線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

三味線の撥

2005年02月01日 19時57分11秒 | 音楽
昨年末に津軽三味線を新品で買いました。
その時、ベッコウ撥を一緒に買いました。

もともと津軽用のベッコウ撥は持ってました。以前、新潟は長岡の街をぶらついていた時、ふっと見つけた楽器店の前に「津軽用撥」が置いてあって、欲しそうな顔をしていたら店の方が、
「コレ30,000円。こっちの透明の部分が多い方は40,000円ね。でも兄さん、今買ってくれたらこの40,000円のを30,000円でいいよ!」
と言われて、即金!
ちょうど財布の札は30,000円ぴったりしかなくて、思わず買った記憶があります。

今回、新三味線をお世話になった楽器店さんが、いくつか撥を見せてくれて、「この中からなら半額でいいよ!」とか言われて、「ホントっすか~!」と手にしたのが、長岡で買ったものよりも高かったりして…。

しかし、その後納品の時「更にこの撥もサービスね」と、また別のベッコウ撥1ついただきました。コレについてた値札が、やっぱり長岡で買った撥の定価より少し安いくらい…。

んん…。モノの値段って何だろう?
津軽三味線はベッコウ撥で弾くことが多いのですが、ベッコウは、亀の甲羅で高級品。高いのはしょうがないですが、半額にしてくれたりサービスでいただけたり…。わたくし的にはまあよかったのですが。

そんな訳で、ウチにはベッコウ撥が3つになってしまいました。それにしても3つとも大きさが微妙に異なり、また音色も違います。
1つの撥の先は2つある訳ですが、同じ撥でも右と左で音が違う!やはり天然素材は違います。
それに何といってもプラスチック撥と違って、絃に当てたときのしなりの感触がいいです。天然素材は違います。
コメント
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