米国ツアーのカナダ女子オープンで、首位で出たミシェル・ウィーが通算12アンダーで競技を終え、今季初優勝を飾りました。飛距離に定評のあるウィーですが、最終日は小技が光ったようで、15番でのチップインなど13番からの連続3バーディで勝利を決めたとか。昨年11月以来の優勝で、忘れかけていた名前を思い出しましたが、彼女はまだ20歳だったのですね。
宮里藍は15位タイで競技を終えましたが、世界ランキングの1位は維持できたようです。2位はクリスティ・カーで、ライバル申ジエは4位。ちなみに今回優勝のミシェル・ウィーは、12位から7位に浮上しました。
国内女子のニトリ・レディースでは、プロ21年目、40歳の鬼沢信子が、金ナリとのプレーオフを制して、ツアー初優勝を飾りました。40歳での初優勝は史上3番目の年長記録、通算463試合での初優勝は史上最遅記録だとか。諦めずに続ければゴルフの神様も微笑んでくれるということでしょうか。彼女の今後に着目したいと思います。
ニトリ・レディースでは、2人同時に誤球失格の珍事もありました。原江里菜とウェイ・ユンジェが、17番での誤球に気づかず18番で第1打を打って、2人とも失格になったそうです。他人のボールを間違えて打ってしまう誤球は、次のホールでティーショットする前に元の場所に戻って打ち直せば、2打罰で済みます。元の場所に戻るのは、なかなか大変なこと、いっそ単なる2打罰でも良いような気がします。
最初に間違えたのは原、ウェイも何の疑問もなく2打目を打ち、3打目は二人ともチップインだったそうで、ボールの確認は共にしなかったとか。同銘柄のボールを使っていたのが、不運といえば不運でしたね。