き、再び下りて「悪魔払い」を見ることにした。
なつかしい。この笛と太鼓は、耳に記憶がある。太鼓が2種類あるのと、特徴的なリズムが思い起こされた。ちなみに、この「悪魔払い」は昨日も朝5:45から1日中実施されたという。
さて、地区内の曳行を追いかけながら、いつものようにビデオとデジカメを向けていた。
ところが、どうもビデオが不調。スイッチがおかしい。いろいろいじってみたが…ダメだ。
今のビデオカメラはもう5年以上使っていて、ぼちぼち新しいのがほしいと思っていたところだった。そうだ!木曽で買っちゃおうか?などというダイナミックな発想が浮かぶ。
そこで、ちょっと小川地区を離れ、電機屋さんを探す…が、んん~木曽ではどこに店があるんだ?福島まで戻るか?っと、ちょっと北上する。福島町内の様子もよく分からず、ウロウロしていると、11:30a.m.。小腹も減ったので、蕎麦の「くるまや」さんで、盛りそばを食す。待ち時間にケータイで、電機店等をググるが…まあ、今回はあきらめた(涙)
さて、再び小川地区へ戻る。12:30頃から、地区内の神社入り口から屋台が上がるので、一緒に上っていく。
神社の境内まで移動。神社手前の参道は、ほとんど山道。屋台も神輿のように担ぎ上げられる。かなりの重労働だ。
ようやく1:00p.m.過ぎに、神社へ到着。拝殿内では修祓が行われる。
境内で待っていると、近くに若連の方がおられたので、ちょっと声をかけさせていただく。
「獅子狂言」は、何種類も演目があるのだが、定期的に稽古されていて、冬には寒稽古もあるのだそうだ。「芸ざらい」や「奉納獅子」での演目は、その日の様子で決められるのだそうだ。特別な稽古はないという。
この獅子を伝承されているのは「小川里若連」という組織。お話しさせていただいた方も、本当の「若連」で、お若い方だ(笑)。伝承する若者がいるので「若連」だが、こうした人々がいないと「保存会」になってしまう!と言われた。
この言葉は重い。民俗芸能や民謡といった伝承文化は、本来保存すべきものではないのだ。「保存会」が組織されることは、悲しい「意味」が含まれる。この小川里若連に関していえば、その心配はなさそうだ。
2:00p.m.ころから奉納獅子が始まる。
まず、祈祷舞である「拾二当」。御幣と鈴をもった獅子の舞だ。
そして、いよいよ余興芸である「獅子狂言」が始まる。
たくさんの演目のレパートリーの中から、本日は「梅川忠兵衛」「忠臣蔵」三段目「葛の葉」の3演目が演じられた。
まず「梅川忠兵衛」。
近松門左衛門の『冥途の飛脚』の一場面。大坂の飛脚・亀屋忠兵衛と遊女・梅川との物語。獅子が女形である梅川を艶やかに演じる。
続いて「忠臣蔵」三段目。
「道行旅路の花聟」の場面。お軽と早野勘平との逢瀬のとき、鷺坂伴内と手勢4人が現れるが、勘平にやられてしまう。
そして「葛の葉」。この小川若宮神社で、大切に伝承されてきた演目。
安倍保名に助けられた白狐が、人間の姿となって現れ、恋仲となり結ばれる。その子、童子丸をもうけるものの、やがて保名が助けた狐であると正体が知れ、童子丸と別れなければならない。
顔は獅子なのに、わが子と別れる悲しさをよく表現している。
そしてクライマックスは、お別れに歌を残す場面。
恋しくば尋ね来て見よ 和泉なる信太の森のうらみ葛の葉
の一首を、口にくわえた筆で書くシーンが見物である。
ちなみに、この童子丸が、後の陰陽師・安倍晴明である。
3:20p.m.ころ終わった。自分はこれで帰路につく。しかし、若連の方々は神社を下りて、再び家々をまわるのだそうだ。
そして小川の通りをお練りをして行くのが夜8:00ころ。そして再び、神社へ上がり、神様をおろして祭りが終わるのが12:00p.m.をまわるという。
以前に来たときは大学生の頃。の時は、祭りの前日の晩に「芸ざらい」という、公民館での披露と翌々日の神社での舞を見学した。今年度から、新しい集会所が完成し、そちらで披露されたという。今年は4月30日だったので、訪ねられなかった。ビデオもダメだったし、また来年!という思いで、上松を後にした。
さて、帰途につく。
温泉!
上松町にいるので「桟温泉」に行こうと思う。
…が、玄関前の道路に、バスがド~ンと停まっていたので、あっさり通過。
では!気合い入れて、旧木曽福島町の「二本木の湯」まで行ってみた。ここは去年来たな~。その時は、すきすきだったが、今日は…こみこみだ。本当~に混んでいた。
せっかくなので、湯には浸かったが、さっさと出てしまった。さすがGWだけのことはある。
あきらめて、素直に木曽路を北上。塩尻市内の「国界」でチャーシューめん」食べて、再び高速で帰宅した。
久しぶりの木曽のおまつり。また訪ねたい!
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