線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

加賀井温泉

2005年02月20日 23時06分34秒 | 温泉
温泉好きには、一度は訪れないといけない?温泉加賀井温泉・一陽館へ行った。 
昨日の土曜日は屋代駅前で飲んで、例のホテルで泊まった。そして今日は日曜日ということで、これは松代まで足を伸ばそう!と、一路松代へ。

真田氏十万石の城下・松代はわたくしの好きな町。しかし、この有名な温泉は名前は知っていたものの、まだ行ったことがなかった。
市街地から少し山手に行った東条地区。国民宿舎松代荘よりももう少し奥だ。

実はここのところ、加賀井温泉を紹介するテレビを見ていたので、様子は分かっていたつもりだったが、実際行ってみると、やっぱり来てみないと分からない雰囲気がある。

料金を払うと、管理人のおじさんの、
「あんた初めてかい?」との質問に、わたくし、
「はい!テレビ見て来ました!」
とご愛敬で言うと、
「テレビ見て来るようじゃダメだ!」
などと、笑いながら一喝されてしまった!そして、ここの温泉の解説を受ける。

源泉の場所でお湯の話。「顔を近づけて」と言われ、実際そうするとモワっとした湯気に思わず咳き込んでしまった。そして湯に触り、舐めろという。するとしょっぱいような苦いような味がする。これが独特でいいのだそうだ。そしてすぐ裏には露天風呂があった。

さていよいよ中に入る。



噂通り、素朴な浴舎の中は、脱衣場と浴室が一緒になった味のある雰囲気。
浴槽に入ると、お湯は鉄分の匂いを感じる。そして茶褐色の湯は底が見えないくらい。そして浴槽の縁は炭酸カルシウムの結晶で固まっている。そしてもっとスゴイのが桶。コレまた茶褐色の結晶で固まっている。まさに天然の力を感じた一瞬。

冬に入るにはややぬるい感じもしなくはないが、わたくし好みの湯。ぬるいのでじっくり入っていると、おじいさんがふっと浴槽を出て、裸のまま外へ出て行く。
んん?トイレか?と思ったら、そうではなく、例の露天風呂へ行ったらしい。ここの露天風呂は内湯とはつながっていないので、露天風呂へはそのままの姿で行かなければならない。結構勇気がいるかも!ただ、露天風呂そのものが混浴なので、まあど~ってことないということらしい。わたくしは、今日は遠慮した(-_-;)

ちなみにここには洗い場もない。しかし、お客はどんどんやってくる。テレビに出たこともあるが、口コミで結構集まるらしい。

でも何だかまた行ってみたくなる、不思議な魅力のある温泉だ。
コメント (2)
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