世の中に蚊ほどうるさきものはなし
ぶんぶといふて夜もねられず
江戸時代の狂歌です。寛政の改革の「文武奨励」を皮肉ったもので、「蚊ほど」を「かほど」、「ぶんぶ」を「文武」と置き換えると、作者の言いたいことが見えてきます。「文武、文武とうるさいことを言うな」ということでしょうか。
石川遼くんが来年プロ転向する可能性がでてきました。5月のマンシングウェアKSBカップ優勝で得たシード権を、高校卒業後まで凍結して欲しいという要望が認められない場合、来年プロに転向するかもしれないということです。父・勝美さんがその可能性を示唆しました。
実現すると、高校2年生の男子プロが誕生します。女子ツアーには大学生プロがいますが、高校生プロは多分初めて。勉強しながらゴルフの練習と、まさに文武両道が要求されます。彼ならできるかも知れませんが、長いゴルフ人生を考えるとあまり賛成はできません。
日本ゴルフツアー機構は、この際シード権の凍結を認めてあげたらどうでしょう。彼はこれからも男子ツアーの試合に数多く参加するでしょうから、もし優勝したらすべてのシード権をプロ転向後行使できるようにするとか。第一、主催者の方が彼に参加して欲しいと思うのではないでしょうか。
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