テレビ東京とゴルフダイジェスト・オンラインが、ゴルフの知識やマナーなどを3段階で認定する「日本ゴルファーズ検定」(Japan Golfer's Kentei、JGK)制度をスタートさせました。インターネット上で受検できるので、ウェブにアクセスすればどこからでも参加できます。検定は易しい順に3級から1級まであり、3級は無料で受検できますが、2級と1級は有料です。2級の場合、全科目を一回でクリアした最短の場合でも3,500円かかるそうです。1級の場合は同じく5,600円。
早速無料の「ゴルフマナー検定初級」を受検してみました。問題は4択形式で20問あり、制限時間は10分です。3回目に合格しましたが、受検後の感想は「問題が最適とは言えない」ということでした。1回で合格しなかったから負け惜しみを言っている訳ではありません。
例えば、「ハーフでクラブハウスへ戻る際、次のうち間違った行動はどれか?」の正解は「クラブハウスへ入る前に携帯電話の電源を切った」というもの。クラブハウスに入る前に電源を切ったということは、電源を入れたままラウンドしていたということで、これはマナー違反であるという論理のようです。でも、もしかしたらクラブハウスに入る前に電源を入れて所要を済ませ、電源を切ってから入館したかもしれませんよね。なぜ正解文章を「携帯電話の電源を入れたままラウンドした」としないのでしょうか。
他にも、「ルールブックの第1章は何についてに書かれているか?」とか「日本では多くのゴルファーが和製英語のゴルフ用語を使っているが、次のうち正しい英語はどれか?」など、マナーとは関係ないし、知らなくても全く問題ない問題もあります。実際にゴルフ場に行ったときに本当に気をつけるべきことを、もっと出題すべきではないでしょうか。
私は横浜ビギナーズという初心者のサークルを立ち上げて以来約8年間、マナーやルールを勉強中の多くの方と一緒にラウンドしてきました。その中でゴルフを始めたばかりの方に本当に理解して欲しいと思うことと、この検定初級の問題は、ちょっとかけ離れているような気がします。
ということで、2級以上は受検しないことにしました。合格しても大したメリットはない上、こんなひねった問題にお金を払ってまで挑戦する気には到底なれません。検定試験とクイズ番組を混同しないで欲しい、そう思います。
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